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2017/11/28

太田和彦さんの「居酒屋歳時記(下)」を読んだ

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『居酒屋歳時記(下)/太田和彦著(小学館文庫)』を読みました。
何度もご紹介している太田さんの“居酒屋本”。
すでにこのブログでこの歳時記の上巻もご紹介していますが、この居酒屋歳時記の太田さん、“いい感じ”ですねえ~(^_^)・・なんというか「枯淡の境地」とでもいうのでしょうか。

カツオ、ニシン山椒漬、トビウオ、シラス、イワシ、油揚などなどの肴をたずねて日本各地を歩き回る太田さん、その“居酒屋文”は“ノリにノって”いますd(^_^o)
読んでいるだけで、もう空想が妄想となり、食べたい・呑みたい状態に突入しそうです。

また、冬の燗酒、冬のおでん、など季節に合わせた居酒屋の楽しみにも太田さんらしいしみじみとした、そして喜びに充ちた表現で書かれています。

さらに「蕎麦屋で一杯」についても“大人の粋”を感じる飲み方を伝授してくれます。
私はまだまだそこまで行っておりませんが、もうちっと大人の雰囲気が出て来たらやってみたい(^_^;)

続いて、銀座、新橋、新潟古町、松本、根津、北陸、小倉、大阪と次から次へと名店、馴染の店を訪ね、お店の方とのいつもどおりの温かい交流や、その店の名物についてもどんどんふれていき、読んでいてわくわくしてきますよ(^-^)/☆

私の行ったことのない店ばかり(当たり前だけど)ですが、ほんとうに行ってみたいお店ばかり。
ぜひこのブログをご覧の“呑兵衛”のみなさんにも読んでいただきたい名著でした!


【Now Playing】 真相深入り 虎ノ門ニュース / 百田尚樹、有本香他 ( YouTube )

2017/11/26

映画「婚約者の友人」を見ました

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映画『婚約者の友人(Frantz)/2016年 フランス・ドイツ 監督:フランソワ・オゾン 出演:パウラ・ベーア、ピエール・ニネ』を見ました。
ほんとうは家族と出かける予定だった日に、ひとり具合が悪くなったものが出て、結局一人で映画を見ることになったのですが、いい映画に出会えました。

婚約者がフランスで戦死し、その墓参りに来て泣いている青年を発見する女性が主人公。パウラ・ベーアが演じます。
やがて泣いていたのは、戦死した婚約者の友人だと名乗るフランス人(役:ピエール・ニネ)だとわかり、主役の女性はその男を戦死した婚約者の両親の家に招き入れ、会わせるのです。

その青年は好青年であるが、何か秘密がありそう。
主演の女性は何かを感じつつその婚約者の友人と名乗る男性に惹かれていきます。
戦死した息子への愛と、婚約者だった主人公の女性もこよなく愛すその両親、そして友人と名乗って現われた謎の男性にも好意を寄せ、やがては献身的に戦死した婚約者の両親に尽くしている主人公の女性に幸せを見つけてほしいと願う両親は、その謎の青年と結ばれることを願うのですが・・。


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そこからが“一筋縄”でいかないのが、この映画のストーリー。

ほとんどの部分がモノクロ映像で進行する珍しい映画なのですが、これが非常に美しく、さらに回想シーンや、物語の肝心な部分となると突如カラー映像にスッと切り替わり、その映像の妙が素晴らしく、この映画をより魅力的なものとしていました。

ネタばれになると、せっかく今後見に行く方に申し訳ないので、謎の青年がどういう訳で、戦死した男性を訪ねて来たのかは書きませんが、主人公の女性に自分の正体を告白してからの激流のような物語の展開が後半見ているこちらをハラハラさせます。

さらに、フランスまで謎の青年を追いかけて行った主人公の女性に、とどめを刺すような出来事が起こるラスト近辺、・・油断して見ているわけにはいかない映画です。

主人公の女性がとても美しく、さらに映像美がこれまた素晴らしく、ストーリーは美しく、はかなく、あっという間の二時間でした。

女性ならこの映画を見て感動しない人はいないでしょう。

カップルで見に行くのにはもってこいの、いい映画でした。これ、おすすめです。


【Now Playing】 Golden Slumbers / Paul McCartney ( Rock )

2017/11/25

映画「エンドレス・ポエトリー」を見て、いろいろと自分の中が瓦解した

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映画『エンドレス・ポエトリー(Poesia Sin Fin)/2016年 フランス・チリ・日本合作 監督:アレハンドロ・ホドロフスキー 出演:アダン・ホドロフスキー、パメラ・フローレス、プロンティス・ホドロフキー、イェレミアス・ハースコヴィッツ』を見てきました。

