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2009/08/31

きりかえの“こつ”

きょうは台風が関東に近づき天候は大荒れ、電車などもあちこちで不通になり、ダイヤも乱れたようです。

でも、このあいだのブログにも書きましたが、きょう月曜日と明日火曜日は遅い夏休みを取ったため、“台風・帰宅困難者”にもならず、昨日の朝5時から日付が変わるまでのぶっ通しの仕事の疲れを癒すことができました。

きょうは、ただひたすらのんびりと、そしてゆっくりとしていました。
というか、体がいうことをききませんでした。

きのうの仕事は一日で数千人と相対するような仕事でした。ま、昨日が何の日だったかで、だいたい何の仕事かはわかるかもしれませんが・・・。
その現場では責任ある立場を任され、しかも私の地元でした。

その数千人の中に、ずいぶん前に仕事の関係でちょっとだけ関わりになった方がいました。すでに引退されてから10年以上も経っているでしょうか、順番で私の前に立たれたので、笑顔であいさつをしたのですが、私とわかると突然“悪し様”に大きな声で私をののしりました。

いっしょの職場であったわけでもなく、ただ四・五回すれ違って言葉を交わしただけの方なのですが、何かスイッチが入ったようで、何してるんだしっかりしろというような内容のことを皆がいる前で大声でしかりつけるように言って・・・。

ずいぶんと現役時代は“立派な役職”の方でしたが、ぼおっとしていたのに、その瞬間のスイッチの入り方は急激でした。

申し訳ないが、それなりの役職でお辞めになった方は、引退後には、その地位が町内・ご近所などの周囲の人との境界をつくってしまうという話を聞いたことがあります。

そんな状態だったのではないか、と勝手に推察いたしました。
部下だ(実は部下であったことは無い)。ああ、あの頃のように振る舞える・・と、とっさに考えたのかもしれないと。

叫ぶように「おまえっ!」と言ったあと私に向けられた言葉は、自分でも落ち込むので書きたくはありませんが、自分で血の気が引くのがわかりました。
その人から「おまえ」と言われたことも一度もなく、言われる立場であったこともありませんでした。

私は、「なつかしいですね」という感じで挨拶をしたのですが、相手にはどう映ったのか。
30分ほど落ち込みましたが、すべて忘れることにして業務を続行しました。

新年度になってからの気分の転換は自分でも驚くほどコントロールできるようになりました。
現在の仕事柄、どんなに頑張っても失敗がつきもので、イチイチ落ち込んでいると一日中落ち込まなければならないので、ある一瞬から切り捨てるワザが身に付きつつあるのです。

「自分が気にするほど、誰も見てやしない」

「それよりも、次に向けて準備をこつこつとやろう」

「そしてその準備があっても、また失敗するが、それは準備をしての失敗だから自分で納得しよう」

と、こんな感じです。

このあいだテレビで、ジュディ・オングさんが言っていたのですが、「第二の矢に打たれるな、第一の矢は、何か失敗した時に“ああ、しまった、やってしまった”と自分が受ける衝撃のこと。第二の矢は、その失敗について“ああ、あそこでああしていれば、とか、あの人はきっとこう思ってしまったに違いない、とか、逆に“あいつさえあのときあんなことをしなければ”というような感情に苛まれること。」おっしゃっていました。

第二の矢を受けないように、私もさらに感情のコントロールができるようにしたいと思っているところです。


【Now Playing】 98.6 / Keith ( Soft Rock )

2009/08/29

星組新トップコンビお披露目公演に

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柚希礼音、夢咲ねねの宝塚・星組新トップコンビの東京お披露目公演を長女と見ました。

出し物は「太王四神記Ver.Ⅱ」。すでに花組が一度この韓国のドラマを宝塚版ミュージカルとして公演したのですが、その再構築版です。

感想は?って、よかったですよ!

花組の公演は最初に説明をしながら舞台が進行していって、韓国版の24時間分を一気に取り返していってから本編が始まるというものだったのですが、よりわかりやすくするためだと思いますが、思い切ってその辺はバッサリとカットされていました。

私の感想は、花組のあれも逆に理解が進んでよかった、そしてあのナレーションが非常に良かったと思っていたのですが、いろいろと試してみるのもいいと思います。

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全体の印象は、花組は“パノラミック”なスケールを感じさせるものであったのに対し、星組は、人物に重きを置いていると感じました。

ただ、主人公タムドク(柚希)を囲む「コムル村」の人々の描き方がずいぶんとあっさりしたものになり、より主人公中心に焼き直されていて、「前の方が良かったかな」とも思いました。
なので、花組では大きな役であったスジニ(美弥るりか)が、もうひとつ前面に出てこないものになっていて、それもちょっと残念・・・。

大長老の涼紫央(すずみ・しお)さんは、舞台をぐんぐん引っ張っていて“好演”。

主役柚希さんは、初めの方でアドリブ?で笑いを取ったり、余裕を見せながらも、大熱演。
舞台映えするルックスと、よく通る歌、主人公タムドクの人間的な部分も垣間見せ、演技も合格点!
トップ初お目見えですが、うならせるような迫力も感じました。

ただ、花組の真飛さんはかなりあっさりとしたタムドクの描き方をしていたのに、主人公の魅力がにじみ出ていたのを思い出し、真飛さんってすごいんだなぁと、あらためて思うことにもなりました。

もうひとりの新トップ、娘役の夢咲ねねさんは、水を得た魚のように舞台を縦横無尽に舞い、そして演技をしていました。桜乃彩音さんのキハとはまた異なるヒロインを演じていて、これも高得点。いや、“満点”じゃないでしょうか。
これほどこの人が“やる”とは思ってもいませんでした。申し訳ない。

凰稀かなめさんは、雪組から組替えで来た新しい“二番手”スターですが、花組の大空さんと比べると、もうひとつ前面に出てくるものが欲しいと感じました。
やさしい感じの凰稀さん、かなりな努力をしてきた印象ですが、トップと渡り合うのですから、もっともっと大きく、前に出てきてもよいと思いました。・・・でも、すごくいいんだけどね(^o^)

ひとつ感じたのは、あの花組公演を思い起こすと、花組の総合力はかなり高いものであったのだということです。
この星組公演も良いのですが、花組の太王四神記はもうひとつスケール感があり、ディテールも良く描かれていたと思うのです。
かといって、この星組公演が良くないわけじゃないですよ。とってもいいんです。

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全体を見渡して、大合格点のお披露目公演ではないかと思いました。
いっしょに行った長女も「よかったねぇ」と大喜び(^^)

ラスト、付け足しのショーも、ものすごい勢いを感じました。
これからの星組の隆盛を暗示するようです。

また、神奈川県民ホールで行われる、同じ星組の「再開/ソウル・オブ・シバ」公演が楽しみになってきました。

【NowPlaying】 芳春 / 武村八重子 ( Piano Instrumental )

2009/08/27

次の日曜は幸福について考える?

