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2009/06/30

読書の腕前?

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『読書の腕前/岡崎武志著(光文社新書)』を読んでいます。

読書の腕前っていっても、別に何を競うでも、自慢するでもなく、読書そのものの楽しみを、この方のあふれるような気持ちでもって“ずんずん”“ぐんぐん”書き進めているものです。

読書、即何かの役に立つなどと考えて読む人などは、この本の中では、“野暮”そのものです。

特に近年、本屋さんで見かける「あらすじで読む日本の名著」みたいな本を買う人の気持ちがまったくわからないと書いている部分があって、私も同感しました。

もともと、その「あらすじで・・」の本は、学生達に、「この本はこういうものだ」と試験対策的に、あるいは入門的に書かれたものらしいのですが、実際にその多くは、40代後半のオトナに読まれていたのだそうで・・・。

そんな歳にもなって、その本や、作家の話が出たときに、知ったかぶりがしたいのでしょうか、・・・情けない。

読書の良さは、この本にも書かれていますが、「他者を知る」ことでしょう。まったく同感です。
実生活では、絶対に知り得ぬ「膨大な人間のモデルを提供してくれる」とも書かれています。これも“同感”のしっ放しです。

本を読むことで、「人間に対する理解力が深まる」・・そう思います。

文学から得られる楽しみについても、読んで得られる“楽しみ”それだけで充分であると。・・・そのとおりだね。

また、「人間に与えられた色々な楽しみのなかで文学のように精神の隅々まで行き亘って、肉体はただその精神を地上に棲息させる為の道具としか思わせないものは滅多にない。」という文まで引用して、その楽しみを説いています。・・・これはちょっと極端すぎるけど。

著者は、私とほぼ同じような年代で、私と同じような体験をしながら小・中・高校生活を過ごしたようで、まるで私の子供時代、学生時代が生き写しのように書かれていました。

勉強はあまりできなくても、「本」が大好きだったこと。
マンガによって、社会の仕組みや、言葉、歴史、文学作品の基礎的な知識を得ていたのもそっくりでした。

つまり、勉強とは関係なく「本」が好きで、その世界にひたることが好きで、おかげで国語の成績だけが良かった、というのも私の小さい頃にそっくりでした。

本を読むという行為は、川に舟で漕ぎだし、川の真ん中で“イカリ”をおろし、停止した状態で川の流れをみているようなものであるというような記述もどこかにあったと思いますが、本を読んでいるときには、自分は“時”の中でひとり時間が止まり、周りの“時”が流れているような感覚というのは、わかります。

本好きにはこたえられない、これをおかずに読みながら白いご飯が三杯は食べられるという本のご紹介でした。

【Now Playing】 Aqua Fresh / Rose Unlimited ( Instrumental Music )

2009/06/29

ポメラのおかげで

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最近、ブログの更新をかなり頻繁にしています。
これは別に無理しているとか、しゃかりきになって書いているとかではないのです。

この歳になって、「人生の長さとはだいたいこのくらいだ」ということがわかってきて、ブログを書くことによって、自分の生きている様子が整理され、記されていくので、それが自分が毎日生きていくことにプラスになっているような気がし始めたからです。

それと、ポメラのおかげで、ちょっとした朝の通勤前の数分、昼休みのうちの数分、家にいてゆっくりしている間の数分で下書きができてしまうからです。

これは、ノートパソコンを持っているのとは、やはり異なる点だと思います。
まさに、メモ帳感覚で持ち歩き、場所も時間も色々な場面で得ることができるのです。

読んだ本、聞いた音楽、ふと気づいた些細なこと、うれしかったこと、頭にきたこと、参考になったこと、など、こうして書いていくことで自分のやっていることが整理されていきます。

ブログを書き始めた頃には、そういうことまで考えが及んでいませんでした。

ブログを書いていると、当初からも、今でもそうですが、「何で書いているのか」「ほかにやることないの?」「そんなに自分のこと書きたいの?」とか、まあ色々と言われるのです。

でも、自分という人間がやっていることの再確認のためにも、さらに“別の自分”を発見するという付録のためにも、必要だと、今は感じているのです。

最後に、最近電車の中で読んだ『読ませるブログ(心をつかむ文章術)/樋口裕一著(ベスト新書)』を紹介します。これは、これからブログを書こうと思っている方への“設計図”ともなるもので、とても参考になると思います。

この6月、ブログのカレンダー上は何日か書かなかった日があるように見えていますが、実は日付が変わった直後に更新したりしているので、日付は同じでも実際は毎日更新していたのです。

これも、隙間時間に、ささっとポメラで下書きができていたおかげです。

今、ブログを書いてみようと思っている方、“今”が始め頃ですよ。おすすめしちゃいます!

【Now Playing】 万葉のこころを奏で伝える / 千住明・中西進 ( NHK-FM日曜喫茶室 )

2009/06/28

“Bar”のある人生、そして宝塚スターをお酒にたとえると・・・

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『バーのある人生/枝川公一・著(中公新書)』を読みました。

バーなんて、私、生まれてから一回しか行ったことがございません。
20代のころ、美人に連れられてほとんど保護者同伴の“坊やちゃん”のようにしか見えない状態で入ったのでした・・・。

ドアを開けると、そこには今までとまったく異なる“プライベート”な空間が存在しています。
誰にも邪魔されず、しかも今の自分達にぴったりのお酒がスッとでてくるのです。いい空間です。
・・と、この本にも書かれていました。

せっかく東京に勤めることになったのですから、今後バーのひとつでも見つけたいと思い始め、この本を手に取りました。

「ダイキリ」「ギムレット」「ジンリッキー」「マンハッタン」「マーティニ」「サイドカー」など、誰もが一度は耳にしたことのあるカクテル、バーによって、バーテンダーによって異なるその味わい・・オトナの世界で今後味わってみたいものです。

で、ふと思ったのですが、私の大好きな宝塚のスターの皆さん、お酒にたとえたらどうだろうと。
個性に満ちた方々をお酒に例えると・・・。

雪組の男役・水夏希さん 長いセリフ回しのストレートプレイにも耐えうる本物の感じ・・・ウイスキーのオンザロック(氷がひとつの固まりのやつ)なんかが例えられるかも。

宙組の男役・大和悠河さん 今の季節に飲みたい、すっきりととおった、キリッとする白ワイン、見た目にも美しく透き通った感じがぴったりかも。

月組の男役・瀬奈じゅんさん 男の凛々しさも、哀しさもすべて引き受けたダンディズムを感じさせます。カクテルの王様と言われるほどの格式を持った「マーティニ」がふさわしいように思います。

星組の男役・安欄けいさん(この間退団されました) この方は、ほんとうの本物、「スコッチウイスキー」ではないでしょうか。中世から厳しい製法が伝えられているという木製の樽で熟成されたシングルカスク、これでしょう。

花組の男役・真飛聖さん 刻々と移り変わる味わいが、韓流のタムドク様からスペインのマタドールなどなど、あらゆる役を魅惑的にこなしていく真飛さんを彷彿とさせるカクテル「オーロラ(ホワイトラムとマンダリン・アンペリアル、クレーム・ド・フランボワーズをシェイクするカクテル)」が似合っていると思います。

娘役がまだですが、今回退団される宙組の陽月華さん 見た目はジュースみたいなのに、飲んでみると“ガツン”と効くカクテルにたとえられるかもしれません。「スクリュードライバー」などいかがでしょうか。

やはり退団された星組の遠野あすかさん  ロンドンで上演され、大当たりだった舞台の、そのヒロインに捧げられたカクテル「ピンクレディー」。魅力的で、美しい色彩が女性にも人気がある彼女に合うかも。

退団されたばかりの雪組白羽ゆりさん 「モスコミュール」などはどうでしょう。 ミュールとはラバのこと。後ろ足で蹴るクセがある。強いアルコール分を持った酒は「キックがある」というので、最後の舞台ゾロの“やくどころ”を彷彿とさせます。
ベースのウォッカは、農民の地酒から発展して、上流階級にも浸透した“国民酒”、人気者の彼女によく似合います。

花組の桜乃彩音さん 「グリーンホッパー」はどうでしょうか。シェイクやステアではなく、ビルドするタイプで、グラスには三種の材料の異なる比重を生かした見た目にも楽しめるカクテルです。
太王四神記、哀しみのコルドバ、愛と死のアラビアなど三者三様の役を見事にこなし、あらたな側面をいつも見せてくれる彼女らしいと思います。

というわけで、長くなりましたが、バーとカクテルと宝塚をモチーフにちょっと書いてみました(^^)

【Now Playing】 25コ目の染色体 / RADWIMPS ( J-Rock )

2009/06/27

「切り絵」と「日本の飾り」展に

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きょうは、ちょっと早起きして、妻・長女(小6)と三人で東京に出かけました。
最初に目指すは「飯田橋」。

神楽坂「切り絵かっぱ会」作品展を見ました。
妻が最近務めている職場の方のお嬢さんがこれに参加しているとのことで、見てみようということになったのです。
で、この写真が展示されていた作品の一部なんですけど、・・・すごいよなぁ。
ロケーションは、会場すぐ近くの通りです。切り絵の中に時間が閉じ込められたような、そんな作品です。


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作品は、たくさんあり、凝ったもの、美しいもの、力強いもの、などなどでしたが、割とシンプルなのに気になったのがこの作品でした。

「釣り」をしているときの、あの“しん”とした感じが出ていて、おもしろいと思いました。


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さて、飯田橋というと、私には過去ホームページ(オトナの研究室/美味しいものの話)で一度ご紹介している、“タンメンと餃子の店”「おけい」が近いではないか、ということになり三人で向かいましたよ。


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もちろん、食べたのはタンメンと餃子!
いやあうまかったねえ
(^_^)v

この“はねつき”餃子の「正面から真っ向勝負」的な基本に忠実な美味しさは格別です。
写真は、2枚(14個)たのんで来たものですが、すでに長女がフライングで1個食べてます(^^;)

妻も長女もすでに餃子だけで大満足状態!!