一部で評判らしいのですが、私は映画館での予告を見て「普通の映画じゃない。でも興味がある。」という感じで見に行くことになりました。例によって千葉劇場で。

監督のアレハンドロ・ホドロフスキーは、カルト的人気を誇る人らしいのですが、映画には音楽の世界ほど深く入り込んでいない私には初めて見る監督です。面目ない。

その監督の自伝的作品で「リアリティのダンス」という作品の続編にあたるのだそうですが、そちらも見ておりませんで、本作を見ての感想だけとなります。なりますが・・、もう私の頭脳の中で描けるような世界ではありませんでした。未知の世界へいざなわれました。


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主人公のアレハンドロ青年が、故郷トコピージャから首都サンティアゴへホドロフスキー一家ごと移住する場面から始まります。

さまざまな悩みや葛藤を抱えたアレハンドロ青年。
後に世界的な詩人となるエンリケ・リンやニカノール・パラら、若きアーティストと出会います。
自分が囚われていた現実から解放される様子が描かれているのですが、その過程が奇想天外過ぎて、また通常の人間が頭の中で描けるような映像でもなく、脳みそに直接刺激を与えられているような感覚でした。
えぐいシーンや、エロいシーン、理解不能なシーンなどが次々と襲い掛かってきます。
しかも、性器などは“ぼかし”も何もなく、そのまんま上映されていました。驚きです。
これは上映館によっては別バージョンもあるらしいです、帰って来てから調べました。

ホドロフスキー監督の長男ブロンティス・ホドロフスキーがホドロフスキー監督の父親役を、青年となったホドロフスキー監督役を、末の息子であるアダン・ホドロフスキーが演じているのだそうですが、そうでもなきゃ、なかなかこんな役引き受ける役者もいないんじゃないかと思うくらいの過激かつ衝撃的な内容、映像でした。


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悪い夢でも見ているのじゃないかと思うくらい、でも次々と繰り広げられる摩訶不思議なシーンとシチュエーションに席を立てないのです。ただのわけのわからない映画だったら、とっくのとうに席を立ってしまったと思うのですが、最後まで見てしまいました。それがこの監督の、この映画の魅力なのでしょう。

ガツンガツンに“やられ”て映画館を出ました。
映画を見て初めてこんな“やられた”感を持ちました。
ファンの人にはこたえられないんでしょうけど、私も立ち直るのに時間がかかるほどの衝撃的な印象を持ちました。

ガッツのあるカルト映画ファンだったらおもしろいかも・・。


【Now Playing】 Stella By Starlight / Miles Davis ( Jazz )

2017/11/24

久しぶりにホキ美術館に行って来た

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このブログで、中学時代の同窓会を開こうとした友達と仲違いをした話を書いたことがありました。
それがこの夏。

些細なことの行き違いでしたが、今思うとひどい言葉を掛けられた詫びはひとつもなく、私の受取り方を責めただけだったし、今なら今後は仲の良い友達からワンランク下げた普通の友達として残しておいてやってもいい、などと私のことを子分扱いしていた最後通告がやけに心にひどいものを残してくれたので、これでよかったと思っているところです。

で、そのときに数十年ぶりに同窓会の連絡を取った別の中学、高校の同級生とは久しぶりに話をして、実際に会ってみて、友達復活となりました。

その友と表題のホキ美術館に行ってきました。

ホキ美術館は「写実画」に特化したコレクションが独特なミュージアムです。
建物自体も芸術と化していて、最初の写真のとおり、アートな建築物ともなっています。


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今回は展示内容を大幅に変えたことをネットで知り、「第3回私の代表作展・理想の風景画 -写真とは違う風景がここにある-」という企画展を見に行って来たのです。

今まで何度か訪れたときには、人物の写実がリアルを超えたリアル感でドキドキすることがあったのですが、今回は風景画。

どんな感覚になるのだろうと思ったのですが、風景画でも、画家が思いとエネルギーを込めた作品は(大作も多かった)、写真とは全く異なる、なんていうのだろう、時間・・時の流れや、移ろう“光”、空気、その場の音までも感じるようなものでした。

見ているだけでこちらもエネルギーを消費するような作品群でした。
見応えありますよ。

同級生の彼も、非常に熱心に見ていて、美術・音楽好きな様子は学生時代と全く変わっていませんでした。よく、何時間も音楽についてレコードを聞きながら語り合ったことを思い出しました。

素晴らしい作品と、友達との久しぶりの交流でいい一日となりました。

今回一番印象に残った作品は、原雅幸・画の「薄氷の日」でした。
何気ない毎日子供を送る道沿いの運河に張った薄氷がいつもの景色の中、午後にかけて徐々に溶け出し、そこに水鳥が飛び込んだ瞬間の波紋・・、瞬間を切り取った見事な作品でした。よかったぁ~。