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ブックオフにて購入した『雨の降る日曜は幸福について考えよう/橘玲著(幻冬舎)』を読みました。
著者は金融関係のベストセラーをいくつか書いている方ですが、どのような方なのかは不明・・・。

読み進むうちに、このある意味達観したような書き方は、人によっては怒りだすこともあるかもしれませんが、私には静かに納得してしまうものでした。

例えば、一戸建ての家を買うということは、結局ものすごく危険な投資なのだ・・と、理論的に納得せざるを得ないところまで説明がなされています。
結局、自分の夢を実現するということのために、その絶対にいいことのない危険な投資を多くの人がするのだ、ということに作者によればなってしまうのが、人間です。

生命保険も、「損することに意味のある宝くじである」と、ばっさり。
「医療保険は破綻する」、「年金制度を廃止しよう」、「貧しい者がより貧しい者を搾取する生活保護」など、次から次へとびっくりして、“えっ、どういうこと!?”っていうような話題ばかりです。

しかも読み進むと、ある意味納得せざるを得ない説得力。

このタイトルのこの本を読んだあとに、次の日曜日に迫っている選挙を考えると、どっちに転んでも、世の中どんどん真っ暗になるような気がしてしまうのです。

選挙に行け、選挙に行けといろいろな場面で聞く今日この頃、投票してその先に「未来」はあるのだろうか、と思ってしまう本でした。5年ほど前の本ですが、言っていることは確実にさらに顕著になっているような気がする・・そんな、ちょっと考え込んでしまうような本なのでした。


【NowPlaying】 ビートルズ・リクエスト・5デイズ / ニッポン放送 ( AMラジオ )

2009/08/26

“ぬけがら”状態

先週、金・土・日曜日と深夜までに渡り、お祭りとその後片付けなどフル稼働したせいか・・・事務所の皆は私も含め、抜け殻のようになっています。

やや“燃え尽き”気味とでも言えばいいのか。

何をするにしても“ちから”が抜け気味です。
まあ、あれだけ体力も気力も使えば、消耗も激しいもので、水曜日にしてはやくもエネルギーが切れたような状態です。

明日は気力を振り絞って外回りをします。
私は、今度の土日にも仕事が入っていて、特に日曜日は4時起きで、たぶん深夜まで(日付が変わる可能性も)の仕事になります。

二週連続土・日無しとなります。そのあとやっと遅い夏休みということになります。
たった2日ですけど・・・。
結局、今年は家族で旅行には行けませんでした。
新しい職場に馴れるのに精一杯だったということと、8月の最後にきてイベントや休日の仕事が連続してしまいましたので。

とりあえず日曜日の仕事を乗り切ったら体を休ませようと思います。


【NowPlaying】 エタニティ / 都留教博+中村由利子 ( Instrumental Music )

2009/08/24

子供達からの申し出を受ける

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前回のブログに書きましたが、今年からの私の仕事のひとつとして、地元の売り込みがあり、麻布十番で行われた納涼祭りに3日間参加することになりました。
今年が初めての試みでした。会場は写真のように六本木ヒルズのすぐそこ、大都会の“まん真ん中”です。

その話を帰宅してから妻にしていたのを聞いていたのか、長男(高3)と、長女(小6)から私に申し出がありました。
その祭りの仕事を手伝わせてほしいというのです。

機材の運搬や、屋台の設営、実際に一日40万人の人出がある「通り」での販売や、ゲームなどのイベントは炎天下ということも手伝って、想像以上にきついものがあります。

頭の中では「やめておいた方がいい」と、思ったのですが、「よしっ、やってもらおう!」と返事をしました。
私の負担も返って増えるかもしれませんが、大のオトナが三日間、全力で動くのを見てもらうだけでもいいかもしれない、と思ったのです。

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一緒に延々電車に乗って、私の職場に。
まずはその遠さにびっくりしたようでした。そして、職場を案内したあとに、職場内で初日の反省から考えた新しい看板づくりの手伝い、機材の運搬を手伝ってもらい、さらにタクシーで国会や首相官邸の前を通り、麻布へ。
その景色も田舎にいては、そうそう見られるものではないと思って「あれが国会議事堂だよ、自民党本部だよ」と車窓風景を案内してやりました。

現地に着いてからの設営は、それこそオトナの“力”を強く感じたと思います。
熱意が無ければできない、あれこれアイデアを出しながらの“力仕事”です。それを手伝わせ、さらには、次から次へと押し寄せる人並みの中で、人を呼び込んでのゲームイベントを長女にもさせました。
二人のお姉さんにまじって長女は、おどおどしながらも必死でがんばりました。

長男は、PRグッズを人波の中で声をあげて配布。

さらには、ジュース販売の呼び込みも大声で行いました。
私や、職場の仲間、本社からの応援部隊が必死に売り込んでいる姿も見ることになりました。

帰りには、自分たちだけの力で、ここから帰るようにと二人に言い、複雑な地下鉄や、乗り換えに、何度か電車を間違え、だいぶ時間がかかったようですが、二人の力で家にたどりついたと、夜にまだ現場で働く私に、電話がありました。