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で、これだ、タンメン(^_^)

これも、うまいよぉ~(*^_^*)
こちらもシンプルな、あっさり系のものなのに、しみじみと美味しいのであります。
やっぱ飯田橋に来たら、ここに来るべきだな(^^)


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てなわけで、午後には代々木で山手線に乗り換え、原宿に。
駅から明治神宮文化館に向かいました。
きょうは、今年一番の猛暑だというのに、この道は木陰がつづいて、とても涼しく快適でした。


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明治神宮文化館では、特別展「櫛(くし)・簪(かんざし)・宝飾品 日本の飾り展」が開かれていて、妻のリクエストにより、見てきました。

明治時代のものが多いのですが、その美しさとともに、粋な洒落っ気に、けっこう本気で驚きました。

簪についている飾りに、猫がいたかと思うと、その“対”に小さなネズミ付きのものがあったりして、思わずニコッとなってしまいました。

取り上げるモチーフは、まったく自由自在。当時珍しかったのか、電線までが取り上げられたり、小さな小さなお雛様が何体もついていたり、イカが付いていたり(最初は何か宇宙の物体かと思った)、七夕にちなんだものだったり・・・、興味は尽きないのです。

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最後は、原宿駅からまた帰ろうとしたのですが、せっかく長女と来たのだからと、思い切って“竹下通り”に繰り出してみました(^^;)

もうねぇ、人ばっか!(^_^;)
私のようなおじさんは浮きまくり(^^;)

なんとか歩いて、いくつかの店に寄り、長女は髪飾りとスカートを買っておりました。

たぶん、私はもう、一生来ないだろうね(-_-)

【NowPlaying】 Warm Inside / Lucky Thompson ( Jazz )

2009/06/26

滅びのモノクローム

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ブックオフにて105円で購入してきた本、『滅びのモノクローム/三浦明博・著(講談社文庫)』を読みました。

妻とクルマで色々なところに出かける度に、街道沿いのブックオフに「寄ろうか・・」となり、店によって、まったく品ぞろえの異なる楽しみを感じつつ中をのぞくのです。

さて、その105円でゲットした本ですが、「第48回江戸川乱歩賞」を受賞した作品とのこと。

とある骨董市で偶然手に入れた年代ものの“フライフィッシング用リールとスチール缶”、スチール缶の中にはさわると壊れてしまうような16ミリ・フィルムが・・・。

CM制作を手がけていた主人公が、そのフィルムに写っていた外国人がフライフィッシングをする姿を使ってCM作品を作ろうとして、背景が戦時中の日光であったことをつきとめるところから話が急転回するのです。

戦時中と現在の日光が舞台の、この話、日光には家族で何度も出かけているので、その光景が読み進むに連れ甦り、眼前にそのシーンが浮かび上がるように感じながら読みました。

戦時中の封印された犯罪が暴き出され、新たな殺人事件にまで発展するこの話、なかなか“どきどき”して面白い読み物でした。

私のようにブックオフで発見したら、おすすめですよ、買ってもいいかも。

【Now Playing】 羊は安らかに草をはみ / レオン・フライシャー ( Classic )

2009/06/25

最近の、このブログに対するアクセスについて

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最近、このブログ、アクセス件数が増加傾向にあります。


一日、100件以上がコンスタントに記録されていて、解析してみると、ほぼ全国まんべんなく、しかも同一の人が一日に何回も見て件数が上がっているわけではないというのもわかりました。

また、過去の記事もよく読まれているようですし、カテゴリーについても多岐にわたり日々安定して読まれているようです。

この4月からは、勤務先、仕事に変化があったことから、それについての記述も多いし、あまりおもしろくないかな?と思うことも多かったのですが、ちょっと意外な感じがしています。

でも、アクセス解析の結果、いろいろな地方の方に見ていただいていることがわかり、なんだかとてもうれしい気分です。

これからも、趣味的なことにはさらにディープに、そして日々の思ったことはなるべくおもしろく、ちょっと役立ちそうな情報は迅速に、本や音楽情報はリアルな感想を、と心がけていきたいと思っています。

言い遅れましたが、写真はきょうの会議後の「懇親会」があった会場から外の風景を撮ったものです。
「懇親会」はなるべく選んで・・と、先だって書いたばかりですが、今回のものは、今まで他の会議と重なって出席できなかったものなので、選んだ末に決めたものです。

ほどほどに抑制の効いた、落ち着いた飲み会で、お話もちゃんとできました。
こういう、“オトナ”の会なら良いのですが、騒いだり、趣味の悪い余興があったりするものもあり、今後も選択していきたいと思います。

ああ、あとひとがんばりでお休みですね。

【Now Playing】嗚咽 広がる思念 / 渡辺俊幸 ( Healing Music )

そろそろ自分の意志をはたらかせようと思います

相変わらず、連日のようにメールで各種連絡協議会定例会とか、総会などの出席依頼が届きます。

一人でいくつも掛け持ちしているので、それぞれに出席せねばならないのですが・・・どれもこれも「意見交換会」という名前の飲み会がくっついています。

これが“ローブロー”のように体と財布に痛手を負わせます。
どう考えても(考えなくても)家計が破綻しています。

ということで、今後は家計が維持できる程度に出席することに方針変更しました。
「すべてに出席しろ」というのが、同業他社の私と同じ新任の方に聞いた周りからの教えですが、それはもう無理だとわかりました。

この間も総会には出席して、その後の意見交換会(飲み会)は、総会終了後、退席しました。

でも、昨日、道で会った同じ連絡会の方は、私が出席していたものと思いこんで話していましたので、“結局、全然気づいていない”ということもわかりました。

今後は、財布が空にならぬ程度で飲み会に出ることにしようと決意をあらたにいたしました。

たぶん、4月からのお酒を飲んだ量は、今までの通常の生活での4年分くらいです。
体も心配なので、もういい加減にしようと・・・思い始めました。

なんか、目が覚めたような気分です。

というわけで、きょうも大都会に向かうのです。

【Now Playing】 心の小径 / ウィリアム・エルウッド ( Instrumental Music )

2009/06/23

『アテンド』する??

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本日は、表題の『アテンド』と、ウチの業界で言われている仕事を初めてやりました。

【Attend(アテンド):○○に参列する、○○の世話をする、○○に仕える、○○に同伴する】
などの意味ですが、簡単に言うと、我が社の本社から幹部が東京の予算を決めている重要な部署に部下を従えて要望にやって来て、そのさらに随行を務めます。

その東京の重要な部署(まわりくどくてすみません)の、検問のようなところは、すでに到着する前に書類提出を済ませ、IC方式のIDカードを手に入れ、正門到着と同時に首にかけてもらい、予定の十カ所程度の“えらい方”がいる個室などにお連れします。

そこには、美人?秘書などがいて、お目通りをお願いし、次から次へと要望書を幹部の方から手渡してもらいます。

20基ほどあるエレベーターの中から、最短コースで上昇するエレベーターも下調べ済み、相手方の部屋への最短通路も確認済みで(下見しつつ、事前にそのコースを実際に歩いておきました)、あっという間に要望活動は終了しました。

「○○でございます。本日○○様に○○に関しての要望書をお持ちいたしました・・・。」と、ちょっとあぶなっかしくて、呂律の回らない感じでしたが、次々と訪ね、仕事は無事終了しました。
・・・ほんとは、ずっと、ドキドキしていて、“いっぱいいっぱい”でした。ああ、終わってよかった(^_^)

