きりかえの“こつ”
きょうは台風が関東に近づき天候は大荒れ、電車などもあちこちで不通になり、ダイヤも乱れたようです。
でも、このあいだのブログにも書きましたが、きょう月曜日と明日火曜日は遅い夏休みを取ったため、“台風・帰宅困難者”にもならず、昨日の朝5時から日付が変わるまでのぶっ通しの仕事の疲れを癒すことができました。
きょうは、ただひたすらのんびりと、そしてゆっくりとしていました。
というか、体がいうことをききませんでした。
きのうの仕事は一日で数千人と相対するような仕事でした。ま、昨日が何の日だったかで、だいたい何の仕事かはわかるかもしれませんが・・・。
その現場では責任ある立場を任され、しかも私の地元でした。
その数千人の中に、ずいぶん前に仕事の関係でちょっとだけ関わりになった方がいました。すでに引退されてから10年以上も経っているでしょうか、順番で私の前に立たれたので、笑顔であいさつをしたのですが、私とわかると突然“悪し様”に大きな声で私をののしりました。
いっしょの職場であったわけでもなく、ただ四・五回すれ違って言葉を交わしただけの方なのですが、何かスイッチが入ったようで、何してるんだしっかりしろというような内容のことを皆がいる前で大声でしかりつけるように言って・・・。
ずいぶんと現役時代は“立派な役職”の方でしたが、ぼおっとしていたのに、その瞬間のスイッチの入り方は急激でした。
申し訳ないが、それなりの役職でお辞めになった方は、引退後には、その地位が町内・ご近所などの周囲の人との境界をつくってしまうという話を聞いたことがあります。
そんな状態だったのではないか、と勝手に推察いたしました。
部下だ(実は部下であったことは無い)。ああ、あの頃のように振る舞える・・と、とっさに考えたのかもしれないと。
叫ぶように「おまえっ!」と言ったあと私に向けられた言葉は、自分でも落ち込むので書きたくはありませんが、自分で血の気が引くのがわかりました。
その人から「おまえ」と言われたことも一度もなく、言われる立場であったこともありませんでした。
私は、「なつかしいですね」という感じで挨拶をしたのですが、相手にはどう映ったのか。
30分ほど落ち込みましたが、すべて忘れることにして業務を続行しました。
新年度になってからの気分の転換は自分でも驚くほどコントロールできるようになりました。
現在の仕事柄、どんなに頑張っても失敗がつきもので、イチイチ落ち込んでいると一日中落ち込まなければならないので、ある一瞬から切り捨てるワザが身に付きつつあるのです。
「自分が気にするほど、誰も見てやしない」
「それよりも、次に向けて準備をこつこつとやろう」
「そしてその準備があっても、また失敗するが、それは準備をしての失敗だから自分で納得しよう」
と、こんな感じです。
このあいだテレビで、ジュディ・オングさんが言っていたのですが、「第二の矢に打たれるな、第一の矢は、何か失敗した時に“ああ、しまった、やってしまった”と自分が受ける衝撃のこと。第二の矢は、その失敗について“ああ、あそこでああしていれば、とか、あの人はきっとこう思ってしまったに違いない、とか、逆に“あいつさえあのときあんなことをしなければ”というような感情に苛まれること。」おっしゃっていました。
第二の矢を受けないように、私もさらに感情のコントロールができるようにしたいと思っているところです。
【Now Playing】 98.6 / Keith ( Soft Rock )
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