二人は、疲労困憊で帰ってくるのかと妻は思っていたようですが、意外と明るく帰ってきたとのこと。
役に立ったとまではいかなくとも、イベントに参加し、自分たちなりに何かをやったということに満足感を得たのかもしれません。

私事ですが、とても二人の気持ちと働きがうれしくて、今回のことはほんとうに良かったと思っているところです。
たぶん、一生忘れないと思います。


【NowPlaying】 ビジネスステーション / 瀧澤尚子さん ( USEN放送 )

2009/08/22

仕事に出かける前にちょっと書き込み

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昨夜は深夜まで東京の「麻布十番・納涼祭り」に、参加。六本木ヒルズの“ふもと”です。

市のPRキャンペーンの一環として、特産物である落花生の「その場で炒る」実演販売を地元の落花生屋さんにお願いして実施。
さらに地元産のにんじんジュースも販売。

市の様々なグッズを商品にゲーム大会なども行いました。
帰ってきたらもちろん日付は変わっていました。

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これを、きょうもこれから出かけて設営し、夜までやり、さらに明日も午後9時までやって撤収しますので、3日連続日付またぎでの仕事です。

その場はとても楽しく、超満員(原宿の竹下通りよりも通行は多いかも)のお客さんとのやり取りも面白いものになっています。本社からの応援部隊もとても心強い!

昨日に引き続き、きょう、あす、とがんばってきます。なので、ブログ更新は無理かも。

さらに来週はまた土日もなく早朝から深夜までの仕事が待っています・・・。
体に気をつけよう。


【NowPlaying】 聞こえるのは、セミの声のみ / みんみんゼミ ( 我が家の庭 )

2009/08/20

日増しに増えていく人・・・

きょうは、別のことを書こうと考えていたのですが、ここ一・二週間で通勤電車の中に急増してきた人について書くことにしました。

前にも書いたのですが、「ゲームをやっているオトナ」が急激に増加しています。
電車に乗るやいなや、もう真剣そのもの、指は痙攣するように連打し、目はディスプレイに釘付けで、完全に“いって”ます。
あぶない目つきになっています。もう、何も見えない状態。
しかも、子供や学生ではありません。
勤め人です。これから会社に出勤するというのに・・全身全霊を込めてやってます。

こんなんで仕事なんかできるのかね。

「電車の中で化粧をする女性」に色々言ったりしますが、同じくらいというか・・・もっと“みっともない”オトナだと思います。
その姿のみっともなさといったら、“天下一品”です。紛れもない「おば・・・・」・・・・「おりこうさん」です(^_^;)

『家でやれっ!』そのひと言です。
いいオトナが何をやっているんだ。・・と、思いました。

さらに電車に乗り込むと、もう一心不乱にマンガ週刊誌にむさぼりつく“勤め人”。
さらにさらに、携帯電話で私が電車に乗っている間中(一時間以上)テレビを見ている“勤め人”。

みんなどいつもこいつも“おおば・・・”・・・おりこうさん(^_^)

一時間も携帯でメールや、どこかのサイトを見ている人も含め、その姿は『醜悪』そのものです。
一度自分の姿を客観的に見てみるといいかもしれません。

ちなみに、電車に乗っている間中、“マンガ“を読んだり、“ゲーム”をやっている勤め人が会社のバッジを付けていたりした場合は、私はその会社を覚え(たいてい大手電機メーカーや、名のある一流企業)、二度とその会社の製品を買わないようにしています。
それで、すこしは気分が収まります。

30代の勤め人が圧倒的に多いように思いますが、自分の姿を客観的に見つめた方が良いと思いました。
電車に乗ったら、あたりを見回し、自分がやろうとしていた行為と同じ行為をしている人の、その姿を今一度見て、そして「自分はこんなに“みっともない醜態”をさらしていたのか」と気付くといいと思います。

「ああ、これが“みっともない”ってことか」と思うこと請け合いです。


【NowPlaying】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2009/08/18

議員になりたい人がいるのなら

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衆議院議員選挙が始まります。
解散したのは二週間ほど前ですが、私の感じるところでは、「ちっとも世間では、議論も何も盛り上がっていないし、いたって“普通”な毎日が今までどおり過ぎている」という感じです。

政権交代だなんて、○○党はいきまいているけれど、何かそんな怒濤の勢いも感じません。
世の中はもっと冷めているように肌で感じます。
よっぽど鈍感でなければ、議員のみなさんもそう感じているのではないでしょうか。

ものすごい不況を、政治家がどうにかしてくれるだなんて思っている人も、そうはいないでしょう。
そして、こんなときに何か不気味な“政党風”な装いに身を包んだ団体もあらわれています。

もう、何十年も前から高齢者の人口が増えることがわかっていたのに結局何も考えていなかったことも、今になってわかりましたし、その高齢者を支える年金の記録さえもまともに取っていなかったこともわかりました。
消費税率を上げれば事足りると思っているような人がいることもテレビを見ていればわかります。

結局、普通に暮らしている人のことなど、国会議員も官僚もほとんどの人が全く考えていないことがわかります。
「天下り」をするな、無くせと言っても、あらゆる方法を駆使して“天下り”ます。この間も国交省の事務次官が滑り込むように天下っているのが判明し、さらに調べてみると、歴代事務次官がその役職に就いていたこともわかりました。

それを指摘されて、ぐうのねも出ない○○党の論客・・・。

要するに、皆、自分のことしか考えていないのです。

選挙はありますが、自分のことだけ考えている人以外の人を選ぼうと思って、そんな人が立候補しているのだろうかと思います。

百億という資産を持っている人が党首だったりしますが、日々工面して暮らし、最低限のぜいたくとしてビールに似たようなものを飲もうしてもそれに税金をかけられたときの気持ちがわかるんでしょうか。
それが“血の一滴”だということがわからないのです。我が家で金曜の夕方に“ビールに似たようなもの”350ml缶を飲むのを一週間の楽しみにしているおとうさんの気持ちがわかりますか!?