怒濤の勢いで終わったあと、一同いっきにどっと疲れて、喉が渇き、冷たい飲み物でひといきつきました。

場合によっては、このあとの昼食の場所なども手配したりするのですが、そのあと別の市に出かけるということで、それまでの間ウチの事務所で休憩していただきました。

こういうのって、ちゃんとした秘書さんなどがやると、きっと手際が良いのでしょうね。
私は、短い時間でしたが、緊張のしっ放しで、午後も外に出る予定をしていたのですが、1カ所しか回れませんでした。

いつか、馴れるのかなぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

【NowPlaying】 マイ・ワイフ・ウィズ・シャンペン・ショルダーズ / マーク・アイシャム ( Instrumental Music )

2009/06/22

“婚活”話、その2

最近、ますます『婚活』という言葉を耳にいたします。
テレビや新聞、雑誌、そして私の職場やその周囲でも・・・。

で、昨晩のブログにちょこっと書きましたが、きょうは「出会い」を話題にしてみたいと思います。

人と人の出会いって、特に男女間のそれについては、自分からはたらきかけないと100%生まれないものだというのが私の今まで生きてきて、経験してきた中での実感です。

普段のまじめな自分を誰かが見ていてくれて、やがて自分を見てくれていたその“ひと”と、それとなく付き合うようになる・・・なんてことは絶対にありません。
あるわけないです、だってこのままじゃ誰も声をかけてくれないし、もちろん自分からかけることもないのですから・・・。要するにそんな都合のいいこと考えていたのでは、「出会い」は訪れないのです。夢をこわして悪いけど。

“婚活”なんて言葉が使われている昨今ですが、でも、逆にそんなことまでしなくてもいい、とも思います。

別に付き合おうとまで思っていなくても、何かのきっかけで声をかけてみたり、話してみたりすればよいのです。
その人の机上に何かの写真が飾ってあったり、デスクマットの下に何か写真や絵の入ったしおりなどが入っていたら、それについて、「○○好きなんですか?」などと聞いてみればよいのですよね。

思わぬ展開で話がはずみ、楽しい話題で盛り上がることだってあるはずです。

なのに、最初っから“がつがつ”婚活なんて考えるから、その動きが相手方に妙に映ってしまい、不自然な付き合いをして振られた挙げ句に、お金まで浪費することになるのです。

男女にかかわらず、自分から何かアクションを起こさねば人生の出会いは生まれないと思います。
えらいこというようですが、ちっともえらいことじゃなくて、今まで生きてきて、そういうことの経験しか無かったのだと言っているのです。

何か新しい出会いのきっかけになりそうなことがあったら、ちょっと顔をつっこんでみるのもいいことです。
ぜひ、そんな心がけでいてもらいたいと、周囲の優秀な独身の方に教えてあげたい・・・。
最初はただ話をしただけなのに、しょっちゅう話をしていると、やがてその人の意外な部分に気づいたりして、いつの間にか“好き”になったりすることもあるのです。

毎日、ただ職場に行って、黙々と仕事をしているだけじゃ、そのままの生活が何年も続いているのではないですか?そりゃそうだよ、自分が気になる人以外にも、楽しく話しかけるくらいでなきゃ、いい「出会い」はないもの。

以上、おじんによる、「老婆心中継」でした。

【NowPlaying】 Toddle / スタジオUSEN ( Instrumental Music )

薔薇に降る雨/Amourそれは・・・

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宝塚宙組公演「薔薇に降る雨/Amourそれは・・・」を東京宝塚劇場で見てきました。
「大和悠河(やまとゆうが)」さんと「陽月華(ひづきはな)」さんの両トップスターの同時サヨナラ公演です。
写真は劇場入って正面の階段を上がったところの看板です。

正塚晴彦先生の作・演出によるもので、先生は宝塚では異色の作品をいくつも手がけていますが、今回の「薔薇に降る雨」もシリアスな場面があったかと思うと、とってもコミカルなシーンが連続して、会場の笑いをさそうようなところもあり、最初のうちは、説明に過ぎるのではないかという急ぎ足の展開もありましたが、途中から奥行きが出て来て、後半は見どころがいくつもあり、楽しめるミュージカルでした。

大和さんの婚約者役だった「美羽あさひ」さんは、一見幸せそうなのに、なぜか胸の中に残る不安感をうまく表現していました。
彼女によって、この割と平坦なストーリーが、陰影がついた形になり、いい作品になりました。
たしか、今回で退団かと思いますが、日本青年館での「逆転裁判」の演技に続いて、非常に素晴らしいものを感じました。

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主役の二人は、もちろんいい演技でした。
大和さん、陽月さん、お二人ともどこか浮世離れした雰囲気が普段から漂っていますが、それが逆にこのミュージカルでは、変な人間くささがなくて、宝塚的にも“二人の美しさ優先”の絵的にいいシーンが連続して、二人のトップとしての姿を堪能いたしました。

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さて、ショー「Amourそれは・・・」は、宝塚の伝統的な良いものを勢揃いさせたような印象の充実したものでした。

いきなりの大階段での娘役が大和さんを囲む、色とりどりの美しいシーンから始まり、陽月さんとのからみの多い、ダンスシーン、途中ラテンチックな部分を入れ(この場面あまりにも良くて、もう一度リピートしたくなるくらいでした)、さらに蘭寿さんの手話入りの歌(蘭寿さんだからこその心情がよくわかる歌唱でした)、スペインのダンサーのような場面も文句なしの圧倒的なダンスを披露し、ラスト前のトップ二人のデュエット・ダンスにも感動いたしました。

さらに“黒燕尾”のシーンも100点!!

ラストまで、一分の隙もない満点のショーでした。

おまけに、きょうは親子観劇の際のアンケートで手に入れたチケットで、フジサンケイリビング新聞の貸し切り公演でしたので、中井美穂さんが終演後もステージに現れ、大和さんと楽しいインタビューまで聞かせてくれました。

大和さん、とても充実しているようにお見受けしました。
最後まで身体に気をつけて素晴らしい演技とショーを見せてほしいと思います。

あと、きょうは本来長女とこの昨年の親子観劇後のアンケートから得た公演を見る予定だったのですが、学校の行事で来られず、三人とも宝塚好きの現在の職場の女性のうち一人と見に来ることにしました。
残りの二人はまた今度順番にね(^_^)v

何度も何度も私が前職場の若い男性に、私の職場に来てもらえる機会をことあるごとにわざと作って、こちらの若い女性に会えるような機会を作っているのに、それに反応してくれないので、もう私から誘ってしまいましたよ!
・・・その若い男性、連絡待つ(^^)/

【NowPlaying】 おだやかな午後 / スタジオUSEN ( USEN放送 )

2009/06/20

阿部蒲鉾店のチーズボール

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写真は現在の私の職場と同じフロアにある仙台市の事務所の方から休日に里帰りしたさいのおみやげでいただいた「チーズボール(チーズ入りかまぼこ)」です。

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「チーズ入りかまぼこ」って、“チーかま”じゃん!
と、侮ることなかれ!

中をごらんください、まったりとしたクリームチーズがたっぷりと入っていて、おいしいのです。

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阿部蒲鉾店には、全国蒲鉾技能検定において、難関といわれる、一級、二級かまぼこ技能士が20人以上いるんだそうです。

「後追いしない、まねはしない」という“心意気”が同封のリーフレットに書かれていました。
仙台にはまだ行ったことがないのですが、ぜひ蒲鉾も食べに行きたいと思っているのです。

実は“蒲鉾”だけでなくて、仙台市の方々と仕事でお会いして、私はとてもいい雰囲気を感じていたのです。
事務所に初任の挨拶に行ったときにも、あたたかいものがつたわってきて、それはほんとうに“体感”でした。

その後も仙台市の方とは、研修その他の場所でそれぞれ同じ事務所の別々の方とご一緒したのですが、どの方もとても“あたたかい”心を感じるのです。

これは、何か意識してやっているのではなくて、元々持っていられるものだと思います。

仙台の“あたたかい”雰囲気と“かまぼこ”、お似合いです。
楽しい気分でおいしいものを食べると、さらに幸せが増します。

ごちそうさまでした、仙台市さん!

