人物鑑定法??
今回読んだのは、『人物鑑定法/井上和幸著(リュウ・ブックスアステ新書)』でした。
人材コンサルタントの著者が今までの豊富な経験の中から導き出した「人物鑑定法」は、自己の主な仕事であるヘッドハンティングだけではなく、ビジネス上の付き合いをする人との間でも役に立つであろうという発想から書かれているものでした。
私達が仕事上で出会い、付き合う人たちは年間でもかなりな数の人達になると思いますが、私の拙い経験の中でも「あっ、このタイプの人はこう扱った方がいいな」とか、「この人は常に自分中心でないと機嫌が悪くなるな」などと瞬間的に思うことがあります。
この本は、それを体系的に分類して、それぞれの対処方法などをまとめたものです。
たしかに読んで見ると、そうかもしれないと思い当たることばかりでした。
打ち合わせの場で、相手方が例えば二人いた場合、会議室のテーブルのどの部分に座るかで、その二人の関係がわかる・・なんていうのもありました。
また、相手方のホーム(よく使っているお気に入りの店)を紹介してもらって、そこでその人と接すると、その人の別の面が見えてきて、本来の姿がわかるとか、・・ほほうと思う部分も。
正しいと思うことを“大量”にどんどんやっていく人の未来は明るいという、人の良い部分を見つける話題もありますが、逆に“こういう行動や態度をとる人は、早めに見限れ”という強い意見も書かれています。
そうです、見限れずにべったりとしてしまって、切ることが出来ずに最後までたいへんな事になるってパターンも時々経験することです。
そんな難しいことも、さらっと書かれていて、かなり参考になりつつ、しかも軽い感じで読むことができました。
今後のビジネス上での人間関係に何かヒントがほしい、というような人には役立つと思いました。
ここのところ、読んだ本の紹介がけっこう続いてますが、これもあっという間に読めて、そして役に立ちます。
気になったらぜひ本屋さんで手に取ってみることをおすすめいたします。
【NowPlaying】 ホテル・パシフィック / ケニー・ジェイムス・トリオ ( Jazz )
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