少ない給料から税金を天引きされ、やっとのことでその残りの“かす”のようなわずかなものを預金すると、その“かす”が生む“塵・芥(ちり・あくた)”のような利息にまで税金をかけます。
これは「身ぐるみ脱いで置いていけ」ってことで、盗人みたいなものです。

そんなに国のために働けということならば、働きがいのあることをしてほしいものです。

日々死にものぐるいで働いている人に対して、会社も自分が生き残るためにひどい仕打ちをするようになり、世の中何を大切にしていけばよいのかもわからなくなってきました。

政治家になりたいと考え、今回立候補している人たちの「今の発言」を覚えておいて、「後の発言」と比べて見ましょう。
その人の本性がどんなものだったのか明白になります。
そして、豹変したり、とつぜん傲慢になったりした人は、また次回の選挙で落ちてもらいたいと思います。

きょうはいつもと違って、こんな話になってしまいました。
明日、また書ければ、全然違ったことを書きたいと思います。

【NowPlaying】 マジカル・チャイルド / マイケル・ジョーンズ ( Instrumetal Music )

2009/08/16

ビートルズ、SHEAスタジアムの音源

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このお盆に、弟と会いました。

弟は、私に負けず劣らずの“マニアック”な男。
実家で何気なく手渡されたのが、写真のビートルズ1965年のニューヨーク「シェイ・スタジアム」の音源です。

これは、驚くべきことに、当時“ライン録り”された音がそのまま入っています。
“おおやけ”にならなかった「She's A Woman」もチューニングが狂ったような状況そのままに入っていました。

何よりも驚くのは、過去に正式に発売されたことのある(アナログ盤のみ、一度きり)、「ハリウッドボウル・ライブ」では、過去のビートルズが過去の観客に向かって演奏している・・・という懐かしい雰囲気であったが、この音源は、その場の臨場感が“ばっちり”録られていることです。

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今から始まるという、緊張感がこちらにも伝わってくるくらいです。
そうとうな“生々しさ”なのです。
録音状態は、楽器のバランスも変動しまくりだし、ボーカルが欠落している部分もあるし、特にボーカルの音声が、レベルメーターを振り切っている状態の部分がかなりあります。

逆にその状態がますます生々しさを醸し出しているのですが・・・。

さらに、この音源には、当日の前座や、司会の声なども網羅されており、まさにその日の状況がドキュメンタリーチックに入っているのです。
そして、後々、オーバーダビングなどの補正を加えたサウンドトラックとして出来上がったものも入っていました。
結構楽器もかなりてこ入れしているのがわかりますし、楽器ごとのレベルなども調整がなされて、かなり聞きやすくなっています。
ナマのライン録りと、このサウンドトラックを比べつつ聞くのもまた一興です。

今までに、一部の場面などをテレビやビデオなどで見ることがありましたが、このような完璧な音源に出くわしたのは始めてです。
調べてみると、ほんとうに2007年くらいの近年に発掘された音源のようです。

1965年当日の雰囲気を感じてみたい方は、西新宿辺りを探してみるのもいいかも。

・・・でも、9月9日には、ビートルズのアルバムが全てリマスターされ発売予定であり、しかもビートルズ本来の録音であるモノラルバージョンもボックスで発売されるという、マニア泣かせの事態が待ち受けているので、ここはそっちを待つのがマニアの進む道かもしれないですね。

ちなみにステレオとモノラルの両リマスターをボックスで買うと、『7万円』を超えます!!
どうする、ビートルズ・ファン?!
・・・もちろん、『買い』だっ!・・・(T_T)

【NowPlaying】 この小さな場所で / ティム・ストーリー ( Instrumental Music )


2009/08/15

40(フォーティ)

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『40(フォーティ)翼ふたたび/石田衣良(いしだいら)著(講談社文庫)』をこれまた電車の中で読了。

人生も半分が終わってしまい、広告代理店の会社を辞めてしまった主人公(40歳)が、ほとんど投げやりで始めたプロデュース業の会社・・。

明日をも知れないちっぽけなその会社で、わずかな仕事をしているが、妻とも疎遠になり、人生の岐路に立つ状況から物語は始まります。

主人公が仕事で立ち上げた「“40” 40歳から始めよう~なんでもプロデュースいたします~」というブログを読んだ人たちから仕事とも、相談ともつかぬ仕事が舞い込んで、そこから話は俄然おもしろくなります。

依頼人はいずれも主人公と同じ40代、スキャンダルで凋落したIT企業社長や、同級生でやり手の銀行マン、引きこもり(この話題が一番おもしろく、感動するエピソードだった)、生きること自体につまずき、絶望し、立ち止まり、その視野には、わずかな希望の光を残しているような人たちが次々と登場して主人公とともに生きる道を見つけだします。

最初は、のんびりとした感じで、もうからない会社の時間とともに進行していきますが、ラストには主人公が関わった人たちと、主人公の妻も加わって急展開をみせます。

著者も経験したであろう、40代になって初めて感じる人生への“あきらめ”に似たような感情や、これからどう生きて行こうという気持ちなどが石田衣良さん独特の筆致で書かれています。

40代を今まさに迎えている人、そしてこれから迎える人も、いや既に通過してしまった人にも、それぞれがそれぞれの思いで、しみじみと読むことができると思います。

今週のおすすめです。

【Now Playing】 徳市の恋 / 中川俊郎 ( Instrumental Music )

2009/08/13

カレーのいろいろおもしろ話

お盆ですが(東京はいつもの5分の1しか人がいなかった)、きょうはそれとは関係のない話。

昨夜、うちの晩ご飯は、カレーライスでした。
そのとき思ったんですけど、カレーって、その家ごとに色々食べ方やら作法やらがあると以前から気づいていたのですが、それをちょっと書いてみようかと・・・。

私が結婚したときの話をすると、カレーを食べるときに「あれっ?水は?」と妻にきいたら、「なんでカレーを食べるのに水がいるの?カレーのルーは水分でしょう・・水なんていらないでしょ、水を飲みながら食べるなんて聞いたことない!」と言われました。・・・ちいとも言っていることがわからんかったけど、それ以後水を飲むのはもめごとをさけるため、やめました。
気づかれないように、そぉっと席を離れ、水を飲んでます。

その話を当時の職場で話したら、「水は当然ないでしょ、コーラ以外、カレーに合うものはないんだから」と、今度も驚きの発言が、当時の職場の女性から出ました。

さらに、カレーにはレーズンをふりかけるのが常識であるという、意外な発言が!