【Now Playing】 Secret Agent / Tony Allen ( World Music )

2009/06/19

居眠り中に思いついたこと・・その2

朝から電車の中で居眠りをしていて、またつまらないことを思いつきました。

読んでいて、つまらなかったら読み跳ばしてくださいね。

何度か電車内での、マナーの悪い人について書きましたが、その人たちがきょうもいるのかと思うと通勤だけでストレスを感じます。

で、逆発想というのはどうかと夢の中で思いついたのです(夢の中でまでそんなこと考えているのかという突っ込みは承知の上でございます)。

つまり、「女性専用車両」というのが現在はありますが、「マナー違反の人専用車両」を設けるのです。

足を組んで座りたい人、大股を広げて座りたい人、7人掛けの席でも5人で座りたい人、音楽プレイヤーを音もれし放題で聞きたい人、車内で抱き合いたいカップル、座席で化粧をしたい人、新聞広げ放題で隣の人の目の前にまで広げて読みたい人、足を通路の真ん中まで投げ出して寝そべるように座りたい人、どんなに混んでいても、なんとかゲームをしようとする人、などなど・・・やりたい放題の「マナーの悪い人大集合」車両を用意するのです。

それを承知の上で乗るのですから、あとは勝手にしてもらって、思う存分やってもらいたいものです。

となると、ふつうの車両にそれらの人が乗ってくると、「あっちのルール無用車両で好きなだけやってくれ」となり、まともな人は安心して心を平静に、平和に電車に乗ることができます。

ルール違反車両に乗った人は、今まで自分がどんなひどいことをしていたのか、他人が我慢していてくれたかが、わかるかもしれません。
・・・いや、そんなことがわかるくらいなら、あんなマナー違反はしないか・・・。
結局、お互いに「お前のマナーはどうなんだ?」なんて、悪いヤツ同士で正義感振り回して言い合いするのかもしれません。

そういうことで、ぜひとも実現してもらいたい「マナー違反車両」の夢のお話でした。


【NowPlaying】 Something In Common / Ray Brown ( Jazz )

2009/06/18

結局、何言ってんだかわからない!

え~と、きょうは木曜日、そろそろ息切れ状態に入りつつあります。
相変わらず週のこのあたりでエネルギーが切れてくるようです。

千葉、東京は今週はとても涼しい日が続いています。
きょう朝の天気予報では、最高気温が22度でした。
で、朝の職場に入る直前にコーヒー屋さんで朝食を摂りながらこれを書いているわけです。

昨日は全国的に大きな会議があり、来年はうちが幹事となるので、私も混ぜてもらい、様子を見ていたのですが、内容が専門的で難しいということもあったのですが、難しい言葉使いが必ず語尾についていて、“結局何が言いたかったのか”わからないのです。

昔、竹下さんていう、“こ難しい”言葉を並べて滑舌よく説明するのに何を言っているのか、ちいともわからなかった総理大臣がいましたが、ほとんどそんな感じ。

何か難しい漢字を駆使して説明しているのですが、それがわかんないんだよね。
もっと平易な言葉で簡潔に言った方が全員にわかると思うんだけど、ほとんど官僚的な言い回しで、公務員っていうのは、ほんとそういうのが好きなのでしょうね。
なんだか、自分だけわかっているような感じ・・・。

今回、会議に出て、それは全国的な現象であるのだと感じたのです。
多くの市が、方言やなまりの違いはあるにせよ、結局言いたいことは、“もごもご”と難しい言葉を羅列してさっぱりわからないのです。


各省庁から取ってくる情報・資料などに目を通しても、同じようなことを感じます。

国の文書ってその多くが

例) ○○技術における○○業務の実証事業における「○○技術における○○業務の実証事業説明フェア」の開催について(お知らせ)
   ↓
これを見て、「何度も繰り返すんじゃない!」と普通は思わないですかね。
いつも思うんですけど、とにかく全部説明しようとするのが国の人の書き方です。
「あとで、つけいるスキを与えないよ」ってことなのかもしれまん。でも、寂しいね。

漏らさず全部書いてあれば、読まなかったヤツの責任だ・・みたいな考え方なのか。

「わかりやすく書くのが一番」と私は思います。
何言ってんだかわかんない難しそうな表現よりも、わかりやすい言葉で丁寧に書くのが理想だと思います。
覚えたばかりの難しい単語は使うと逆効果だと思いますけど・・・いかがでしょうか?

【NowPlaying】 Yesterdays / Mal Waldron ( Jazz/Piano )


2009/06/17

久しぶりに仕事抜きで

きょうは、ポメラも使わず、今、“ベタ”でこのブログ文書を打っています。

久しぶりに“いい感じ”です。リアルタイム掲載。

きょうは、完全仕事抜きで“本社”から会議で東京まで来た方たちと、なにか美味しいものを肴に飲もうということになり、虎ノ門の「砂場」へ。

砂場は、「蕎麦」では、老舗のとっても美味しい肴と、美味しい酒と、蕎麦が味わえる、とっておきのお店です。

きょうもうまかったぁ(^_^)
焼き鳥も、しらすのお好み焼きも、揚げ出しの蕎麦がき、玉子焼き、みそ・・・ああ、なんもかんも美味しかったです。

お酒も、焼酎から日本酒までどいつもこいつもうまいのばっか!・・・(^_^)v
締めの蕎麦は最高にうまかった。
・・・ほめてばっかり(^o^)

☆くわしくしは、私のホームページ「オトナの研究室/美味しいものの話」をごらんください。
そちらでは、「砂場」の各メニューの写真等も掲載しております。
このブログ左上の『Home Page』となっているところの「オトナの研究室」を今すぐクリック!!

お客様お二人を、こちらの事務所三人でお連れして、業務終了後の楽しいひとときを過ごしました。
いやぁ、仕事がからんでいないとお酒も“うまいっ”。


【NowPlaying】 Love For Sale / Chet Baker ( Jazz )

2009/06/16

渋滞の先頭は・・・?!

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『「渋滞」の先頭は何をしているのか?/西成活裕著(宝島新書)』を読んでいます。

まだ途中なのですが、「高速渋滞の解消方法は→ある!」というのです。

簡単にいうと、高速道路では前の車との車間距離を40メートル以上、常にあけておくような運転を心がけれは、かなりの渋滞は解消するとのこと。

あとは、先に行こう、先に行こうとして追い越し車線への車線変更を突然行ったりしないこと、前の車に追いついてしまわないこと(追いついて、ブレーキを踏むと、それが渋滞発生の原因となるとのこと)、つまりあせらず、常に前車との距離を40メートル以上とって、流していればいいというのです。

ま、ほとんどの人が先を急ごうと、常に前の車列目指して飛ばしてしまい、車間距離をどんどん詰めようとしてしまうので、結局渋滞を生むのですね。

車線が減少するとか、事故があったとか、上り坂があるとか、などの何らかの原因があるボトルネック渋滞と異なり、自然渋滞というのは一定の時間内に一定の台数の車が通っていれば渋滞は起こらないのですが、ある台数を1台でも越えたときに渋滞が起こるとされているようです。

ただ、その数値は首都高では異なるのだそうです。
首都高の方が台数の許容範囲が広い・・要するに通常の値よりも多い車が流れることができるとのこと。

それはなぜかというと、あの狭くカーブの連続の首都高、ドライバーの精神的な集中力とドライビングテクニックによって、ぎりぎりのバランスを保っていて、本来なら渋滞する車の流入量でも流れているらしく(メタ安定状態と言うらしい)、ただし、ほんのちょっとした車線変更時のブレーキングや、そんなことでダムが崩壊するようにあっと言う間に大渋滞に変化してしまうのだそうです。

まさに、首都高はドライバーの集中力によって流れているようです。
私も首都高を運転するときは、“大緊張”状態でいつも運転します。滅多に行かないけど。

ちょっとでも油断すると大変なことになりそうで気が気ではありません。
そういうものによって成立しているのですね。
人間というものはすごいものです。

まだ、半分くらいしか読み終わっていませんが、このあとレジの渋滞や、大きなコンサート会場などの渋滞にもふれるようで、ますます興味深い本です。

【NowPlaying】 Minor Mishap / Tommy Flanagan ( Jazz )

2009/06/15

男の「精神的不健康」の“原因”

ラジオを聞いていたら北山修さん(解説はしませんが、ちょっとググってみてください、私の世代には懐かしい曲とともにある思い出がよみがえり、若い世代には精神科医で著書もたくさんある方という認識かも)が出ていて、その中での発言に私の気になる部分がありました。

男は、芝居、劇場、などのエンターテイメントを楽しむ場であまり見かけない、それは男の精神的な不健康の原因になっているのではないかというものでした。

たしかに、音楽や芝居などを楽しもうという男は少ないですねぇ・・・。
そもそもじっとしてそういうものを観ていること自体ができないんですよね。
若い男も、オヤジも。

電車の中でまでゲームを全力でやっているヤツとか、ただ新聞ばかり読んでいて、バサバサと新聞紙を広げ、混んでいる状況も把握せず、周りの人の目の前にまで大きく広げつつ、現実のことばかり即物的に頭に入れようとして周囲の迷惑にも気づかないオヤジ、とにかくワサワサと忙しそうにしていて落ち着きがなく感じます。

こんな人たちが2時間から3時間、ゆっくりと劇場やコンサートホールで芝居、音楽を鑑賞するとは思えません。
しかも、劇場に行くってことは、その入る前の時間やロビーでのひととき、鑑賞後のゆったりとした余韻まで楽しめなくてはならないのです。
できるかなぁ?できないだろうなぁ・・・ってこんな芸人いましたね、ってそれも知らねぇだろうなあ。