【Now Playing】 あなた / 小坂明子 ( 歌謡曲 )

2017/11/23

11月22日が“いい夫婦の日”ってことで

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昨日は表題のとおり、11月22日。
“いい夫婦の日”ってことになっているそうで、「友引」だったことも手伝って婚姻届を出されたカップルもたくさんいらしたことでしょう。

この日に結婚してめでたく夫婦となり、毎年どんな気持ちで記念日を迎えるんでしょうね(^_^)

年々厳しくなっていく・・、そんなこと想像もしないでしょう。
すでに過去の11月22日に結婚されたご夫婦、どうです?!“いい夫婦”になりましたか?(^_^;)

昨日、職場でちょっとふざけて、「いやぁ、“いい夫婦”って自分達で言っている夫婦を一度でいいから見てみたい。」「どこにいるのかね?」と言ってみました。

「私んとこですっ!」って勇気ある発言ていうか、無謀にも手を挙げた男性がいましたが、それがジョークなのか、マジなのか、私にはわかりません…σ(^_^;)

自ら「自分達は“いい夫婦”だ。」と自分に言い聞かせるのもいいかもしれませんよ。
相手方はそう思ってないかもしれないげと(^^;)

ま、暗示となって現実から一瞬でも逃避できるだろうし・・、それはそれでいいでしょう(^_^)
せいぜい頑張ってください!

本日は、昨日のちょっとした出来事を思い出して、ちょっと意地悪く書いてみました。
たまにはこんなのもいいでしょd(^_^o)


【Now Playing】 今朝の三枚おろし / 武田鉄矢 ( Podcast )

2017/11/21

成田山公園、秋の探訪<ブログ版>

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先日の日曜日に成田を訪れ、Facebookや、Instagram経由で色々写真などを載せていますが、こちらブログ経由でも少し写真などアップしたいと思います。
・・紅葉が素晴らしくて、どこを撮ってもけっこういい写真になったりして(^^;)もったいなぁと思ったんですよ、早い話が…σ(^_^;)


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成田山新勝寺は有名だけど、隣の成田山公園が素晴らしい日本庭園だと知らない人はいるかもしれません。
・・私も千葉県に住んでおりながら割と近年まで知らなかったのですが(^_^;)


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今回、成田での目的は、私の中学時代の担任の美術の先生が個展を開いているというので、それを見に行くことだったのですが、美術館の人から「テレビで昨日、成田山公園の紅葉が素晴らしい、とやっちゃったもんだから、今朝から道路が大渋滞なんですよ」とのこと。


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そんなにいいなら、朝早くに出て、こっちは駐車場も確保しているんだから、行ってみよう・・ということになり、美術館から徒歩で紅葉の公園へ。

いやまあ、なんてことでしょう!!素晴らしいっ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


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ブログでは写真のサイズをかなり落としていますので、伝わりきるかどうかわかりませんが、ご覧のとおりです。


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大きな池もあり、そこに映る紅葉がまた素晴らしい。


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Instagram経由facebbokでもご紹介しましたが、池に張り出した東屋での琴の演奏もとてもよかった。(※Instagramとは異なる写真をアップしてみました)


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それでもって、最後は参道沿いの「川豊」で“うなぎ”と相成りました(^-^)/☆
一緒についてきた長女はこれが目的だったんだろうな、と思いました。バクバク食べてました(^_^)

以上、ブログでの成田山公園の紅葉ご紹介でした。


【Now Playing】 Teo / Miles Davis ( Jazz )

2017/11/19

成田に先生の展覧会を見に出かけた

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成田山のすぐ近く、ユニバーサル美術館に私の中学時代の担任の先生の展覧会を見に行ってまいりました。珍しく家族四人で。

今回は会場も大きく、三部屋を使っての展示でした。
なので、大作もたくさん展示されていました。


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あらかじめ手紙できょう行くことは伝えてあったのですが、先生も会場に来てくれました。
私の家族全員との再会は久しぶりでした。

先生は70歳も越えましたが、まだまだ元気で活躍されています。
時々、手紙もくれるし、電話もくれる。その手紙や電話からは大きな、そして強いエネルギーを感じ、私を元気にしてくれます。
ふつうは生徒だった私が先生に何かを送らなければならないのでしょうが、逆ですねぇ(^^;)


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今回のブログにも数ある展示作品の中から私が今日見て気に入ったものの一部を掲載いたします。

先生の作風はあくまで自由。
こうしなければならない、とか、こうあらねばならない、などという“縛り”のようなものは一切感じさせず、見ているこちらも自由な気持ちでイメージを膨らませることができます。
それは私の中学時代から変わらず・・です。


