AIが、そんなにいいのか
ここのところ、“AI(人工知能)”という言葉を聞かない日はありません。
ついこの間では、「AIスピーカー」っていうのが出来てきて、そのスピーカーに今の自分の気分を語りかけると、その気分にちょうどいい音楽を奏でてくれるんだって・・自分の聞きたい音楽くらい“機械様”にお教えいただかなくたって決められるよ、決められなくて人間やってられっか、つうの。
「素晴らしいことでしょう、どうです」って、そのニュースでは自慢たっぷりでしたが、バカみたい・・って思いました。
今話題の将棋だって、もう人間は人工知能に勝てなくなってきてますよね。
そうすると現在連勝中のあの人の価値は下がるの??そんなことないでしょ。
人間が自分の頭脳から絞り出して対局するから皆が夢中になるんだ、「ついにコンピューターが人間に勝った」みたいによろこんでいる人がいるけど、それがどうした・・と、いつも思います。
クルマの自動運転に関してはいいことがたくさんありそうですが、事故対策や老人向けにはとても良いと思いますが、今やクルマに興味のない若者が多く、人工知能にたよった運転に完全に“おんぶに抱っこ”状態になると、人間自体の能力が退化の一途をたどるのではないかと危惧いたします。
それに、F1や、この間佐藤琢磨さんが勝ったインディなどのレースも自動運転技術の戦いになってきて、しまいにゃ人が乗らなくなるでしょう。
それが面白いかねぇ。
どんどん考えていくと、既にそういう状態に入っているのかもしれませんが、作曲、作詞に関してもAIまかせになって、機械が作った音楽に涙することになるかもしれません、いやもうなっているかもしれない。
ついでに絵画などの美術にも及んで、人間は何もしなくなって、それで何が楽しいんだろうね。
仕事だってほとんどAIにお願いしていくと、もう人間のすることはなくなってきて、失業も今よりも大きな社会問題になってくると思います。「そんなことはない、人間はそんな中でさらにグレードの高い仕事ができる」なんていう“幸せな”御仁もいっぱいいると思いますが、“過去ん十年”コンピューターが代わりに仕事してくれて、幸せになった人間なんて一人でもいるのかね。
決してそういうものの発達が人類の幸せにつながるとは思えない、というか幸せになったためしがない。
簡単に今思いついたことを書いてみました。
人は毎日の些細なことを自分でやって、つまらないことでもそれをやるから生きて行く楽しみがあったりするものだ、ということが書きたかったのです。
結論としては「人の愉しみを邪魔すんなよ、AI!!」ってことです。それじゃまた。
【Now Playing】 Maybe September / Tony Bennett & Bill Evans ( Jazz )
« 「夫婦の散歩道」を読んだ | トップページ | 映画「ターシャ・テューダー 静かな水の物語」を見ました »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 「本はこれから/池澤夏樹・編」を読みました。(2024.09.05)
- 「日本語 根ほり葉ほり/森本哲郎」を読みました。(2024.08.19)
- 「ナマコのからえばり8 ソーメンと世界遺産/椎名誠」を読みました。(2024.07.29)
- 俳句を詠んでみる_0092【 X(エックス)や 悪罵(あくば)の蝉時雨 止まぬ 】(2024.05.08)
- 俳句を詠んでみる_0046【 OSが更新されました 春の朝 】(2024.04.11)
「お怒りモード憑依」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0410【頑愚なディールに 揺すられ 散る桜 】(2025.04.08)
- 「カツ丼わしづかみ食いの法則/椎名誠」を読みました。(2024.10.03)
- 「忖度(そんたく)バカ/鎌田實」を読みました。(2024.09.07)
- 「日本語 根ほり葉ほり/森本哲郎」を読みました。(2024.08.19)
- 「余計な一言/斎藤孝」を読みました。(2024.07.15)
「社会の出来事」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0480【 ダリアに訊いてみた 平和ってあるの 】(2025.06.28)
- 俳句を詠んでみる_0464【 世の不穏に 安居(あんご)し 句と対峙する 】(2025.06.11)
- 俳句を詠んでみる_0437【 春惜む 釣石段に津波跡 】(2025.05.12)
- 『「意識高い系」の研究/古谷経衡』を読みました。(2025.04.02)
- 俳句を詠んでみる_0388【 駅の時計 消えゆく 斑雪(はだれ)の如し 】(2025.03.15)
コメント