雪組全国ツアー初日市川公演に!
きょうは、千葉県市川市文化会館に、このあいだ東京公演を終えたばかりの雪組全国ツアーを見に行きました。
ほんとうは、長女と行くつもりだったのですが、長女は残念ながら学校の行事が入ってしまい、職場の女性と一緒に行くことになりました。
写真は開演前のロビー、もちろん満員になりました。
最初のミュージカルは、『情熱のバルセロナ』。これは27年前の作品だそうで、初演は大地真央と黒木瞳のコンビ。その二人のトップお披露目公演の演目だったそうです。
感想としては、「古い」というのが一番でした。
なぜ、ちょっとすれ違っただけで、命をかけるまでの恋になってしまうのか。
また、マリア様に誓ったとか言って、「もう二度とあなたをこの目でみないことにしました」などと、わざと見ないようにするトップ娘役を「こうすればいい」などと、うしろから抱きしめたりするシーンには、もうなんだかわからない感覚でした。
たぶん、二十何年前にはこれでよかったのだと思います。
ただ、水さんも愛原さんもきちっと、演じられて、それなりに楽しめました。
全体の印象としては、主役二人の内面までの描き方がもの足りないように思いました。特に愛原さんの役は、もうちょっと今どきの娘のような感覚を取り入れても良かったのではないかと感じました。
後半のショー『リオ・デ・ブラボー』は、このあいだまでの東京公演で楽しかったラテン・ショー。
こちらは、十分に楽しめました。
一部内容も変更されていましたが、あの楽しかった感覚は、少人数にもかかわらず、きちんと再現されていました。
気付いたのは、音月さんを欠いた(本人はディナーショーに回っている)公演なのですが、見ていると音月さんの、あの明るいキャラクターがいないと、「ぽっかり」とあいた穴があるように感じました。
やはり音月さんは、今の雪組にかかせない人なのだと認識をあらためました。
東京で音月さんが「ロシアから東京宝塚経由でリオへ」というパイロットのアナウンスは、「バルセロナから水さんのふるさと千葉を経由してリオへ」と変更されていました(^_^)
水さんが舞台からはける前に「千葉LOVE」と叫ぶなど、地元公演ならではのアドリブも随所にみられました。
最後のご当地出身者の紹介はもちろん水さん!
JRの駅名を実家から市川まで言ってみたり、今回もポンポンを振る観客の熱気と笑顔がたえない良い公演でしたよ。
愛原さんも東京の最初の頃と違って、「のびのび」とダンスも歌もこなしていました。
二人は早くもトップとして充実し始めていると感じました。
【NowPlaying】 Ask Me Why / The Beatles ( Rock )
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