久しぶりに寄席へ

昨晩は、職場の“心配性の天使”からお誘いをいただき、勤務終了後に「浅草演芸ホール」へ行きました。
チケットは同じ職場の“お酒の女神”が手に入れ、落語に興味がないことから天使に手渡されたものです。
地下鉄銀座線「田原町」の出口を地上に出ると、そこはもう下町の風情です。
いきなり仏壇屋さんの前に出て、レトロな喫茶店や蕎麦屋、とんかつ屋などが並んでいる商店街です。
天使と私は古そうな天ぷら屋さんで定食を食べ(残念ながら期待していたほどおいしくはなかったけど)、いざ演芸ホールへ。
夜の部、「中入り」直前に入り、そこには“まったり”とした空気の中、ぎりぎりおもしろいかもしれない落語の真っ最中。
すぐに私達は空気に馴染み、そのまま「中入り」、いよいよ天使にとっては初の落語体験です。
柳朝の“暖機運転的”な落語に始まり、和楽社中の見事な曲芸を見、神田茜の新作講談を聞いてほどほどの盛り上がり・・(^-^;・・こういうゆっくりと時が流れていくのが演芸ホールらしくて楽しいのです。
円歌さんの女性のお弟子さん、「小円歌」さんの三味線漫談は、以前にも鈴本で見たことがあるのですが、お客さんを引きつけること巧みでした。
もう、出て来たときから“おもしろい人”ってわかるんですね。
この人の話芸も三味線もたっぷりとお客さんを楽しませてくれました。
そして、最後は橘家圓太郎さん。演目は『棒鱈』。
この人の様々な登場人物の演じ分けは素晴らしく、それぞれの人物像がすっと浮かび上がってくる感じ。
特に女性の演じ方はなぜか艶っぽくて、失礼ながらご本人のルックスからはそんな色っぽい女は想像できないのですが、観客には女性の姿が見えてくるのです。
噺も大詰めになり、どたばたと登場人物がいっしょくたになって大騒ぎのシーンも、何人かで演じているかのごとくでした。
ああ、おもしろかった・・と外に出ると、もう9時過ぎでした。
満足気分で二人地下鉄に乗り、帰って来ました。
落語も時々聞きたいと、あらためて思いました。放送でなく、「生」でね。
【NowPlaying】 希望の轍 / Kenny James Trio ( Jazz )
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