気になった「居酒屋コンフィデンシャル」を読んでみた

『居酒屋コンフィデンシャル/水内茂幸著(新潮文庫)』を読みました。
表紙の写真がいきなり安倍晋三首相(首相になる前の時点ですが)の焼肉屋でのエプロン姿にマッコリを手酌する姿で、おもしろそうだ・・と思い読んでみることにしました。
著者が様々な政治家とその政治家のお気に入りの居酒屋などで「打ち解けて」話をする中で出てきた“とっておき”の話や、意外な側面などを「ここまでならいいか・・」という感じで書いています。
うまいインタビュー方法と、発信の仕方だと思いました。
これは思わず手に取ってしまいますよね。
登場する政治家も蒼々たるもので、自民の大島理森氏、あの「加藤の乱」の加藤紘一氏、国民新党の下地幹郎氏、自民の石破茂氏、安倍晋三氏、森雅子氏、高市早苗氏、野田聖子氏他、民主の玄葉一郎氏などなど、まだまだ様々な方が登場します。
普段は政治嫌い、政治家嫌いな私も次から次へと楽しく政治家本人が紹介するお店とそのメニューにまずは「へえ~」と興味を持ってしまい、それらメニューの味や出てくるお酒の紹介も交えつつ政治的な話が進行するので、これは飽きずに読めました。
それに、居酒屋で膝つき合わせて話をすると、人というものは、何か滲み出てくるものがあるんですね。
この本を読んでそう思いました。
熱く現在の政治に対する自分の思いを語るかと思うと、一直線ではなくて、それなりに折り合いをつけていく過程についてもしみじみと語り出したり、故郷を出てきてからのことを振り返ったり、学生時代のことを昨日のことのように語ったり、・・けっこう期待どおりの面白さでした。大抵はこういう本って期待外れに終わることが多いんですけどね。
この本の内容は、昨年末の衆院選が終わった時点でのことで、今回の参院選の結果が出る前の状態ですので、「あの時点ではこんなことがあったのか」ということも書いてあって、興味深い部分もいくつかありました。
詳しく書いてしまうと著者への営業妨害になってしまうので書きませんが、居酒屋での“緩い”トークばかりでなく、けっこう深く各党の事情について語られている部分もあります。
それに、高市早苗さん、野田聖子さんそれぞれに互いをどう思うかなどストレートに聞く著者もなかなか面白いキャラクターで、その面でも面白いかもしれません。
最近本屋で平積みになっているのを見かけたので、けっこう売れているのかもしれませんね。見かけたら手に取ってみると良いかも。
いいお店リサーチにも使えそうです。・・石破さん紹介の店以外はけっこうお高いお店かもしれないけどd(^_^o)
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