福神漬けなんて、全然合わないのに、世間の人はどうかしているという発言でした。こりゃ、カレーっておもしろい話題を提供してくれるぞ、とそのときに強く感じましたね。

小学校のときには、先生から「みんなカレーには何をかけて食べる?」と聞かれました。

当時の我が家では、ソース(市販のプラスチックボトルに入っているやつね)をかけて食べたりしていたので、「ソース」と答えると、賛同したのは3分の1くらい。

「醤油しかないだろ」って奴が続々あらわれ、議論は白熱しました。
中には「かつおぶし」をふりかけるってのもあらわれて・・!?!?

ま、当時のカレーの素みたいなのが、やはりあまりおいしくなかったのが原因かもしれませんが、何もかけないというのは少数派でした。今はあまり何かかけるような人はいないと思うけど。

さて、今度は中学のときにクラスで海の近くの民宿に泊まりにいったときの話。
晩ご飯は、カレーでした。
で、クラスの男子のひとりが、カレー用の大きなスプーンを水の入ったコップに“ジャブン”と沈めました。

私はそんなの初めて見たので「何、それ、なんか“ばっちい”ね」と言ったら、「カレーはこうやってから食べるのが常識なのっ!何にも知らねえんだな」とすごまれました。
「こうすれば、スプーンにカレーのルウやごはんがくっつかないのだ」と言っていましたが、「それって最初だけじゃん!まさか、ひとくち食べたあとにもう一度“ジャブン”とはいかないだろ・・」と言いたかったのですが、やめました。

よくよくその後テレビドラマなどを見ていると、カレーの食事シーンで、同じことをしている場面を見ることがありました。「ふうん」と思ったけれど、やっぱりなんか汚らしいと思いました、結局・・・。

それから、カレーの盛りつけについても、ご飯の上にまんべんなくかける家と、お皿にご飯半分、カレー半分にして盛っている家とがありました。
どっちが良いってわけじゃあないけど、あれも“こだわる”人はこだわりがあるかもしれません。

あとは、カレーの思い出っていうと、デパートの食堂なんかで、カレーのサンプルを見ると、必ず“アラジンの魔法のランプ”みたいな大袈裟な容器にカレーだけ別に盛られていたことを思い出します。
なんだか特別な食べ物のようであこがれましたが、結局は「お子さまランチ」を食べていました。ちょっと子供には敷居が高かったみたい・・・。

カレーの容器で思い出したけど、デパートのソフトクリームのサンプルは何か金属のスタンドのようなものに乗っていましたよね。あれも“あこがれ”ちゃいます。

きょうは、とりとめのない「カレー話」でした。
また、明日!!

【Now Playing】 Secret Love / 宮下富実夫 ( Healing Music )

2009/08/11

おきあい・れいこさんの妹さんから

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10日のブログに、「おきあい」さんという方からのコメントがありました。

あっ!と気付いたのは「置鮎礼子」さん(ちゃん?)のこと。
私のホームページ「オトナの研究室/名盤・珍盤 中古レコード研究室」に懐かしい『黒ネコのタンゴ/ニッキ・ニャッキ』のシングルレコードについての記述があります。
(※このブログの左上 Home Page の『別館オトナの研究室』から入ってみてください。)

それをご覧になった、置鮎礼子さんの妹さんがコメントをくださったのです。
いやもう、びっくりです(^o^)

あの可愛い女の子、置鮎礼子ちゃんは、結婚、出産を経て、海外在住中とのこと。
歌っていた頃の思い出話もされるとのことで、忙しかった当時のことを懐かしく思い出されるのでしょう。
元気にされているということで、とてもうれしく思いました。
“おきあい・れいこの妹”さん、ありがとうございました。

ちなみに、レコードジャケットの記載を見てみると、当時、田園調布小さき花の幼稚園へかよっていて、“オシャマ”さん、写真を撮る時には、すぐに“おすまし”をするので、笑顔の写真を撮るのに苦労した・・と書かれていました(^^)

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ふたつ目の写真は、レコードのスリーブ(袋)についていた、当時の日本ビクター(フィリップス レコード・グループ)の方々です。
当時がしのばれますので、どんな人が載っているか、ちょっと書いておきます。

一番右上が 森山良子さん・・若いっ! 

その下が、 ザ・スパイダース・・堺正章さんや、井上順さん、ムッシュかまやつさん、後の井上バンドの井上さん、田辺エージェンシーの田辺さん、キーボードの大野さんなど、多彩な人材がひとつのバンドに固まっていたのですね。

そのほか、長谷川きよしさん・・盲目のギタリストでボーカリスト、泉アキさん(当時たくさんの番組に出ていたパンチのある歌手でした)、テンプターズ(そう、ショーケンの・・)、大ヒットを飛ばした パープルシャドウズ、GSとしては、メジャーとまではいかなかった ヤンガーズなど。

懐かしいです・・・。

礼子さんの妹さん、このたびはありがとうございました。
礼子さんの近況も聞くことができて、うれしい気持ちになりました(^^)/


【NowPlaying】 生命 / 宮下富実夫 ( Healing Music )

2009/08/10

宝塚本の名著が出た!

