【 ジャズ喫茶 BROOKLYN で会おう 1/2 】
このブログで何度かご紹介した私の中学時代の担任の美術の先生。
実は作年末に展覧会を開催中に大病をして大きな手術を受けていたことを手術後に先生から電話をもらい、知ったのでした。
その後のようすが気になり電話をしたこともあったのですが、たまたまタイミングが悪く電話がつながらない状態だったので、先日思い切って手紙を書きました。
その後こちらに電話をいただき、先生は自宅で療養中であるが、徐々に良くなられているとのこと・・安心したのですが、たまたま「もし御加減がよろしかったら、先生の好きな八街市のジャズ喫茶「ブルックリン」でお会いできたらいいですね。」と手紙に書きました。
そして、私の手紙が届く直前に、先生ご夫婦で「体調も良くなってきたので、ブルックリンでジャズでも聞こうか。」と言っていたところだったのだそうです。
・・互いの気持ちが千葉市と旭市という遠い場所に住みながら通じ合っている、そんな不思議な出来事にうれしくなりました。
とりあえず、食事してからブルックリンに行こうと決まり、JR八街駅で待ち合わせ。古い蕎麦屋さんに入りました。
その際、先生が三十年くらい前にこの駅前のアーケード街で酒をよく飲んだものだという話が出て、先生と商店街の裏側に回ってみると、写真のようにその跡がまだ残っていました。
レトロで、丁度良い雑多な雰囲気が私の心に“じい~ん”と沁みました。
先生もとても懐かしそうでした。
そして、先生ご夫妻と古い木造の蕎麦屋で食事。
つもる話もそこそこにジャズ喫茶に向かったのですが、開店までちょっと時間があったので、先生が初めてブルックリンに来たときに道に迷ってたまたま見つけたお寺まで散策することにいたしました。
実相院というこのお寺、先生が迷い込んだときには、木々がうっそうとしていたとのことでしたが、きょうはかなり伐採された状態になっていて、先生、ちょっと残念そうでした。でも、さわやかな風が吹いていて、三人で清々しい気分でお参りできました。
実は先生ご夫妻、先生のお体の具合の方が心配なのに、私の手紙を読んで逆に私の心配をしてくれていました。
文面からいろいろと読み取られて、歩いていると私の隣に交互に並んで、そっと私にアドバイスをいただいたり、あたたかい言葉をかけてくださいました。
ほんとうにうれしかった・・この先生に教わってよかった・・とつくづく思いました。そして奥様も素晴らしい方で、ありがたかった・・・。
長くなってしまいましたので、ジャズ喫茶に入ってからのお話は次回のこのブログで。それではまた。
【NowPlaying】 Cherokee / Eunah Cho ( Jazz )
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