どんどん元気がなくなる
平日は、朝が早すぎて新聞を読むことができず、職場で昼休みなどに目を通すことが多くなりました。
そんな新聞記事を読んでいると、[官僚の天下り」についての記事がありました。
読んでいて、どんどん元気がなくなりました。
東大を優秀な成績で卒業して省庁に入り、でも同期が出世すると、その時点で出世しなかった者は、それを機会に職を辞し、天下るんだそうです。
さらに生き残った者は、上を目指し、部長、局長などとハードルをクリアする度に、同期が辞めて天下っていくのだそうで・・・。
50代に入るとあらかたの職員は天下っていなくなるとのこと。
これは、「プライド」がその一因だと書いてありました(なんだそのプライドってのは)、また、出世できなかった見返りに天下る(何で見返りが必要と考えるのか、ちっともわからない、めちゃめちゃな論理だ)のだとも書いてありました。
そして、その天下り先をつくったり、そこに大量の補助金などを投入することに“力”を入れるのは自分のためだから当然のこととなるのですね。
普通の人間にとっては、「60歳まで出世しようが、しまいが勤め上げて、国民のために仕事をすればいいのに。」
「普通に最低限暮らせるくらいの収入があれば、公務員なのだからそれでいいではないか。」と、思うのですが、それは凡人の考えることなのでしょうか。
勉強して難関を突破したのだから、“見返り”が無ければ承知できないのでしょうかね・・・。
出世したいのだったら、多額の収入が得たいのなら、公務員を選ばなければ良いのに・・・。
すいません。戯言(たわごと)です。
でも、多くの、普通の人が感じていることではないか、と思いますよ。
自分たちで自分たちの将来の設計を思うがままに描いてきたのだから、「お手盛り人生」さぞ愉快だったことでしょう。
新しい政権が色々と手をつくして天下りをさせない仕組みを考えようとしていますが、きっとそれはかなわないと思います。
あらゆる知恵を絞って、また抜け道的な仕組みを作ることでしょう。
で、どんどん私の元気がなくなるわけです。
新聞を読んだ人たちの何人かも、きっと同様に元気がなくなるんじゃないかと思います。
お勉強をたくさんして、“おつむ”がとっても良いのに、「人のために尽くす」ことは、自分の名誉欲や、金銭欲、プライド?に優ることは無いんですよ、きっと・・・。
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