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妻は大作の風景画を見てなぜか涙を流して(とても珍しいこと)いましたが、たしかにその作品は何か心の原風景のようなものを感じさせてくれました。
ちょっと大きすぎて、カメラにうまく捉えることができなかったので、今回は掲載しておりませんが・・。

今回は、写真を見てもわかるかもしれませんが、なんだか明るい色彩が私にインパクトを与えてくれました。
自分にない部分だな、と、心に残る訪問となりました。


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見学を終えると別室で珈琲と大判焼きをご馳走になり、先生が今考え、思っていることなどを私の家族、そしてギャラリーの方を交え、楽しく歓談しました。

成田山新勝寺の参道まで先生も見送ってくださり、家族全員と握手して別れました。

先生、いつまでもこうしてエネルギッシュな作品を見せてください、と、心の中で言いつつ、その後のお参りと隣接する公園の散策をしてきました。その様子はまた後日のこのブログで。

本日は、私の大事な先生の個展についてのご紹介でした。


【Now Playing】 Full House / Wes Montgomery ( Jazz )

2017/11/18

よろこぶ報道メディアがテレビを滅ぼす

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最近の大相撲の横綱が起こした暴力事件。
18日現在、不可解なことばかりが報道されていますが、もうここで、この報道についてはもう見ない・聞かないことにしました。
どうでもいい、くだらない。

いい大人が何をたくらんでいるんでしょう。
何を求めて妙な行動をとるのでしょう、〇〇親方。

大相撲を良いものにしよう、お客さんをこうして楽しませよう、なんてこと全然考えていないんでしょうね。

人に暴力を振るうのも最低だが、それをネタにして何かを画策する者も最低だと思う。

それをまた時間を掛けて報道するメディアはとてもうれしそう・・。
こんなことやっていると、それこそ数年後にはテレビというメディアは滅びると思った。
それでよろこんでいる人を“あて”にしていると、あっという間にテレビは滅びると思った。

最低限、人間として報道せねばならぬことも報道できないメディアは、もう死んでいる・・。

私はテレビをほぼ全く見ないが、それが今の日本に生きる者として正解だと思う。

くだらない画像を何遍も繰り返して流し、まったく同じコメントを何遍も繰り返す。
自分で自分のやっていることが、どれほどくだらないことか自覚していない。

どうか、そうしていつまでもやっていてください。
それがテレビ・メディアの衰退を早めてくれます。ある意味めでたいことです。

ということで、きょうはこれでお終い。
それじゃまた。


【Now Playing】 真相深入り!虎ノ門ニュース 楽屋入り / ケント・ギルバート他 ( YouTube )

2017/11/16

最近のクルマを見ての感想・その2

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先だって、最近のクルマを見ていて感じたことをそれぞれのクルマに対してひと言で書いてみたら、“微妙”な反応(^^;)がありました。

これを良い方にとって、第二弾を書いてみることにしました。
前回と同じく、思いつくままにどんどんいってみますよ。


スバル レヴォーグ・・“ライザップ”レガシー。

トヨタ プリウスPHV・・リアにでっかい蛾が張り付いてるけど・・。

日産 スカイライン・・40代、脂肪付き元スポーツマン。

日産 新型リーフ・・猛烈パワー&電気っ喰い。整形完了!

日産 ノート・・気づいたらメモを取ってる几帳面な生真面目君!、日産の良心(^_^)

日産 エルグランド・・えらそうなLクラス・ミニバンっつたら俺だったんだ・・、アルファードの野郎・・。

マツダ アテンザ・・“スイーツ”を身にまとった“もみじ饅頭”。

マツダ ロードスター・・速けりゃいいってもんじゃないっつうの!悔しけりゃオレみたいなクルマ作ってみな'(*゚▽゚*)'

マツダ ビアンテ・・私は元何と呼ばれていたでしょう ①コンガ ②ボンゴ ③ギロ
          正解は ②ボンゴ!! ビンゴ~っ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ホンダ ステップワゴン・・プチ整形をあちこち施しているうちに顔全体を見失ったの。

スズキ アルト・ターボRS・・軽の殺し屋。

ダイハツ ミラ・イース・・これでイーッス(^_^;)

JEEP レネゲード・・角のとれた豆腐。

TESLA モデル3・・走行機能付きパソコン。

三菱 パジェロ・・カラオケのレパートリーが30年前のままのお父さん。

スバル フォレスター・・アウトドアへのわずかな思いが、まだ捨てきれない未練たらたらの中年お父さん。

ダイハツ コペン・・かっこいいコッペパン。

ダイハツ ココア・・8年経っても飽きない“私ココア”コーディネイト設定もにくい、ダイハツの聡明女子。

フォルクスワーゲン ゴルフ・・文句の付けようが無い、っていうのが文句だっ!