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『なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか(不景気も吹き飛ばすタカラヅカの魅力)/中本千晶著(小学館新書)』を本屋で見つけ、立ち読みした瞬間、私の心に“雷鳴”がとどろき、即購入。

出たばかりで、取り上げられている作品なども、つい最近のものが多く、まさに“旬”な「宝塚本」です。
本日、電車通勤の行き帰りで読み切ってしまいました。

とにかく宝塚のことを“噛んで、砕いて”わかりやすく教えてくれ、しかも「最初はこう思うだろう、でも“こうこうこういうこと”なのだよ」と、これから見てみようかと思っている人にやさしい書き方がされています。

この方くらい詳しい方だと(ご本人は、“上の下”とか“中の上”などと自らを謙遜していますが)、まだるっこしいことは書かずに、専門用語の解説もほどほどにして書き殴るような調子で書きたいのではないかと思いますが、そこは懇切丁寧な説明が功を奏し、まずわからないことはないのではないかというくらいの丁寧な書きっぷりです。

そして、私のような「すでに“どっぷり”ハマっている」者にとっても、たいへんありがたい説明と、「そうだそうだ、そうなんだよ」という共感を呼び起こす書き方がたまりません。

特に、初心者を初めて宝塚大劇場や、東京宝塚劇場に連れて行く話は、まさに私が感じたことそのままが書かれているように思いました。

とにかく、宝塚を一度も見たことのない人(特に“男子”!!)は、この本を読んでみることをお薦めします。
第1章がまるごと「男がタカラヅカを観る10のメリット」となっていて、男がタカラヅカを観るということが、どんなに“良いことばかり”なのかと、読んでいてウキウキするくらいに、書かれていて、男には特にここを読んでほしいと思いました。

内容は、ぜひ一度読んでいただくとして、私が反省したことがひとつ。

初心者を連れて行くときに、通常の「お芝居とショー」というパターンを選ばずに、エリザベートやミー・アンド・マイ・ガール、スカーレット・ピンパーネルなどの名作“一本もの”ミュージカルを選ぼうとしてしまいがちなことです。

普段のありのままのタカラヅカを観てもらうことが、何よりタカラヅカを理解してもらう(いろいろなことについて疑問や、楽しみを見つけてもらう)ことになるのだということです。

そうなんだよな、私も生まれて初めて東京宝塚劇場で観た作品は、花組(高汐巴・秋篠美帆)の「微風のマドリガル/メモワールド・パリ」という、非常にオーソドックスなミュージカルとレビューでした。
そこで、タカラヅカの良さ、面白さ、不思議なところ、などを存分に感じ取ったのでした。

“普通の宝塚”を楽しむということを、もう一度深く、私自身も味わいたいと、目から鱗が落ちるように感じたのでした。中本さん、ありがとう。

【NowPlaying】 Power / Timmy Regisford ( Deep House )

2009/08/09

コロコロって美しくなってみる?!

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先週、妻と長女を連れ、妻が最近肩こりに悩んでいるということで、「肩もみ機」をヨドバシカメラに下見に行きました。
そのとき、欲しかった肩もみ機にはそんなに反応が無かった妻。

同じ売り場にあった写真の「光ローラー美顔器」には、“ものすごい食い付き”をみせました(^^;)

私も、そういうものがあるというのは、今、宝塚の多くの生徒が使っていて、流行っているということが紹介されていた番組を見て、一応知っていました。

でも、結局は“気休め”程度のものでは・・と思っていたのです。

結局、一週間経った本日・・買いました(^^)/

買ったのは、YA-MANの『 Platina Roller Eco 』という製品。
お肌の「ひきしめ」、「リフトアップ」、「化粧のり」、「ハリ」、「目元・口元」、「フェイスライン」に効くと書いてありますよ!(^_^)

ゴールドパワーとプラチナパワーで効果は抜群!?

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実は、先週、妻の“食い付き”事件のあと、職場でその話題を出したら、職場の“女子”は、やはりものすごい“食い付き”でした。

「はっPさん、これは奥様に買ってあげなくては!」と言われて、「こりゃ、買ってあげれば“高得点”!!」と、ずるがしこい計算が瞬時に働いた私、・・妻と長女を連れて再度ヨドバシに直行!

買って来ましたよぉ~(*^_^*)
写真では、長女がお試し中。

果たして、本当に効果は絶大なのか?!
また、今度その使用状況、経過等をお伝えしましょう。
このブログの、女性の閲覧者の皆様、しばしお待ちのほどを・・・。


【NowPlaying】 大沢あかねのハイジャンプ・レイディオ / ニッポン放送 ( AMラジオ )

2009/08/08

大人がいなくなる社会

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『「大人」がいない・・・/清水義範著(ちくま新書)』を、これも電車の中で読みました。

内容はタイトルどおりのもので、日本の社会自体がアルバイトをしたりしながら、アニメやゲームをやっていたりするだけで、ようするに従来の“子供”的な世界だけで人生が完結できるようなものになってきたのだ・・という話なのです。

それに広く社会に目を向けなくても、自分の周囲だけで、ものごとが完結しているということも指摘されています。
実際に会社に勤めている人間でも、自分の周りの仕事だけうまくいけば良いという、そんな感じの人も多いのではないか、と感じます。

そんな考え方は、音楽・歌の世界でも見えているような気もします。
ほんとうに歌っていることといったら、自分の周りのことばかり、あまりにも狭い世界観の音楽が、邦楽に多くなってきたと感じます。

この本では、さらに、もともと日本人というのは、欧米人と比べると、体つきも“子供”のような体型であるし、皮膚なども湿気のせいか、多くの国のひとたちよりも子供のようにすべすべしているし、日本人は肉体的にあまり成熟しない特性があるのかも・・、それが顕著になってきたのが現代なのかも・・と話は飛躍します。

生物学用語に「ネオテニー(幼形成熟)」というものがあるそうです。
動物が幼形を保ったまま性的に成熟期に達し、生殖を行う現象のことをいうのだそうですが、これの有名なのが“ウーパールーパー”なんだそうです。

日本人は、どんどん“ウーパールーパー”化していくのか!?

