歩道橋上で見つけた“いい”バンド
4日から5日にかけて、大阪に出張した話を書きましたが、5日、帰りの日、阪急梅田駅からJR大阪駅に渡る横断歩道を歩いていると、耳にとてもいいドラムとベースが奏でているリズムが聞こえました。
なんだろうと見上げると、どうやら歩道橋の上でバンドが路上演奏しているようでした。
まだギターの音や、曲のメロディーは聞こえていなかったのですが、あまりの“ノリ”の良さに歩道橋に上がってみました。
ボーカル&エレキギター(レスポール)と、アコースティック・ギター(ピックアップ付でアンプへ通されている)、ベース(5弦エレクトリック・ベース)、キーボード、ドラムの5人組バンドでした。
跳ね上げるようにストロークするエレキ、クリアな音でリズムを刻むアコースティック、フレット上をウネるように運指する唯一女性メンバーのベース(このベースがこのバンドの“肝”だと感じた)、ハードヒットはしないが、一筋縄ではいかないリズムと一体となったフィルインを叩き込むドラム、ちょっとサービス過剰気味なキーボード。
残念ながらボーカルには、かなりのエフェクトが掛けられているのか、歌詞が聞き取れませんでしたが、声はなかなかいいのです。
第一に曲がいい!
「アルパカチューナー」というバンドでした。
ウネるようなグルーブ感は、特にレスボールとベースの絡みで全面に繰り広げられ、それがこのバンド最大の魅力だと感じました。
そして、ギターのソロも過剰なインプロビゼーションにならずに、勘所をとらえています。そして、ベースが絡む絡む!
歩道橋を歩く人達も、皆、足を止めて釘付けです。
どんどん人が増え、歩道橋上にたまっていき、バンドから「後ろをあけて、通してあげて・・」と言い出したくらい人が立ち止まりました。
もちろん、私もその一人です。
アルパカチューナー、路上で演奏してはいますが、これはきっと来年には大きく羽ばたいているのではないか、と思いました。
いいバンドです。一遍で好きになりました。
【Now Playing】 おしゃべりクイズ疑問の館 / 藤田弓子他 ( NHK-AMラジオ )
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