理解していることが大事
『<わかりやすさ>の勉強法/池上彰著(講談社現代新書)』を読みました。
池上さんの本は、ここ数ヶ月でも何冊も読みましたけど、どれも雨が乾いた砂にしみていくように、「ああ、そうだよな。なるほど、なるほど。そうか、こういうふうにしているのか、すごい!」など、思わず声に出してしまいながら、あっという間に読んでしまうのです。
つまり、私のような人間にでも「わかりやすい」のです。
この本のテーマが<わかりやすさ>ですから、当然なんでしょうけど、池上さんが言っているのは、「相手にわかりやすくする」ためには、自分がそのことについて「理解」しているということです。
・・・私も反省することばかりです。
理解してもいないのに、知ったかぶりをしてしまうと、どんどん話が抽象的になり、わけがわからない話になってしまうこと度々。
そう、自分が深く理解していないことに反省し、自分が勉強せねばならないのです。
考えてみれば、私の得意分野「ビートルズ」のことに関しては、「3分で話をしろ」と言われれば簡潔にわかりやすく話す自信がありますし、「3ヶ月で講座を開け」と言われても、「30秒で話してみろ」と言われても、対応できます。
仕事のことでこうなれば・・いいんだよねぇ・・・(^_^;)
他にこの本では、池上さんの情報収集の方法なども書かれていて、ノートの取り方、新聞などからの情報の取り方、切り取った気になる記事の整理方法などなど・・・参考になることばかり。
“デジタル”に頼り切らない池上さんの手法、参考にしたいと思います。
昨日、同業他社で私と同じく近辺の職場のブロック幹事をされている「T」さんが、情報交換の場を朝の勤務開始前に喫茶室などを利用して始めようとしていることをおしえてくれました。
夕方に会うと、どうしても「飲み」に突入してしまうので、朝のちょっとした時間に、仕事の情報や、その他最近気になることなど、情報交換しようとしているのです。
これも、仕事で関わりのあるブロック内の「共通理解」を深めるのに役立つと、感心しました。
真似をさせてもらおうと思っています。
あとは、最近始めた、ブロック内少人数での“課外活動”的な交流も深めて、人間的な関係も築きたいと思っているところです。
きょうは、池上さんの著書から得たことなどを書いてみました。
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