通勤電車の中でも、サラリーマン(年齢問わず)が、行きも帰りも携帯型のゲームを真剣にやっていて、その人たちが日々増加するのが驚くくらいの速度であると最近感じています。
もう、会社から外であれば、『ネオテニー』な“僕ちゃん”たちには、そこは遊び場なのでしょう。

町内などの社会活動なども全くしない、「周囲数メートル内完結派」の人たち・・どんどん増殖していくことでしょう。


【NowPlaying】 ララバイ・オブ・バードランド / クリス・コナー ( Jazz )

ニュースを見ていて思うこと

あまりタイムリーな話題は載せないことにしているのですが、ポメラで、頻繁に報道されている“逮捕された夫をもつ二人の芸能人”について、朝に、あらかじめ書いておいたものがあり、昨夜はそれを載せようと思っていました。

しかし、意外な妻への逮捕状の報道を聞いて、全くその時点で“そぐわない”書きっぷりになってしまい、載せるのを止めました。

で、帰宅してからニュースなどを見ていたのですが、テレビなどの編集というものは恐ろしいものだと、つくづく感じました。

「悲劇の妻」的な編集の仕方をしていると、話題の人は『とても可哀想』に見えていました。
映像の編集も、好意的な感じで表情をとらえていました。

しかし、一転、事態が変化すると、表情の端々のある一瞬をうまく切り取って、印象が悪くなるような編集に変わってきているのが感じ取れました。

本人が悪いのだから仕方ないといえば、そういうことなのですが、・・もし、別の件で、てっきり“こうこう”だと思い込んで色々なシーンを編集して報道すれば、多くの人々に悪い印象持たせるなどということは簡単なことかもしれないと感じました。

そして、実際にそういうことはけっこうあるのじゃないか・・とも思いました。

自分がよく知っていることなどがテレビその他で報道されると、「実際は全く違う、よく調べれはすぐにわかることなのに」と思ったことが何度もありました。

つまり、思い込みで結論を急ぎ、その結論にたどりつくように取材や、編集をしてしまう可能性が、「つくっているのが“人間”であるのだから」あり得るのだと思うのです。

私自身も自戒を込めて、ものを書くときには十分注意しようと思います。

それにしても、人の人生というものは、『結婚』という転換期を経て大きく変わるものだとつくづく感じました。
私の職場にも未婚の女性がいますが、「派手で“ブイブイ”いわせてる男」、「金をありあまるほど持っている男」、「自分の経歴、身分に“箔”をつけたがる男」には気をつけた方がよいと思いました。

月給安くても、見てくれが“いけ”てなくても、「いってらっしゃい」のひと言を糧に、一日中死にものぐるいで妻と子のために働いてくる夫が一番じゃないかと・・老婆心ながら思ったのです。もちろん奥さんが働いていてもですよ。

私の妻も今は働いていますが、早朝に出かける私を玄関で必ず送り出してくれます。
これがその日一日を何倍も元気にさせてくれるのです・・。

【NowPlaying】 静止画 / 小坂明子 ( Piano Instrumental )

2009/08/05

山形スクリーム・・もう見た?

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竹中直人監督の映画「山形スクリーム」、もう見ました?

東京の女子高生が、部活で山形の“落ち武者”の里を先生と訪ね、800年の眠りから落ち武者を復活させてしまい、必死に逃げ回るという、ホラー&コメディ&シリアスちょびっと・・、しんみりちょびっと・・、ドタバタ盛りだくさん、バカバカしさ満点の“変”な映画です(^^;)

キャストも不思議?かつ豪華な顔ぶれで、もう楽しいったらありゃしない(*^_^*)

40代から50代にかけての方には、懐かしい映画のシーンや、昔テレビで流行った音楽なども随所にちりばめられ、山形の美しい自然の風景とホラーが“微妙”なマッチングをして、もう超娯楽ホラー・コメディーに仕上がっていました。

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主役の成海璃子も良かったが、同級生の女子高生、先生、村人から落ち武者、ゾンビまで、どれもこれも“役”にも目が離せないし、それぞれのキャラが“立って”いて、笑ったり怖がったり、吹き出したり、目を覆ったり、最後まであっという間にたどりついてしまいました。

これは、ナンセンスのわかる人じゃなきゃ、見ちゃいけません!
変な生真面目くんが見てしまうと、怒り出すでしょう(^_^)、だから“生真面目くん”見ちゃだめだよ!

家族で見て、最後まで楽しんでしまった一作でした。
竹中監督、これからも娯楽作品を時々お願いします(^^)/

【NowPlaying】 Welcome To The Alesha Show / Alesha Dixon ( Hip Hop + R&B )

2009/08/03

トイレに立っている人・・・

4月から職場が東京になり、実は気になっていたことがありました。

私の職場は9階にあるのですが、ある日、そこのフロアのトイレに入ったときに気づきました。
小用をたしていたときに、背後から誰かの視線を感じました。
私のうしろには、(大)のブースが・・・。

(大)のブースは、使用していないときには、ドアが開いています。
振り返ると・・ぞわわわわわわわわああぁぁぁぁぁぁっっっ・・・・・・と寒気が!!!

背の高い若い男の人が立っていました。

「うわぁっああぁぁぁっ!!!!」と、思わず声をあげそうになりました。
しかし、そこは我慢し、何食わぬ顔をしてトイレを出ました。

次の日も次の日も、同じ人が立っていて、しかも見た感じ、“死んだ人”ではなさそうです。
そう、『生き霊』です。

で、何回目かにその人に向き合って、「にこっ」としてみました。
その人はそのまま立っていましたが、明くる日からは消えてしまいました。

さて、それから何週間か経ったある日、またトイレで用をたしていると、背後からあの気配が・・・。
・・・うぎゃあぁぁぁぁぁっ!!!
今度は、あの男性と若い女性が二人で並んで立っていました(T_T)

どうやら女性も現在生きている人、つまり『生き霊』のようです。
で、また同じく二人に向き合って笑顔を作ってみると、明くる日からまた消えてしまいましたが・・・。

でも、時々出るのです。その二人が。

その後、数ヶ月して、過去のこのフロアのことを知っている人にいろいろ聞いてみましたら・・。
別々の市の二人の男女が、このフロアで恋愛関係になり、結婚したのだそうです。
姿形も聞いてみると私が見た人達に見事に合致します。

つまり、私が考えるに、二人のとても良い恋愛の思い出が、何か“念”のようなものになって、あのフロアに残っているのではないでしょうか。

人の「思い」って、すごいものです。
きょうはいなかったなぁ(^^;)

