本が崩れる!!・・読んだ。

『随筆 本が崩れる/草森紳一著(文春新書)』という本、一度読みかけて本棚に置き去りになり気になっていたのですが、数年振りにもう一度手に取り、読んで見ました。
タイトルどおり、この人の家は本に埋もれており、人が棲息するスペースはギリギリ・・無い・・(-_-;) 状態にあり、久しぶりに風呂に入ろうとしてなんとか体を浴槽のあるスペースに本をかいくぐりながら滑り込ませたのはよいが、天高く積み上げたドアの向こうの本が崩れ落ち、風呂から出られなくなるところから話は始まります。(;´Д⊂
前回は、この風呂場で色々と著者が思いをめぐらせているところまで読んで、あきれて読むのを止めたのでした。
でも、今回は読み進んでみました。
本に埋もれている著者の生活状況からいきなり旅に出たときの話に飛んだり、しかもそのときのどうでもよいエピソードなどが次々と語られるのです。
話そのものはつまらない内容なのに・・なぜか「ふうん」と、ちょっとばかり興味を持ちつつ読ませてしまうのがこの本でした。

もう、何が書きたいのか次第にわからなくなり、寝ているときに崩れてきた本を手首のスナップで払い除け、無事だったのは子供の頃の野球でセカンドをやっていたときのスナップスローが役立った・・という話から、少年時代の野球経験について唐突に深く語り出したりもします。
世の中全体が貧しい著者の少年時代、グローブもレギュラーにならなければ学校から配給されない、そしてそのグローブの「綿」を抜いて独自の捕球と転送プレイを繰り出す話などが綴られるのですが、もう「本が崩れる」というタイトルとは何ら関わりのない話になっている・・f^_^;)
ほんとうにわけがわからないが、少し面白い・・という状態で読んでしまうのでした。
挙げ句に著名人の煙草にまつわるエピソードや、自身のヘビースモーキングの意固地で他愛もない話で300頁に渡る本書を締めくくるに至って、“すごい人”だ!と、ただただ感心したのでした。
何の役にも立たず、かといって誰もが面白く読めるというわけではない(事実、最初は私も音を上げて放り出した)本書、「自分はかなり偏屈でおもしろがり屋だという人なら読めるかも・・(b^ー°)
それじゃまた。
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