で、精神的不健康の話になるのですが、そういう心を遊ばせる余裕の空間(実際の劇場などの意味もあるし、心の中の空間という意味もあります)が無い人が、やはり精神的に病んでしまう可能性が高いという説は、ある意味当たっているのかもしれません。

現実の、特にビジネスの世界、あるいは職場という世界、また、家族との現実だけの世界にいる人にとっては心の逃げ場が無くなってしまって追い込まれていくということがあるのかもしれないと思ったのです。

こういうこと、あまり真剣に話題になったりしていませんが、ある意味“大事”なことじゃないかと思いました。
精神的にも人間的にも豊かになり、それが精神的健康に良い影響があるのなら、男が劇場に何十人も何百人もいる状況は歓迎することではないかと思いました。


【NowPlaying】 仕事の悩み相談 / 神垣あゆみ ( USEN放送・ビジネスステーション )

2009/06/14

お買い物中毒な私! / Confessions Of A Shopaholic

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え~と、現在“我が社?”の新しい“社長”が決まったと、色々情報が流れているのですが、それについては妙なトラックバック等をさけるためと、誰がトップに立っても私の姿勢は何ら変わることがないので特に書くこともありませんので、ふれることはいたしません。
いつも通りのブログでいきます。

では、前回に続きまして、また映画のお話。
「お買い物中毒な私! / Confessions Of A Shopaholic 」も既に見ていたので、それについてもちょっとふれてみます。

ベストセラー小説「レベッカのお買い物日記」を映画化。お買い物中毒で、夢はファッション・ジャーナリストという、明るくも、借金返済をとっさの“でまかせ”で切り抜けるコミカルなキャラの女性レベッカ・ブルームウッド(アイラ・フィッシャー)が主人公のロマンチック・コメディーです。

まずは“着せかえ人形”的に次から次へと着替えて行くファッションに女性は大注目でしょう!
その日、客席は私以外全員若い女子です。
ファッションに大注目だったのは予想どおりです。
衣装が替わる度に、何かえもいわれぬ、ため息のようなものを感じました。

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勤めていた会社がなくなり、ただでさえカード使いまくりの返済不可能状態なのにたいへんな状況下、マネー業界誌の面接を受け、落ちたと思ったことから憎まれ口の手紙を送り、それが何故か災い転じてラッキーな採用につながり、あとはコメディ・タッチとロマンティックな展開が急展開で進み、娯楽作品として楽しめました。

主役の“役作り”も、そしてたぶんご本人自身が持っている本来的な“にじみ出てくるような人間性”も手伝って、なぜか、ちょっと悪い人なのに共感してしまうのです。
全編カラフルでコミカルな映像(CGでウインドウの中のマネキンが「これを買わなきゃ」と話しかけたりする面白くも素晴らしい映像有り)で、スピーディーに進行し、「そんなことあるわけないだろ」的な場面満載にもかかわらず、楽しめました。

ほんとに愉快なひとときを楽しみたいのなら、おすすめの娯楽作品です。
それにしても、男は、こういう映画を見ようという気にもならないのでしょうか?「プラダを着た悪魔」を見たときにも思いましたが、男性観客皆無状態。
私は、破壊や暴力ばかりがメインの映画なんて最近「お呼びじゃない」気分です。

【Now Playing】 夜はプチプチ携帯短歌 / だいたひかる他 ( NHK-AMラジオ )

2009/06/13

ずっと伝えられなかった言葉を

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現在上映中の『60歳のラブレター』という邦画を見てきました。
メガネが壊れたので新調しようと眼鏡屋さんに行った帰りに映画館が近かったので、ふと気が向いたのです。

☆ネタばれがあるので、これから映画を見る人はここでやめといてね。☆

物語は、中村雅俊さん扮する大企業でのし上がり、重役を務めて退職を迎えた男性(若い愛人がいて、過去30年妻には何の気遣いもせず、苦労ばかりかけてきた男)、とそれに30年間耐えて平凡な専業主婦として生きてきた原田美枝子さん扮するその妻が中心となって進行します。

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そのほかには、元グループサウンズ(イッセー尾形)とそのおっかけ(綾戸智恵)の魚屋さん夫婦。
この夫婦のエピソードも泣かせました。
自分の糖尿病の診察に行って、妻の大きな病気が逆に見つかって大手術(そのシーンでは私自身の手術のときとあまりにも似たシーンと看護士さんのセリフだけで泣いてしまいましたが)となり、術後のベッド脇で昔取ったきねづかのギターを弾き、ビートルズの「ミッシェル」を歌うイッセー尾形さんの心をゆすぶる歌に涙が止まりませんでした。


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さらにちょっと社会的には浮かばれない医師(井上順)と、翻訳作家(戸田恵子)、さらに医師の亡くなった奥さんとの間の娘も含めた素敵で不器用な恋愛にもまた落涙。
長女の書いた手紙を井上順さんが戸田さんに届け、その英語で書かれた「宿題」の翻訳を戸田さんがすると・・・あとは映画で見て泣いてください。


さて、最初の中村さんと原田さんの夫婦のエピソードはちょっと出来過ぎで、もし中村さんがキャスティングされていなかったらストーリー展開的にはうまくいかなかったでしょう。中村さんのキャラクターがあってこそのもので、結局はいい話になっていましたが。

ただ、中村さんの退職を待って離婚した原田さんが、その後戸田さんの元で働き、生き生きとした美しい女性に変身していく部分は良く描かれていました。

問題は、昇進のために上司の娘と好きでもないのに結婚して、一度も手料理に「おいしい」と言ったこともなく、愛人までつくって、“それが男”だ的な考え方、仕事が男の全てを物語るみたいな男が、30年前の新婚旅行先で内緒で書いた奥さんからの手紙を見たことで、そうそう変わるとは思えないということです。

そういう男は一生治らない“不治の病”であることは以前にもこのブログで書きました。

映画の中で、退職後に以前取引をしていた会社と取引をしようとして、さんざん一緒に仕事をしてきた会社の相手から「勘違いをされていませんか、当方はあなたと仕事をしたのではなくて、○○会社という企業と仕事をしてきたのですよ」と言われてへこみます。こんな人多そうです。

これは退職後の町内のつきあいに“会社の肩書き”を持ち込んでくるパターンと同じようなものです。

それに、別れた奥さんの第二の人生での恋愛対象の男性のことを「あいつはろくなヤツじゃないからやめておけ」と言うと、元奥さんから「ろくでもないヤツっていうのは、30年も妻をほっておいて、愛人までつくって平気な男だ」と言われたシーンがありました。
はっきり言って、私は胸がすっとしました。
そんな男はほんとうに多い。私の見てきた上司の人たち、周りの人たちにもたくさんいました。そして現在もいますよぉ・・・。

で、話を元に戻して、映画が、涙のラストシーンを終えて、エンドロールになると、本日ほとんどが老夫婦の客席の“男ども”が余韻にひたっている奥さんをさておいて、どんどん席を立ってスタスタと出口に向かうのでした。
今の今まで見ていた映画が何の教訓にもなっていないのですね。
このあと、また奥さんとケンカになるか、冷戦状態になるのでしょう。・・・お気の毒・・っていうか、自業自得!
ああ、愚かな男は一生“変わらず”“わからず”・・ということなのです。

【NowPlaying】 A Day In The Life / The Beatles ( Rock )

2009/06/12

そこに座ればあなたは・・・

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今、読んでいる本は、新書版で「できる人の書斎術/西山昭彦・中塚千恵共著(新潮新書)」です。

“できる”っていうのが、いまどきこんなタイトル使うか?って感じがいたしますが、中身は面白いのです。

で、“できない”私が恥ずかしそうにレジに持って行って買ってきたわけです。(^^;)

内容はというと、最初の部分では、それこそ有名な方達の書斎を訪ねて、その紹介とご本人の書斎の使い方や考え方がリポートされていて、興味深く、しかも参考になることが多々ありました。

○どんなに忙しくても一時間半から二時間は必ず机に向かう。(寺島実郎氏)

○書斎を持つなら早ければ早いほどいい。自分のライフデザインを設計する場所だから。(新井満氏)

○一日中仕事するわけではないが、少なくとも24時間問題意識を持ち続けろということ。(高橋進氏)

○やりたいことをやろうとするとき、自由に使える自分の場所は絶対必要です。その象徴的なものが書斎だと思う。(八塩圭子氏)

などなど。

確実にひとつ言えることは、「ひとりになる時間、場所は家の中に必要だ」ということでしょうか。

さらに、後半では一般の方の書斎を訪ねていて、これも立派なものから、押入れを改造して子供と共同で使っているものまで多彩な書斎が紹介されています。
ここでも、やはり日常のリビングなどの空間と、仕事や好きなことをする別空間(スペース)が必要ではないか、と感じさせることが書いてありました。

