映画 the social network を見てきました
何日か前に映画を見てみたいと書いたのですが、昨日映画館に行って話題の映画、『 the social network 』を見て来ました。
前にブログで書いたとおり、フェイスブック関連の本を読んでいて、主人公のマーク・ザッカーバーグのことは事前に知識が入っておりましたので、ストーリーにはすんなりとついて行くことができました。
映画ですから、誇張されていることや、ストーリーを面白くしようとして演出されている部分も多々あるのだとは思いますが、マーク・ザッカーバーグという人はきっと頭の回転は常人では考えられないレベルなのでしょうね。
演じているジェシー・アイゼンバーグの力量も手伝って、最初の彼女との言い合いは、オープニングからのいきなりの見どころとなりました。
話はぶっ飛ぶし、自分勝手、人のことを見下して何の感情も起こらない、しかもすぐに仕返しをする。
こういう“高性能”だが、感情的なことまでも理性をはたらかせて処理し、思うがままに突き進む人っていうのは、どこの世界にも生息していそうです。
敵も作るが、頂点にまで達するのはものすごく早いのです。
主人公とともにフェイスブックの創始者となったエドゥアルド・サベリンを演じたアンドリュー・ガーフィールド、音楽業界で一世を風靡し、やがてフェイスブックに乗り込んできてかき回すショーン・パーカーを演じたジャスティン・ティンバーレイクの二人は主役に優るとも劣らない演技で、ほんとうに本人が演じているのでは、と思うくらいのリアル感がありました。
映画の進行は、裁判という場をとおしてのそれぞれのシーンが重なり合うように繰り広げられていて、飽きさせず見どころも多いものでした。
ただ、実際の場面としては、学校やオフィスなどが多く、それほど大がかりなロケがされているわけではありません。
どちらかというと、若くして億万長者になってしまった主人公の周囲にまとわりつくような人間関係に“重き”がおかれているような映画でした。
なので、フェイスブックがどのように進化していったか、とか、何がウケていたのか、どんな機能が付加されたことによって社会はどのように反応したのか、などといった私がこの映画を見てみようと思い、興味を持ったことにはほとんど触れられていないものでした。
でも、「人間模様」と「マーク・ザッカーバーグその人」に焦点をあてたこの映画はかなりの秀作です。
見ても損はないですよ。
まだ私はフェイスブックに手をつけていませんが、日本以外でも人と人とのつながりをネット上に求める人は急増しているのでしょうか。
それとも、ネット上ということ自体に意識はなく、フェイスブックはあくまで単なるビジネスやコミュニティなどのひとつのツールとして機能しているだけなのでしょうか。
・・始めてみなけりゃわからないですね。
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