『宝塚夜話・第十四夜 < 雪組新トップスターコンビは! > 』
いろいろあってブログを更新することできませんでした。
その間に雪組の新トップコンビの発表がありました。
男役トップスターは、順当に、というか想像どおりの早霧せいな(さぎり・せいな)さん。
私の記憶にあるところでは、渡辺淳一氏原作の「双曲線上のカルテ」で“男の背中”の演技を見せてくれたり、ミュージカル「ニジンスキー」で鬼神のようなダンスと常人を越えたキャラクターを描いてみせてくれたステージの印象がまだ強く残っています。
ミュージカル化された「仁」での坂本龍馬の演技も早霧さんの実力を感じました。
歌については、今ひとつのような印象もありますが、トップスターに必要なのは全てが完璧なことよりも“人”そのものの魅力ではないかと思います。
どうか、今“乗っている”雪組をさらに浮上させていただきたいと思います。
娘役トップスターは、咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さん。
期待の若手ですが、月組から雪組に組替えと聞いたときに、トップに入るのだな、と誰もが思っていたと思います。
月組でも卓越した演技力を見せ、明日海りお(あすみ・りお)さんと組んだ三島由紀夫原作の「春の雪」では、まるで明日海さんのお姉さんが如くの落ち着きはらった演技に舌を巻いたものでした。
また、専科の北翔海莉(ほくしょう・かいり)さんと組んだ「メリー・ウィドウ」でも大金持ちの未亡人を堂々と演じていて、ただただ驚くばかりの実力を感じたのでした。
歌もダンスも演技に劣らずこなしていく、まだまだ未知の魅力を秘めた実力派トップ娘役の早霧さんとのコンビ、楽しみです。
お二人のお披露目はまだ今年の10月とのことですが、壮一帆(そう・かずほ)さんと、愛加あゆ(まなか・あゆ)さんのサヨナラ公演を見届けてからの楽しみとして、まだ心の奥にそれはしまっておきましょう(゚ー゚*)。oO
100周年が始まったばかりなのに、色々と激動の宝塚ですが、まだ今年中に何か起こるのでしょうか。少し落ち着いて舞台を見たいのですが・・きっとまだ何かあるのでしょうね。・・・あの人がああなって、そしてこうなるのか・・などと思いを巡らす人もいらっしゃると思いますが、自分の思ったとおりになったためしのない宝塚・・…σ(^_^;)、余計なことは考えずに舞台を楽しみましょうか。
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