ありがとう、サンド
14年間我が家で一緒に暮らしてきたネコのサンドが亡くなりました。
5月始めのこのブログで容体が悪いことを書きましたが、あれからほぼ一ヶ月、がんばりました。
スポイトでポカリスエットの薄めたものを与えたり、練ったエサを口のまわりに塗ってなめさせたり、いろいろやって来ましたが、ここ数日はエサを受付けなくなり、水も一度は飲もうとするのですが、飲む力も出ず、湿らせてやるくらいにまでなっていました。
それでも、昨日は夕方、私が抱っこして庭の花々の中を歩いていると、自分で歩きたいと動きだし、数歩ですが、庭を歩き、草の上で30分も外の空気を感じて気持ちよさそうにしていました。
今朝、私が出掛けるときに声を掛けたのが最後でしたが、その後、お昼に妻と長女が見取る中亡くなりました。
私が出先の東京で気にするといけないと、帰宅するまで妻と長女は黙っていてくれました。
帰宅すると長女が泣きながら伝えてくれました。
サンドは、最後の最後まで自分でがんばっていました。
前のブログでも書きましたが、長女が多感な時期に、泣いて部屋に行くようなことがあると、追いかけていって、涙がとまるまで涙をなめていたり、長男が中学、高校と深い悩みを抱えているときも、何か感じていたのでしょう、ずっと長男のそばを離れずにいました。
ありがとう、サンド。立派な家族の一員でした。
家族それぞれがサンドと映っている写真にメッセージを書いて、明日火葬することにしました。
長男は転勤で大阪にいるので大阪からメッセージを送ってくれました。もともと長男が拾ってきた捨て猫でした。
一枚目の写真は妻が撮ったサンドの愛らしい姿。
二枚目の写真は5月に入ってからのサンドのがんばって生きていた記録を妻がカレンダーに書いたものです。
何度ももうだめか、と思いましたが、思い立ったように突然歩き出して「まだ大丈夫」と、奮い立つようにしていたのが健気でした。
家族全員でありがとうとお礼を言って、明日お別れです。
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