ルノー カングー・・商用車と“かんぐー”られる。

フィアット 500・・こんだけ可愛けりゃ文句ねぇだろ!的キュートさd(^_^o)

トヨタ ルーミー/タンク・・トヨタがつくった“ニセ”黄門様(本家はスズキ家のソリオ黄門様)。

トヨタ エスティマ・・トヨタがつくった“天才たまご”は、いまや普通の“ゆで玉子”になっている。

トヨタ マークX・・これに乗って、自分は素敵な上司だと思っていたら・・目出度いことだ。

トヨタ クラウン・・“おとな坊や”用高級車。

三菱 ミラージュ・・って、まだあったんだ・・。

とりあえず、以上でございます<(_ _)>
前回から繰り返しているけど、怒らんといてね(^^;)


【Now Playing】 ニュース / NHK ( AMラジオ )

2017/11/15

宙組「神々の土地/クラシカル ビジュー」再度の観劇

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宝塚歌劇・宙組東京公演「神々の土地 ~ロマノフたちの黄昏~(ミュージカル・プレイ)/クラシカル ビジュー(レヴューロマン)」を再度観劇してきました。

前回のこのブログでは、「神々の土地」は宝塚らしくない部分があり、いわゆるヅカファン的にはウケない・・みたいなことを書きましたが、今回あらためて見てみると、組子たちがこの物語を理解し、どんな役の人たちも隅々まで行き届いた演技をしているように感じました。
だから、見ているこちらもストーリーの中に埋め込まれているような暗黙の了解を感じ取れて、今回、なかなか見どころある作品に感じられました。

怜美うらら(れいみ・うらら)さんの演技は前回、かなり抑え気味な印象と書きましたが、今回はその抑え気味な中にも強い意志のようなものまで感じられ、堂々たる演技でした。

朝夏まなと(あさか・まなと)さんもドミトリーというキャラクターをより生き生きと演じ、その時代に生きている人そのもの、という印象を強く感じました。トップの力量を存分に見せてくれていると思いました。

星風まどか(ほしかぜ・まどか)さんも、ラスト付近で母親である皇后に対し説得する部分で感情を露わにする激しい演技に変えていて、ぐぐっとこちらの心まで動かされました。

愛月ひかる(あいづき・ひかる)さんのラスプーチンは、前回“怪演”と書きましたが、こちらは狂気のようなものの表現を抑えめにして、渋く、怖ろしいような部分が強調されていたように感じ、今回の方が前回よりも倍以上の素晴らしさを感じました。
愛月さんという方は、役の掘り下げ方がいつも感じるのですが、深く、独特です。
こういう人を宝塚は大事にした方がいいと思います。


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ショーの方も進化が著しく、前回は爽快な舞台だと書きましたが、さらに緻密さや華麗さ、艶やかな雰囲気も感じさせてくれて、よりスケールも大きくなったと思いました。

舞台上の組子たちが確かに観客である私たちの心をつかんでいることを実感しているのだろうと思いました。
自信あふれる溌剌としたステージに、そして、退団される朝夏さん、怜美さんの笑顔に涙がまたとまらなくなりました。

朝夏さんのラスト、結局、いい作品に仕上げた、さすがだと思いました。
次の真風涼帆(まかぜ・すずほ)さんの東京プレお披露目、見たいなと思います。
宙組がどうなるのか、まだまだ興味は尽きません。


【Now Playing】 あさラジ / 髙嶋秀武 ( ニッポン放送 )

2017/11/14

角田光代さんの「月と雷」を読んだ

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『月と雷/角田光代著(中公文庫)』を読みました。
もうねぇ、疲れたし、イヤになったし、あきれたし、気分は悪くなったしで体力と気力を失う小説でした。
途中で何度か投げだそうとしたのですが、先が気になってさぁ・・(^_^;)

主人公の男は、小さい頃から母親に連れられ、男から男の家を渡り歩く(男を求めるのでなく、ねぐらを求め)母の子としてくっついていく生活。
母親は男に世話になっても家事も何もせず、ただグタグタしているだけ、主人公の子供時代には学校に行こうが行くまいが関係なく、飯はつくらず、そこいらへんに転がっている菓子でも食べて暮らす・・。
家の中はゴミだらけ、散らかり放題。

男とくっついて相手の妻が家を出て行ったところに主人公である子供と共に上がり込み、残された先方の女の子と共同生活していた時代もあった。

その女の子を大人になってから思い出し、訪ねていく主人公。
そこで婚約者がいるのにその女の子とその日に関係を持ち、子供ができてしまう。

主人公は大人になってモテモテだが、「あんたには人間の生活ができない」と次から次へと女は逃げていく。

何かに夢中になったり、情熱を傾けたり、真面目に仕事をするなんてこと考えたこともなく、そういう考えがあることも知らない。やる気になったこともないし、「やる気」という言葉の意味なんて考えたこともない。
そんな登場人物しか出て来ない・・。

