【はっPのアナログ探訪_0041: 平和を我等に(Give Peace A Chance) / Plastic Ono Band ( Single )】
今回はジョン・レノンのプラスティック・オノ・バンドが出した、今では有名な曲「平和を我等に」です。
ジョンと言えばイマジンと共にこの曲を思い起こす人も多いかと思います。
また、ヨーコとのベッド・インのイベント時でのこの曲の大合唱シーンが頭に浮かぶ人もいるかもしれません。
ジョンが早口でまくし立てる曲というと、この曲の他に「I Am The Walrus」「All You Need Is Love」などが咄嗟に思い浮かびますが、いずれもジョンのメッセージ性が強い曲であるようです。
もちろん、この「平和を我等に」も超メッセージ色の濃い曲ですが、Walrus や、All You・・とは異なり、サウンドや曲づくりにマニアックなほどの“凝った”部分は見受けられず、ギターと手拍子、足拍子のシンプルな構成になっています。
でも、そのシンプルさが逆にどんどんメッセージをズシンズシンと伝えてくれるのです。
私が初めてこの曲を聞いたのは、AMラジオから流れてきたものでしたが、ビートルズのジョンとは全く異なる曲風に驚きつつも、深く感動したのを思い出します。
このダイレクトに伝わるシンプルな演奏、そして簡潔なレコーディング、いつでもどこでもいきなり大合唱できるような楽曲、とても魅力あるものと感じました。
ジョンが亡くなったあとも、ポール・マッカートニーが大きなライブ会場で演奏したりしていますが、何年経っても消えないメッセージ性とパワフルさが目立つ、ジョンの代表曲のひとつと言えるでしょう。
あらためてレコード盤で聞いてみましたが、音そのものはきれいな音で入っているわけではありません。
でも、伝わってくるものは大きいのです。
それに、まだジョンが生きているような気持ちにもなってくる・・。
これからも折に触れ聞いていこうと思います。
ジョンの魂はずっと私の心に残っています。
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