我が家のネコ、サンドのこと
我が家のネコ、「サンド」はオス猫で長男が小学生のときに、上級生が手の平に乗るような小さな捨て猫を公園の砂場で埋めたりしているひどい状況を見て泣きながらやめてくださいと言って抱きかかえて我が家に連れ帰った猫でした。
我が家に来たときには、すでに冷たくなって、体も硬直しているような状態。
動物は飼わないと言っていた私も、面倒をみようということになりましたが、明日までもつのだろうか、という感じ。
皆でスポイトで水を与え、ホッカイロで体を温めたら翌日遅くには生き返ったのです。
それからもうすぐ14年が経とうとしています。
老猫となったサンド。
ここ二週間くらいで、すっかり元気がなくなり、後ろ脚も弱り、まっすぐ歩けない状態から、よろけてへたり込むような様子を見せるようになりました。
エサも食べなくなり、ペースト状のものをなんとか食べさせたり、ポカリスエットを薄めてちょっと温めたりすると少しはスポイトから口にするようになり、命をつないでいます。
弱りだして最初のうちは、いつものペースをくずそうとせず、朝、家族皆の顔を見て食事をすると二階の長女の部屋に自力で階段を上がり(手伝おうとすると怒りました)、必死に上りきると、今度はいつもいる長女の部屋の出窓にくらいつくように上がり、そこで日中を過していました。

我が家では、周囲に野良猫がいたり、クルマも裏道を通るので心配して外には出さない猫として飼っていましたが、よろよろの状態を見て庭に出して外の景色を見せてやろうということになりました。
写真は、そのときの様子です。
家の中では、二~三歩あるいてよろけて倒れるような状態だったのに、庭に出て外の景色を見、空気を感じると、すっくと立ち、よろよろではありますが、庭を歩き出しました。
妻と4月から勤務先が大阪になり、連休で帰省した長男、そして長女の四人で見守りながら(泣きながら)、よかったね、花が咲いているね、などと声を掛けてやりました。

外を見せてからはだいぶ持ち直した様子を見せてくれていますが、予断は許さない状態です。
外を見たことが新鮮だったのか、行きたそうなそぶりを見せるので、抱っこして外に連れだし、調子が良ければ草の上でしばらく休ませてやるようにしています。
きょうの夕方も、連れだしてやると少し目が生気を取り戻したようです。

今は三枚目の写真のように、元気だったときみたいに私の椅子に座るという素振りを見せてくれたので、私が隣のベンチシートに座り、私専用の椅子に安心してゆっくり眠るサンドを見てやっています。
外から家に戻そうとしたときに、怒って強く噛んだりもしました。
自分のやり方や、おきまりの行動を遮られると怒りをあらわにする気性も変わらず、痛いけれど、安心し、うれしくもなりました。
このブログにも書いた「いすみ鉄道の小さな旅」の前日、前夜は具合が悪く、妻がひと晩中起きて見ていると泣き出したので、無理矢理寝室に送り込んで、実は私が不眠(実際は4時半頃に1時間くらい眠りに落ちてしまった)でみていました。
よく、朝起きて電車の旅に出られたものだと自分でも思いましたが、約14年間我が家の家族の一員として、皆のさまざまな人生の出来事で苦しんでいるときに潤滑油的存在として大活躍してくれたネコ、サンドですからそのくらい何てことありません。
長女が多感な時期に、いろいろな出来ごとがあって、泣き出して二階の部屋に入ると追いかけていって、涙をなめて、なぐさめていることもありました。
そんなサンドに家族一同感謝して、これからも日々面倒をみていこうと決心しています。
長男はきょう、サンドを膝に乗せて写真を撮ったあと、勤務地の大阪に帰りました。
家族全員で毎日サンドを応援します。
【Now Playing】 No More Lonely Night / Paul McCartney ( Rock )
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