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私も幸いにして、そのような空間がありますが、今はほぼ長男と二人で使っています。(写真)
長男は部屋を持っているのですが、パソコン、本、机、テーブルが用意されているこの部屋に来て、勉強をしたり、ゲームをしたりお茶を飲んでくつろいでいることが多いのです。
これも、好きなことをする空間にしていると考えられると思います。ネコもこの部屋でくつろいでいることが多いです。(実際、この写真でも本棚の上でウチのネコ、“サンド”が寝てます)

私の兄がこの部屋を訪れたときには、「なんだこの部屋は何かの基地か?」と驚いていましたが、年を重ねるうちにパソコン、本、CD等で部屋中が埋まり、まさに“基地化”しています。でも、これがいいんだよねぇ・・・。


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部屋が整然としていないと気がすまない人がよくいますが、私はその逆で、ごちゃごちゃと本やその他雑貨、オーディオなどの機械類などが混然としているのがいいのです。
特に本に囲まれていると何故か至福の時を感じることができます。けっこう本に囲まれているとうれしい人っているるんじゃないですかね。
だから古本屋や(ブックオフでも)、図書館などに行くと興奮して頭に血が昇ったようになってしまいます。

新しい本でも、古い本でも、本のにおいが好きです。

ということで、部屋は物に占領されて狭くなるばかりですが、それはそれなりに幸せな気分です。
書斎って、そうして自分の時間を過ごすためにあるのでしょうね。

ただ・・・そろそろあふれてきた本をブックオフに処分に持って行かなくては・・・。

【NowPlaying】 Georgia On My Mind / Eddie Higgins Trio ( Jazz )


2009/06/11

遠距離通勤で“むずかしい”一週間のペースづくり

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最近、やっと一日のペースが作られてきたように思います。
だいたい何時に寝て、何時に起きて、何時に家を出て、何時のバス・電車を乗り継いで、職場に何時に着いて、仕事のペースも。

それも、ここのところ懇親会、意見交換会という名の飲み会が小休止しているからですが・・・。

また来週から飲み会付きの定例会、総会などというものが予定されています。
そこでペースを作れるかが課題となります。
そろそろそういうものを乗り越えてのペースを作らねばと思います。

あとは、一週間のペースです。
さきほど一日のペースが作られつつあると書きましたが、実はそれがうまく“乗って”いても、木曜日あたりで息切れするのです。

木曜日の朝(ようするに今日)には、もう起床した段階で“ヘトヘト”なんです。
これも克服しなければならないことです。

実はこうして書いていることによって、自分の今の状態を確かめているのです。
頭の中で言い聞かせているだけでは反省にならないのですね。
これも、朝食をとっているカフェで、ポメラを使って書いているのです。ここでインターバルを取るのも一日のペースづくりに欠かせないものになってきました。

きょう一日どうして仕事を進めるか、ここで気持ちを落ち着けて考えるのです。
いきなり職場に行くのとは、やはり、かなり違うのではないでしょうか。

さて、そろそろ職場に向かいます。
「行ってきます!」といっても、この文がブログに載るのはたぶん夜の11時過ぎかと思いますけどね!

【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / アンカー:松本一路 ( NHK-AM Radio )

2009/06/10

たまたま“いい”と思ったポメラの使い道

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今回、これから買おうと思っている人のために、せっかくですからポメラの裏側の写真を。

写真左上部が「単4電池 2本」を入れる部分です。
入れる口の下には、そのフタのロックもついています。ちょっと安心。
左側真ん中あたりにある四角い部分は、この写真でいくと、さらに左側に伸びて、出て来たキーボード部を支えるものになります。
これがけっこう安定感を増すことに役立っていますので、けっこう色々テストしたあとがうかがえるのです。


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これも裏側の写真で、実際にキーボードを引っ張り出した状態の時です。
さきほど書いたように、羽根のようにのびた四角いプラスチック部が左側に伸びてキーボードを支えます。
右側は、伸びたキーボードの下に支える突起があって打鍵時にキーボードを安定させてくれます。

ボディ下部にある小さなポッチのような足の部分にも滑り止めのゴムがついていて、デスクやテーブルに置いたときにもグッとグリップが効いたようになってまったく滑りません。
これもテストが良くされているように思いました。

長くなりましたが、本日の本題。

ポメラについては、何度かその使い道について書いてきましたが、もうひとつ意外にいいと思ったことを・・・。

昨日はちょっと残業をして書類作成をしていたのですが、パソコンで書類を作りつつ、この書類に入れている表にこんな項目を入れてみたら、とか、こんな文言を最後に付け加えたら効果的かもということを、傍らにおいたポメラに自然と入力していたのです。

そんなこと、パソコンのメモ帳を開いて同時に書けばいいじゃないの・・と言われそうですが、実際にはそばにポメラがあって入力していると、不思議と本作業とメモを取っている所作が区別されて、気持ちのなかもすっきりと整理されつつ仕事が進むのです。
つまらないことかもしれないですけど、“意外といい”のです。

ポメラちっちゃいし、机の上で邪魔にならないし、けっこういいですよ。“プチおすすめ”使用法です。

【NowPlaying】 Sparks Will Fly / The Rolling Stones ( Rock )

見ともない

きょうは帰りも遅かったので、ちょっとだけ書いてみます。
内容イマイチかもしれませんが、ご容赦を。

「みっともない」というのは、「見ともない(見とうもない)」が変化したものだというのを聞いたことがあります。

“見ともない”ことが毎日通勤時にあります。

7人座れる横並びの電車座席には、必ず自分ひとりで1.5~2人分の場所を取り、足をガバッと広げているオヤジ、または若いあんちゃんが必ずいます。
もう、見たくないです。目をつぶっています。
いろんなところでアナウンスされたり、ポスターがあったりするんだけど、見ちゃいないんでしょうネ。・・・まさにその人たちに取って“見ともない”ことなのかもしれません。
混んでいるのだから、一人でも多く座れるように、なんて考え・・・ないんだろうね。

座ったはいいが、今度は混んでいるのに脚を組んだり、隣の人のズボンに靴の裏があたってもお構いなしです。

さらに、脚をまっすぐに伸ばして、通路の真ん中以上まで“ビーン”と脚を伸ばしているヤツ。

優先席に座って寝たふりしてるヤツ・・・。

携帯いじって何がおもしろいのかしらんけど、乗った途端にいじり始め、コキコキとメールを打っている、または何かゲームをやっている、またはテレビを見ている姿は、ほんとに“みっともない”。
携帯を使っているときの人間というものは、誰がやっても“みっともない”ものです。
人がやっているのを見て、何も感じないんだろうな、と思います。

さらに、最近多いのが、ゲームをPSPなどでやっているヤツ。
もう、ウチに帰ってやれ!と言いたい。わざわざ、いい大人が通勤途中でゲームを死にものぐるいでやったり、漫画をどんなに混んでいても、自分の前に無理矢理スペースを作り(迷惑・・)、夢中になって読んでいるヤツ。

これから会社行こうってヤツが、全力を傾けて血眼になってゲームなんかやってんじゃない!それに、漫画をあんなに真剣に読んでいて、職場に着いたあとに、書類などをきちんと見られるのか、とも言いたい。

きょうはこれだけね・・・。
疲れたから寝ることにいたします。明日はちゃんと書け・・るかな。

【NowPlaying】 夜のニュース / NHK ( NHK-AMラジオ )

2009/06/08

「読書」だけではもったいない

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 今読んでいる本は、『まず「書いてみる」生活』鷲田小彌太著/詳伝社新書」です。これは、定年になったら本を書いてみては、ということがテーマになっています。もちろん書くための技術論も語られているものです。

 「定年になったら『本』を書きたい」、と思っている人はけっこういるようなんですよね。

 私はブログをこうして日々書いて5年も経過したのですが、「どうして書いてるの」「自己顕示欲が強すぎるんじゃねえの」「なんか意味あるの」「ほんとにヒマなんだねえ」などなどが、大方のいただくご意見です。
 私の結論としては、「ひとのこと、余計なお世話だ」・・・が回答です(^_^)。

 もうひとつ言わせていただくと、「自分というものの確認をしている」ということです・・・(ちょっと真面目)・・・。

 著者、鷲田さんの言うことには、「あなたは自分では貴重な人生を生きた、と思っているでしょう。しかし思っているだけでは貴重な人生は現れないのです。あなたが貴重だと思っているものは、あなた自身が書いてみることでしか現れないのです。」とのこと・・・。

 まさに、私が今ブログで行っていることなのかもしれません。
 書くことによって、自分自身が現れ、自分で確認することになっているように思うのです。
 それは、今、実感しているところなのです。

