万城目学さんの初エッセイ集を読んだ
『ザ・万歩計/万城目学著(文春文庫)』を読みました。
初エッセイ集となっていましたが、読み始めると、“ストーリーもの”っぽい章があったりして、エッセイを読んでいるような気持ちになかなかなれず、時として取り上げる話題に「?」・・。
この世で最もおもしろい歌の一つとしてマークしている楽曲が「やぎさんゆうびん」・・???。
そこから持ってくる地方のラジオ曲の話題も、普通の人の世間話的でピンと来ませんでした。気にするほどのことでもない話題でした。
加茂川沿いの桜が初めて意識した桜並木・・二十歳になるそれまでに意識しないってのは・・どういうこと?。
数学の試験でbと6を間違えたことと、最後に加茂川付近を自転車で疾走する話の結び付きがわからない・・(´・_・`)
いきなり「将来モンゴル人になりたいと思っていた」という話題で始まる章もあり、唐突すぎる。
エッセイを読むときの私の感覚と、とうとうマッチせず読了 (・_・;
読んでいても話の組み立てというか、家に入ったら全部柱が見えているような建物のようで、すぐに造りがわかってしまうような文に、エッセイの中の言葉の波に漂うように読んで行く私のゆっくりなスピード感とも反りが合う部分がありませんでした。
ちょっと私には苦手なタイプだったようです。
※これは2014年末に書いたものですが、晦日にアップするのもなんだなと思ったので、2015年に入ってすこし経ってからアップされるようにしておきます。
【Now Playing】 Cruel Game / Destruments ( Organic Soul )
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