「きょう、なんとか乗り切れば、明日になる」それが主人公の母親の唯一の思考。

主人公の男が子供の時以来に訪ねて来て困惑したかつて一緒に暮らしていた女の子はもう大人になっていたが、主人公の男を見たそのとき「ああ、不幸に追いつかれてしまった」と脅えます。・・で、そのとおりになった。

ほとんどまったく救いようのない物語と、登場人物全て。

どこに行っても光は見当たらず、かつて主人公の母に追い出された女も読み進んで行くと、まともな生活をしているのかと思わせておいて、これまた数奇な運命をたどっている。

主要登場人物の心の中から語っている場面がそれぞれにあるが、その心の中は荒廃し、枯れ果て、バサバサに渇いている。

実は以前の職場で毎日、上記のような人達と数十人単位で会うことがあった。
その人達の感覚が皮膚感覚的にわかった。

収穫というか、この小説を読んで感じたことはそれだけだった。
でも、何か・・奥の深いところまで入って行って、何かを見つけたような気がした。


【Now Playing】 スピリタスのご紹介 / うめやぶろぐ ( YouTube )

2017/11/13

最近のクルマ、特にデザインを見ていて

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ものすごく久しぶりにクルマ雑誌を買いました。
現行の国産車、輸入車のアルバム的な特集で、それぞれの特徴なども書かれているものです。

最近、街を走っているクルマを見ていろいろ感じることがあります。
今回の雑誌購入で、それぞれのクルマの名前もわかったので、私が見た瞬間などに思ったことを“ひと言”で表現してみたいと思います。
あくまで私が感じたことなので、自分が乗っているクルマだからといって怒らないでね、オトナの対応お願いいたします。ジョークですから(#^.^#)

では、・・登場する順序はランダムです、思いつくまま・・。もう一度言うけど怒っちゃだめだよ(^^;)

トヨタ C-HR・・ロボットぶたまんじゅう

トヨタ 新型プリウス・・科学特捜隊

レクサス LX・・えらそうな霊柩車

レクサス RX・・ごりおしえばりん坊

トヨタ 新型カムリ・・胸元にスカーフ巻いて妙な色気を出している、いけ好かないオジサン

ダイハツ ウエイク・・走る仏壇

ダイハツ タント・・ママのでっかいサイフ

トヨタ シエンタ・・リアルいもむし

メルセデスベンツ SLC・・リアルやくざ

レクサス全般・・ばかグリル

スズキ ソリオ・・いい人なんだけどねぇ

三菱 デリカD-5・・もてあます羊羹

日産 フーガ・・肉まん始めました

日産 ジューク・・近未来の変なおもちゃ

スズキ ハスラー・・ドクタースランプはすらちゃん

日産 キューブ・・後頭部に10:0の分け目

トヨタ ハイエース・・働き者のよいお父さん

トヨタ プレミオ/アリオン・・田舎のお父さん

トヨタ ミライ・・武将コスプレ

BMW MINI・・でっかいこども

マツダ デミオ・・かしこい三男

ホンダ Nボックス スラッシュ・・花輪くん

日産 GT-R・・飛ばない戦闘機


・・どうも、“エグい”デザインが目立ち、しかも売れているトヨタ関係が多くなってしまいましたが、それも人気車種ゆえということで勘弁してくださいね。あぁ・・真面目なスバルは全然出て来なかった!

でも、なんだかスッキリしたヽ(=´▽`=)ノ


【Now Playing】 Long Long Long / The Beatles ( Rock )

2017/11/12

映画「キセキの葉書」を見てきました

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映画『キセキの葉書/2017年 日本 監督:ジャッキー・ウー 主演:鈴木紗理奈』を千葉劇場で見てきました。

実話をもとに作られた映画で、脳性麻痺の重度の障害を持つ女の子と長男、夫、そして自分という家族構成で、震災後の神戸に住む四人家族の物語です。
その家族をぎりぎりの状態で支え、奮闘し、悩み、苦しみ、そして人からのささやかであたたかな言葉に光明を見出していく主婦役の鈴木紗理奈さんが主役です。


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さらに遠方に住む両親のうち、母親とは脳性麻痺の長女への冷たい言葉で確執があり、その母が今度は認知症と鬱という、これもたいへんな症状が顕著になり、父親から再三の電話が来て、それにも心痛み、やはり人からのささやかな言葉から母親にも遠方から全力で対応していく・・。
聞いているだけで暗くなりそうな話ですが・・、それがねぇ涙なくしては語れない光輝く物語に進展していくのです。