【NowPlaying】 ビジネスセミナー / 一色令子 ( USEN放送 )

2009/08/02

こういうことを書く男がいなくなった

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『ピーナツ・バターで始める朝/片岡義男著(東京書籍)』を読んでいます。
片岡義男の本を読むのは学生時代以来かもしれません。

その頃は、たぶんビートルズの訳詞集やその周辺のものを読んでいた記憶があります。

この本は、片岡義男、最新刊のエッセイで、どの話題も本人のいろいろな楽しみや、こだわっていることなどについて、ゆっくりと、味わい深く書かれています。
昔こんな感じの本を読んだことがあると思ったのですが、伊丹十三の「日本世間噺大系」や、植草甚一の一連のジャズや本についての著書で、出会ったことのある、あの男のエッセイのような雰囲気を再び感じました。

好きな手帳のサイズ・表紙について、あらためて読んだ「漱石」の作品について、瀬戸の潮風の中で味わった「うどん」の味、アイスクリームにチェリー・シロップをかけたデザートの話からアメリカのフルーツ・ロールズというキャンディの話、パット・ブーンの「砂に書いたラブレター」という曲からどんどんふくらむ話、などなど・・・。

そういう自分の心の中にしまってある話が綴られているのを読んでいるだけで幸せな気分になります。
学生の頃は、こんな本をよく読んで、そういう多趣味で、余裕のある男になりたい、などと思ったものです。

・・・そうはならなかったけど・・・(^_^;)

なんていうんだろうか、こういう「男」の“時のながれ方”やその人の“存在、居住まい”みたいなものを感じさせる本って最近あまり読まなかった気がします。

ちょっと、いい時間を過ごせたような気がする本でした。


【NowPlaying】 Who Can See It / George Harrison ( Rock )
※好きな曲です。(アルバム:Living In The Material World に入っています)

☆ホームページ更新のお知らせ☆
『オトナの研究室/名盤・珍盤 中古レコード研究室』にアルバム:《恋の平行線/ブロンディ》を追加。見てね!
このブログの左上部にある「HomePage」の“オトナの研究室”から入ってください!

2009/08/01

新建築物とネーミング

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『TOKYO建築 50の謎/鈴木伸子著(中公新書)』を読みました。
またもやブックオフにて購入(^_^)

最近の建築ラッシュと言ってもいいほど次々と現れる東京のビル、建築について、素人的な視線から疑問などを書き綴られたものです。

著者は雑誌「東京人」の副編集長で、都市、建築、町歩きなどをテーマに執筆をされている方です。

あの巨大で複雑な形をしているビルのメンテナンスはどうやっているの?

とか、なぜ最近はガラス建築ばかり目立つのか?

さらには、なぜあんな“珍奇”な名前がつけられたのか?

などなど、現在東京「おのぼりさん」の私にとっても興味深いテーマばかりです。

ちょっとおもしろいと思ったのが、最近の建物等に珍奇な名前がつけられていることについての部分です。

「六本木ヒルズ」が出てきたときに、“いけすかない”名前だと思ったのですが、嫌悪するほどまでにはいたりませんでした。同じ森ビル系列かと思うのですが、「赤坂アークスルズ」っていうのもあったと思います。どっちも“いけすかない”名前だこと。

「東京ミッドタウン」・・六本木の防衛庁跡地にできたのですが、・・子供っぽいネーミングだと、いきなり思いました。

「赤坂サカス」・・赤坂に新しい文化を“咲かす”、笑顔を“咲かす”、夢を“咲かす”という意味合いだそうですけど、ダジャレ系としては“いただけない”感じは否めません。こんなの聞いちゃったら、情けなくて二度と発音したくないです。

「丸の内オアゾ」・・語感が、なんか“もどして”いるみたいで、これもどうにもこうにもいただけません。

「有楽町イトシア」・・・「愛しい」に、場所をあらわす名詞語尾 ia をつけて愛しい場所になればってことらしいです。聞くまでは、南町奉行所の跡に建てたということなので、何か古い言葉をカタカナにしただけなのかと思っていましたが、これも“いただけない”に限りなく近づいてしまいました。

「シオサイト」、「カレッタ汐留」(汐留)・・・問題外、恥ずかしくて声に出せない。

「大崎ゲートシティ」・・・言いたいことが伝わらない。平均的な人が聞いた瞬間にわかりやすいと感じる名前にした方が良かったと思いました。

「アーバンネット大手町ビル」・・・考えて名付けたのはわかるけど、ネーミングとしてもっと練った方が良かったと思います。

上記の新しい建築、場所等に比べ、例えば日比谷の「三信ビル」などは東京の人なら誰もが懐かしいと思うし、覚えている、“普通”なネーミングが良いと思います。

「丸の内の八重洲ビル」・・これもわかりやすいです。

有楽町駅前の「有楽町電気ビルヂング」・・なんか“電気ブラン”みたいでちょっといい感じです。

とにかく、“ダジャレ系”と、カッコつけたと思っている“おこちゃま系”のネーミングが最近のものには目立つという印象です。

なんかウラに、50代後半から60代、70代にかけての人たちがいそうで、その年代って、いただけない“ダジャレ”とか、妙なカタカナが好きな人達のように思います。

名前は、80代の人につけてもらうといいかもよ!
今のままだと、どれもこれも、10年後には、「誰だ“赤坂サカス”なんてこっぱずかしい名前をつけたのは!」てことになってると思いますけどね・・・。


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最後に、社団法人建築・設備保全推進協会により長年維持保全を適切に行った建築物として表彰された日比谷公演隣の「市政会館」をご紹介!(携帯で撮りました)

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会議など、仕事ででかける場所なのですが、素晴らしい“たたずまい”です。しばし、見とれてしまいます。
外観もそうですが、中に入ると、建築当時のようにきれいにリフォームされていて、ドアのノブから壁のタイルまで、レトロなままピカピカになっています。日比谷公園に出かけたら見学必須です。見るだけでもおすすめですよ。


【Now Playing】 Picture This / Blondie ( Rock )

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