【はっPのアナログ探訪_0048: Imagine / John Lennon ( LP )】
久しぶりにレコード盤でジョンのアルバム、「イマジン」を聞いてみました。
すっかりCDに馴れてしまった耳にはとても新鮮でした。
一曲目のタイトル曲「イマジン」は誰もが知っている名曲ですが、レコードで聞いてみると、とても軽い印象でした。あのピアノのイントロの重い感じや、ジョンのボーカルが厳かに入ってくる感じも、レコードの方は“すっ”と入って来て、逆にいきなり心の中に風のように入ってくるという・・そんなふうに感じたのでした。
ちょっと意外。
二曲目の「クリップルド・インサイド」は、レコードの方が圧倒的にギターも打楽器もインパクトがあり、これにも驚きました。
レコードを聞いた全体の印象は、自然で、流れるような感じで、ちょっと“はかない”くらいの優しさと心情が聞き手に伝わってくるのでした。
買った当時はそんなふうに聞こえなかったんだけどなぁ・・。
このアルバムには「ジェラス・ガイ」というジョンのファンにはお気に入りとなっている一曲もありますが、今にして聞くと、ジョンの当時の心模様はどんなだったろう・・などと感慨深いものがあり、胸に染み渡るジョンのバラードという感じです。
ポールに対する“嫌がらせ”的な曲もありますが、実はどうだったんだろう・・そんなに深く陰険なものではなかったんじゃないか、などと思ったりもします。
ラストの「Oh YOKO!」は、なんでもない曲のようで、当時も今もキュンとさせる素敵な曲です。
ビートルズのレコードを聞くよりも、なんだか昔のレコードを聞いているような気持ちになる不思議な感覚。・・でも、いいレコードでした。
このレコードに思い出のある50代、60代の方ってたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。
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