遠方の母親には脳性麻痺の長女がいる身、そして夫が単身赴任留学となってしまった状況で直接行くことが出来ないが、毎日おもしろエピソードで葉書を送るということを始めます。

どんどん症状が重くなる母親(役:赤座美代子・・静かかつ激しい女優魂を感じさせる演技だった)が、やがて心開き、しかも最終的に5000枚にも達したという(実話)葉書が楽しみになり、スケッチブックにそれらを貼り、そのスケッチブックに「希望」とマジックペンで書き入れるまでに回復してゆく過程はあまりに長く、紆余曲折があるのですが、大きな感動となります。
また、そのきっかけとなった、やさしく、しかも力強く、さりげない言葉をかけた紗理奈さんを見守る近所の老婦人を演じた雪村いづみさんの演技もしみじみとよかった。

脳性麻痺の長女を演じた八日市屋天満さんも、信じられないような素晴らしい演技で脳性麻痺の女の子を演じ、やがて紗理奈さんはじめ皆の言っていることが理解出来ていることがわかる感動の場面まで見ているこちらをものすごく強い力で引きつけていました。この子の役者魂も常人ではないと思いました。

長男で紗理奈さんのことを気遣い、やはり涙なしには見られない健気な様子を演じた福冨慶志郎さんも溌剌として心打ちました。

そして主演の鈴木紗理奈さん。
もともとの大女優が演じたのならば、こんなに人の心を打つ演技はできなかったのかもしれません。
彼女の演技にひたむきに取り組んでいる様子は、この映画のストーリーも素晴らしいのですが、全身で原田美幸という女性を演じていて、大きな感動を呼びました。
もう、涙なしには見ることの出来ない作品でした。

多くの人に見てもらいたな、と思いました。


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最近のニュースなどでご存知の方もいらっしゃると思いますが、主演の鈴木紗理奈さんはこの作品で、スペイン・マドリード国際映画祭・最優秀外国映画主演女優賞を受賞しました。
授賞式前夜のレストランでパスポートを盗まれてしまった紗理奈さん。
受賞挨拶のときに「パスポートなくして、賞取った!」と叫んで笑いをとりましたが、「人生の転機、自分の中で何かが動いている」と語っています。
写真は満面の笑みでトロフィーを掲げる紗理奈さん。
女優としての活躍がこれから楽しみです。

今回は、感動の映画のご紹介でした。

映画の中で心に残った言葉。
「生きているだけで、ここにいるだけで幸せなんだ。」と言う言葉。私もたいせつにしたいと思います。


【Now Playing】 トーキングウィズ松尾堂 / 大橋マキ、平山令明 ( NHK-FM )

2017/11/11

ブログでも朝の庭の様子、アップ

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facebookには、Instagram経由で、朝の庭の鉢の様子をアップしたのですが、そのとき i Phone で撮った写真がもう二枚あったので、こちらブログで三枚まとめてアップしておきます。
もったいないので(*^_^*)

最近、朝起きて新聞を取りに庭に出ていつも感じることがあります。

生きていて、こうして朝の景色を見て、空気を吸って、家族やそのほか大切な人たちに出会えることができて・・心から「ありがとう」と思うのです。


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静かに街が起き出す、この瞬間にこうして胸いっぱいに空気を吸い込んで存在していること、それだけでうれしさを感じるのです。
歳とりましたかねぇ(^_^;)若い頃にはそんなこと、ちっとも思わなかった。


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だから、こうして庭の草木などを見ているだけで、ありがたいなぁ・・って気持ちになるのです。
何か草木が話しかけてくれるような気がして・・。

というわけで三枚アップいたしました(^-^)/☆


【Now Playing】 Long Tall Sally / The Beatles ( Rock )

2017/11/09

先生に教わった「酒論(さろん)たかしま」

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このブログによく出てくる私の中学時代の担任の先生。
先生の展示を見に出掛けたときに教えてくれた「酒論たかしま」。


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銚子の銘酒専門店「酒のたかしま」が運営する地酒Barでした。
先生と食事に出掛けた帰りにちょっと寄ってお店の中を見せてもらったのですが、まだ昼間だったため、中をのぞいてお茶をごちそうになってきました。


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“和風モダン”な店内でゆっくりと選び抜かれた全国の銘酒をゆっくりと味わうことができるという・・素敵なお店でした。先生の絵も飾られていた・・。


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この空間で時にはジャズのライブもあるという、「いいなぁ、絶対に飲みに来るぞ」と思いました。

