池上彰さんの「新聞勉強術」を読んでみました
出す本、出す本みなベストセラーの池上彰さんの本、『池上彰の新聞勉強術/池上彰著(文春文庫)』を電車内で読みました。
同じ新聞でも早版、遅版での違いや、地方の新聞と東京周辺の中央の新聞の違い。
『把握している模様』・・などという表現の微妙なニュアンスについて。
その他新聞について、今まで“何となくわかった”ような気になっていたことが詳しく解説されていて前半はそんなことをあらためて勉強しつつ読みました。
で、私が興味を持っていたのは、実際に新聞を作っている側の人達の工夫の部分でした。
様々な記事もそうだし、コラムなどには特に興味がありました。
私も、日々ブログを書いたり、Facebookに書き込んだり、時にはツイッターにひと言載せてみたりと、割と長めの文章を書くのですが、けっこう悩みも多いのです。
まずは書きだしの部分でどう“つかむ”か。
それから、単純に「起承転結」で組み立てていっても良いのかどうか。
そのへんも終盤に書かれているので、かなり参考にしました。
「勉強術」よりも、むしろ新聞の記事を書くときにどんな工夫をしているかに興味があったわけです。
実際に新聞のコラムなどに、自分でタイトルを付けてみるといい練習になる・・などとも書かれていて、「なるほど」と思いました。
ちょっと今後は試してみようかと思いました。
新聞の記事を、実際の紙面写真で実例を示し
○見出し・・記事の内容がひと目でわかる
○リード・・本文の内容を短い文書で要約
○本分・・記事の詳細
○用語解説・・専門用語、難しい言葉の解説(本文を読む手助けとなる)
○コラム・・ニュースをめぐる所感
などで構成されていることを解説してあって、それぞれの書き方についてふれていました。
これもとても参考になりました。
すぐには、私の拙い文章が良くなったりはしないかもしれませんが、今後ちょっと練習してみようと思いました。
全体に、さすが池上さんの本、とても面白くてあっという間に読み終えました。
学生にも参考になると思いましたよ。
本日は、池上さんの新聞についての本のご紹介でした。
【NowPlaying】 ラジオ深夜便 / 宇多滋樹他 ( NHK-AMラジオ )
« ○○抜き!! | トップページ | 劇団蝶能力公演『ルービック・キューピッド』を観ました »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 古本の頁を繰っていて見つけるもの(2022.01.23)
- 中学生時代から今に至るまで、「レコード盤を貸してくれ」「CDを貸してくれ」「本を貸してくれ」と言われる話。(2021.12.21)
- 「日本人も知らなかったニッポン/桐谷エリザベス」を読みました。(2021.10.03)
- 「小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム -名喜劇人たちの横顔・素顔・舞台裏-」を読みました。(2021.09.28)
- 坪内祐三の「最後の人声天語」を読んだ。(2021.09.25)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0288【 行く秋 三百句まで あと十二句 】(2024.11.30)
- Facebook その他SNSでよく見かける「リンクをただ張っただけ」で本人が嬉しがっているものについて。(2022.03.25)
- 怖いが、365日を振り返る。(2021.12.31)
- キーボードが必要な理由(2021.06.19)
- 『話術/徳川夢声』を読みました。(2020.08.12)
コメント