 さらに、鷲田さん、「特にあなた自身の人生を書く必要はありません。全く無関係な人や物、国や文化を書いてもかまわないのです。」とも書いています。

 私も含め、ブログを書いている人には様々な種類のタイプに分かれるものを書いていますが、上記のように無関係な人や物について書くということは、自分の持てる知識や考え方を動員して書くもので、けっこうそういう場合は個性が出てくるように思います。

 鷲田さんは、「ところが書かれたものの中に『あなた』が現れるのです。不思議なことでしょうか?そんなことはありません。」と続けています。
 私も、自ら書いたものの中に『わたし』が現れているように思うことが多々あります。
 ブログを書くってことは、そんな意味でけっこう、自分にとって、良いことになるんじゃないかと、思いを新たにしました。

 この本では、定年後にそういう風にして『本』を書いてはどうか、とすすめているのですが、読んでいて、今からブログで訓練していくっていうのもいいですよ!とオススメしたくなりました。
 本の中にも書かれているのですが、短い文章を書くことで訓練になり、逆に短い文章で言いたいことがまとめられなければ、本は書けない、とも書かれていました。
 長編も、元々は短編の集合なのです・・というわけです。

 定年後に「本」を書くことを目標にするのも良いし、今からブログで鍛えていくのも良い方法だとも思いました。
 「読むこと」が好きな人は、ぜひ「書くこと」に挑戦してみてはいかがでしょう?!鷲田さんも同様のオススメをしています。

 本日は、「書いてみる」生活を推奨する本のご紹介でした。

【NowPlaying】 ビジネスセミナー / DJ:わぐりゆみこ ( USEN放送 )


2009/06/07

ブックオフで発見!レア写真&DVD

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 写真は、先週の休日にブックオフで見つけた『ウルトラマン1966』という箱入りの本&DVDです。

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 実はこの本、初代ウルトラマンの貴重なスチル写真、メイキング、イベント写真、新聞記事、グッズなどの写真が収められている上に、当時8ミリフィルムで一般に販売されていたという、まさに超レア映像がDVDに解説入りで収録されているのです。
 というようなことがその箱の“腰巻き”に書かれていたので思わず立ち止まってしまったのです。


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 で、値段も2,000円と安目の設定。迷いましたが、買ってしまいました。

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 写真は当時の撮影風景、それに山本リンダと恵とも子(CMなどによく出ていた娘、覚えている人いるかも)が、怪獣とデートしている写真など、カラー写真も含め貴重なものばかりです。


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 当時は、放送自体はカラーだったのですが、実際にはそれをカラー受像器で見ることのできた家はまれだったものと思われます。
 しかし、当時は色々な本や、グッズ(文具類等)が豊富で、ウルトラマンという番組の“色”については、けっこうあの頃のちびっ子には印象がはっきり残っているかもしれません。

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 さらにDVDに収められている当時の8ミリ版ウルトラマンは、撮影時に数台のカメラで撮られていたものでテレビ放映とは別アングルの貴重な画像です。こういうものが売られていたのですね。
 当時のスタッフの方も初めて見るというレア映像です。パソコンで本日初めて再生してみました。


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 8ミリフィルムは、当時白黒版とカラー版が売られていたとのことですが、映写機を持っていること自体が珍しい時代ですので、この映像は見ているだけで当時小学生だった私は大興奮でした。

 この写真は“えり巻き怪獣「ジラース」”。東宝のゴジラのぬいぐるみを借りてきて“えり”を付け、スケジュールの空いていた、ゴジラ役(中に入る人)を当時やっていた方にも来てもらって中に入って演技をしてもらったのだそうです。

 どうりで、小さい頃ゴジラとよく似ていると思ったものでした。

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 画像を見、解説を聞いていると、当時のスタッフの“情熱”が「ひしひし」と伝わってきます。
 怪獣が壊したビルの“ガレキ”までこだわっているため、その状態がリアルで、怪獣の大きさがよりいっそうひき立っていたり、背景の木々などの作り込み、怪獣のつくりなど、どれをとって見ても興味深く、ただの子供番組ではなかったのだと、いまさらながら再確認しました。

 ブックオフも行ってみるものです。
 こんなレアで、私の子供時代を思い起こさせてくれる懐かしいものがあるのですから。
 これを売った人は、どういう事情で売ったのかわかりませんが、“もったいない”ことをしたものです。

 本日は初代ウルトラマン関連の“掘り出し物”のご紹介でした。


【NowPlaying】 10時のニュース / NHKニュース ( NHK/AM )

2009/06/06

通勤電車、朝の居眠り中に考えたこと・・

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これから書くことは、朝の通勤電車で居眠りしながら“ぼぉっ”と思ったことです。だから深く突っ込んだりしないで、大目にみてくださいね。

では、その“ぼぉっ”を、ちょっと再現的に書いてみます。

毎日電車に揺られて通勤し(混んでるし、マナー悪い人いるしツラい)、仕事を一日して(ストレスがすごい)、次から次へと襲ってくる困難を乗り越え、さらに懇親会という名前の変な飲み会をまたストレスを一身に感じつつ終えて帰宅すると、身体はしびれたような疲れを感じ、布団に入ると“泥”のように眠る毎日です。
もちろん、翌朝も疲れは取れず、朝の通勤はもうろうとしています。

で、ふと思ったんですけど、世の中は男女とも夫婦ともが安心して働ける(おもに会社勤めなど)社会にならねばいけない、などという趨勢になっています。

けれど、仕事前の通勤などで体力を消耗し、仕事でつらい思いをし、人間関係で苦痛を感じるなど、こんなつらいこと一家に一人で十分じゃないかと。
ようするに、そういう仕事だけが“仕事”じゃないんじゃないかと・・・。

みんな働いて、そりゃいいこともたくさんあるし、働いて(これはいわゆる会社勤めなどのこと)得るものは多く、それがその人にとって一番大切なこともあるだろうけど、でもそれだけが人としての生き方ではないと思うのです。

保育所が足りないなどと、私の住んでいる市でも問題になっているのですが、そもそも保育所があまり必要じゃない社会を想定するってことがあってもいいんじゃないかと思ったのです。

何千万人が同時に働けば、リストラはされるし、派遣切りはあるし、給料は安くなるし、仕事はなくなるし、便利な機器やシステムができあがれば、仕事は一見楽になったように感じるけど、その分人は減らされるのです。つまり便利になったらその分仕事はもっときつくなるってこと。

皆が今のようにひとつの方向のみを“今後望まれる良き社会”として考えているだけでは根本的な解決ってないのかもしれないと思ったのです。

外で働く人が増えることが理想的であるならば、きっと先ほど書いた保育施設などを充実させ、様々な補助的な資金を投入するのが政策として優先されるわけですが、そうなれば、二人で“がつがつ”働いてその施設や社会の仕組みを有効に活用して、子供もは一人にして、その子に二人の働いた成果をぞんぶんにつぎ込んで、リストラや派遣切りにあわないような、いわゆる“いい学歴”を持たそうとするのが今の人ではないでしょうか。
人を蹴落としていける人間にするってことが第一目的のような・・・。

つまり、子育て支援策は逆に少子化支援策になっているんじゃないかと思ったのです。
人を出し抜いて、いい思いをしようという考えが少なくなるような心の持ち方、いい人生とは本当はどういうものだろうか・・と考えられる人が多い社会が必要なんじゃないかと、寝ぼけまなこでもって思ったのですね。

寝ている間に夢の中でこういうことを思うと、何度起きてもまた続きがこれになってしまうのです。

で、さらに続いて考えたこと・・。

別に仕事することを否定しているんじゃないんですよ。
私だって、仕事をして、すばらしいものを得たことがたくさんありますから。
でも、それだけじゃない、家庭のことにもっと目を向けて、家庭内の人間関係、そしてそこから派生する周囲との人間関係が豊かなものになれば、きっと社会は、人は変化するのではないかと思うのです。

現在、人口が減少しているのは、ひょっとして「神様」が何か調整をしているのではないかと思ったりもします。

人口が減少すると、人と争ったりすることも、そんな気もなくなってくることになるかもしれません。
そうすれば、家中が“がつがつ”と働いたりすることはなくなり、家庭を充実させようとする気持ちが先に立ち、家事やその他、ほんとうに人にとって大切なことがわかってくるのかもしれないと思ったんです。

だいたい、もうろうとしている頭の中で、ぐるぐると思い巡ったことはこんなことでした。
こういう考え方だって別にしていいと思うのですが、現在している仕事の中で見えてくる政治家の施策案は、皆で一心不乱に働くことを中心にしたものばかりです。

もっと“ゆるい”、江戸時代的な日本を思い起こさせる考え方ってあっていいかもね。
というのが、夢の中の思いつきでした・・・。

【NowPlaying】 冬の葉 / 福島祐子 ( Instrumental Music )

2009/06/05

第一“ぽめらにあん”発見!!

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きょうは別のことを書こうと思ってたんですけど、ちょっとしたことがあったので、またポメラの記事にしました。
じゃ、直接書き込みます!

今朝はダッシュで職場を飛び出し、とある説明会に出席。
全国規模の説明会なので、割と大きな会議室はぎゅう詰めの満員でした。

さしせまった事項に対する説明なので、資料中心というよりも口頭での説明と質疑応答が主なものになると判断し、“ポメラ”を持って臨戦態勢に!!

会場に集まっているのは主に40代から50代を中心にした男性。
一部に女性が混じっていました。

説明が始まり、割とフランクにですが、早口で進行していくとポメラの本領発揮です。
漢字変換も早いので、両隣で熱心にメモを取っている男性にもまったくひけを取らず、むしろ完全にリードしてメモを取ることができました。
隣の人のメモを見ても走り書きで、あとから清書でもしなければ使えないような状態です。

でも、ポメラはすでにしっかりと議事録が取れて、しかも既に「活字」になっているわけです。

で、ちょっと斜め後方を見ると、女性が一人、オレンジ色のポメラで軽快にメモを取っているではないですか!!

思わず『第一“ぽめらにあん”発見』と心の中で叫びました。

自分で勝手に、ポメラ使いのことを『ぽめらにあん』と呼ぶことにしました(^_^)
なんかいいでしょ。可愛くてね。

それはちょっとうれしい気分でした。
その女性の周りの人も、ちょっと気にしているようでした。

きょうもこうしてポメラを使ったのですが、「効果は抜群」。
ノートパソコンのような手間も、大きさも無く、まさに“メモ帳”を持っているような感覚でキーを打てる環境が提供されるなんて・・・実に“ぽめらにあん”(*^_^*)
朝からちょっとうれしく、午後の仕事に弾みがつきましたとさ!


【NowPlaying】 セントーサ・アイランド / 倉本裕基 With ストリングス ( Instrumental Music )

2009/06/04

朝の職場到着前に・・・

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きょうも、朝食は早いバスの関係で東京に着いてからコーヒー屋さんでとっています。

きょうのブログは、ポメラで書いて、自宅に帰ってからブログ画面に張りつけるかたちで作っているものです。

こういうコーヒー屋さんにいて気づくのは、あまり千葉では見かけませんでしたが、朝から勉強している人が多いということです。

・何かグラフのようなものをプリントアウトしてきて分析している人。
・レッツノートのような小型のノートパソコンで会社の書類を作成している人。

・今、私の隣では、六法全書にびっちり色々な色の細い付箋が無数に貼ってあるものを軽快に開いてなにやら勉強されている方がいます。

・その他書類にペンで書き込んでいる人、専門雑誌を食い入るように見ている人、・・・朝の“ほっとひと息”なんて光景があまりないのです。

厳しい社会に生きている感じがして、私はただこうして実況中継的なブログの下原稿を書いているしかないような状況です。

え~、人生いろいろ、そのうち私の朝の様子も変わってくるのかもしれませんね。
そうこうしているうち、あっという間に10分、15分と時間が経って行きます。
そろそろ職場に向かいましょう。
ただし、この文書がブログに載るのは夜11時頃でしょうか?!

【NowPlaying】 I Waited For You / Tardo Hammer ( Jazz )

2009/06/03

最近の通勤経路は・・畑道

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写真は、最近使い始めた県道などの大きな街道を走らないバスを利用するため、我が家から歩いている畑道です。
ここから東京の赤坂まで行くんだよ(^^)・・・笑うよねぇ。

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会議後に懇親会という飲み会が設定されていることが多い今回の職場では、車で最寄りの駅までということが不可能となってしまいました。

なので駐車場を借りることもあきらめ、妻に早朝と夜遅くの送り迎えを頼んでいたのですが・・・2ヶ月で限界がやってきました。
1時間に数本しかないバスですが、今や貴重な通勤経路となりました。

朝はまだ畑の状態が見えますので、作物の生育具合がわかります。・・・といっても寝ぼけまなこで見ているのであまり記憶に残りませんが。


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畑を歩いて近道をし、やってくるのがこのバス停です(^_^)v
いったいここはどこだろう?って感じです。

なにごとも経験してみるといろいろと発見があります。
毎朝犬と散歩している人、意外と多くの人がまだ6時だというのにこのバスに乗っていること、自転車で駅に向かう人の多いこと・・そして空気がさわやかなこと。


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最後の写真は夜に帰ってきたときの畑道です。
こわいんだよねぇ(^_^;)
女性はまず通ることはできません。
遠回りしてこの道を避けるしかないでしょう。

職場が変わって2ヶ月、まだまだたくさんの経験をすることになると思います。
この続編はまたこのブログでご紹介することになるでしょう。
ほんと初めて経験することばっかりです(^_^)

【NowPlaying】 親子酒 / 桂 吉弥 ( 落語 )

2009/06/02

すべての仕事に「締め切り日」を入れよ・・って本読んでます、今

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「デッドライン仕事術/吉越浩一郎(詳伝社新書)」という本をこのあいだ本屋で見つけたので、電車内で読んでいます。

あの、変わり種ブラジャーを毎年発表する「トリンプ」の社長だった方です。

当時から残業を無くすため、終業時刻になると自動的に出口に向かって次々と執務室の照明が消えていく装置を導入したりしたことがニュースになったこともありました。

まだ途中まで読んだところなんですけど、いろいろと耳に痛いことが書いてありました。

○残業を前提に朝から仕事をしていないか。
  ・・・うっ。

○やることがいっばいで、どれから手をつけてよいかわからず、とりあえず“どうでもいいこと”から手をつけていないか。
  げっ(>_<)

○仕事のはかどり方っていうのは、能力×時間だと思っていないか、本当は、能力×時間ד効率”である。
  そうだよねぇ~・・・・・・・。

○「きょうは予定外の仕事が入ったから仕方ない、明日からがんばろう」なんて言ってないか。結局は毎日がそれの繰り返しで残業に結びつくことになっているのだ、とか。
  あああぁぁぁぁぁぁ・・・。

○「残業すれば大丈夫」「休日出勤すれば何とかなる」なんて言っていないか。・・・ううう、耳が中耳炎のように痛くなりませんか?
  す、すんません(^_^;)

○「彼女と今夜はデートだ、となったら全力で仕事を効率よくこなして何とか間に合わせようとしないですか?それを毎日やればいい!」と書かれてしまっては、「はい、そうです。そのとおり。」と言わざるをえませんね:-)。
  やれば、できるんだよねぇ(^^;)

薄い本なのに、まだ半分までしか読めていませんが、今まで読んだところ、なかなか気づかされることの多い本です。
本日は、“忙しそう”なビジネスパーソン向けの本の読書途中経過的なご紹介でした。

【NowPlaying】 One more Time , One more Chance /Kenny James Trio ( J-Pop Jazz Covers )

2009/06/01

(続)ポメラの使用リポート

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ポメラ使い続けて、現在快調です。

このブログのアクセス解析をしてみると、検索キーワードとして『ポメラ』がランキング上位に入っていますので、これから買おうという方の気になる部分もまだあるかと思いますので、操作感等もう一度簡単に書いてみようと思います。

ここ何週間か使って(会議中のメモや、ブログなどの原稿書きなど)、まだ電池(単4、2本)も無くなりません。
バックライト機能が無いからだと思いますが、予想外の“持ち”の良さです。

そのバックライト無しということがあっても、液晶の文字が見にくいということもありません。
むしろ、ちょっと明かりのある場所であれば、これで十分という使用感です。

しかも、ちょっと文書を打っておきたいというときなど、ほとんどいつでもどこでも使うことができ、さらに起動が2秒というのがこたえられません。これはうれしいです。
文書をよく打つ人にはおすすめだと思いました。

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で、現在、朝食に立ち寄ったカフェで書いているのです。
場所も取らないし、カフェという小さなテーブルに、飲み物・食べ物がのっているという環境でも便利に使えます。
やはり基本的に小さいということが効いています。

きょうの午後の事務所の会議でも議事録作成に使うつもりです。
「キーの狭さ」も、私には“慣れ”で解消できる範囲でした。ただ、これにはいろいろ個人差もあると思いますが・・・。

以上がポメラの使用ミニレポートです。

ちょっと色々外回りがあっても、ポメラを持って出れば、ちょっとした時間に文書作成くらいは出来てしまいますので、上記のミニレポートの内容も含め、悪くない買い物だったと思っているところです。

迷っている人には、「あまりマイナス要因は無いですよ」と一言伝えたいっていう感じでしょうか。

【NowPlaying】 仕事の悩み相談 / 松本幸夫 ( USEN放送・ビジネスセミナー )

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