場所は・・JR成田線・椎柴駅前です。驚いたことにこの駅、“無人駅”でした。
ご近所の方はいいかもしれないが、私のように遠方からとなると、銚子にでも泊まらなければならないかもしれませんが、・・でも飲みに来たい。


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なんとか今年中にでも行ってみて、飲んでみて、このブログでご報告したいと思っています。


【Now Playing】 Too Many People / Paul McCartney ( Rock )

2017/11/08

せっかくだからジャズを聞く体制も整えた

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写真のヤマハのドックに刺さっているのは古い i Pod nano です。
今までは、ポップスからロック、ジャズ、歌謡曲、クラッシックまで雑多に入れて聞いていたのですが、前回の i Pad にビートルズ解散後の4人のアルバムを詰め込んで好結果を得たのを機に、こっちはジャズ専門にしようと思い立ち、さっそく実行!

ジャズ以外の楽曲を全て削除し、既に入っていたジャズも1950年代半ばから、1960年代半ばまでの私が一番好きな時代のジャズに選りすぐり、そして残った容量全てにその時期の私のお気に入りな人たち(マイルス、コルトレーン、ハンク・モブレー、ハービー・ハンコック、ソニー・クラーク、ロリンズ、ジャッキー・マクリーン、ホレス・パーランなどなど)だけを“ぎゅうぎゅう”詰め込んで目一杯まで押し込みました(^^;)

古い i Pod なのでそんなに容量自体は無いのですが、それでも578曲!!入りましたぁ~っヽ(=´▽`=)ノ

これもまたランダムにして聞くと、自分が好きな時代の好きな人たちばかりが入っているので、こたえられないジャズ・タイムが実現いたしました(^-^)/☆

そんなに大きな音量を出さずとも、このヤマハのフルレンジ・スピーカーのドックは、いわゆるモダン・ジャズをカッコイイ音で聞かせてくれます。
また部屋でジャズを聞きながら飲む珈琲も美味しくなることでしょう。

現在持っている i Phone には、既にビートルズ現役時代のアルバムは全て入れ、さらに様々なジャンルの音楽を詰め込んであるので、こちらはクルマでのお出掛けがあらゆるシチュエーションで楽しめる体制が出来上がっています。

i Pad 、i Pod 、i Phone のそれぞれに異なる楽しみ方が出来ました。
なんだか毎日の音楽を聞く時間が充実しそうです。

一人でうれしがっているところで、本日の書き込みはおしまい!


【Now Playing】 Miss You / The Rolling Stones ( Rock )

2017/11/07

ビートリー度アップ月間(#^.^#)

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このあいだ、このブログでビートルズ関係の記事がやや薄くなってきたことを書き、少し“ビートリー度”をアップしよう、なんてことを書きました。

まずは、テレビで放映されたBBCのビートルズのアルバム、「サージェント・ペパーズ特番」についてアップしてみました。

第二弾、強化月間的行動は(^^;)・・i Pad に入っている曲を整理して、所有しているビートルズ解散後の4人のソロ・アルバムのデジタルデータを全て入れてみました。
で、4人のソロ・アルバムだけだとさすがにきついかもと思い、保有しているローリング・ストーンズのデジタル・データも入れて、スパイスを効かせ、飽きずにジョン、ポール、ジョージ、リンゴのアルバムを楽しんでみようという体制を整えましたd(^_^o)

・・実に1,299曲になりました。
ランダムに聞いていると、こりゃ楽しいヽ(=´▽`=)ノ

4人の解散後のいろいろな時代の曲がランダムにかかるので、懐かしかったり、今まで気づかなかった意外なところを発見したり・・。

ここに書けるようなことがあれば、それも書いていきたいと思います。
関連して、ヨーコやリンダのアルバムも入れてあるので、これがまたいま聞くとどう聞こえるか、・・ちょっと怖いが・・これもまた愉し(*^_^*)

以上、ビートリー度強化月間推進報告でした。


【Now Playing】 今朝の三枚おろし / 武田鉄矢 ( Podcast )

2017/11/06

「だれかのことを強く思ってみたかった」を読みました。

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『だれかのことを強く思ってみたかった/角田光代・著、左内正史・写真(集英社文庫)』を読みました。写真集的にもなっているから“見ました”もありますけど。

この本は一年間にわたり、角田光代さんと写真家の左内正史さんが東京の街を二人で巡り、水族館や住宅街、東京タワー、駅のホームなどの写真を撮り、それと共に角田さんがその街の風景のイメージで書いたそれぞれの短い物語のようなものが付されている構成です。

左内さんの写真は、人が多く写っているものでも、なんだか沈鬱な様子を感じさせるのです。
それがまた、人々が黙々と日々の生活をしていることを逆に感じさせてくれて、この写真を見ているだけでも心に感じるものがありました。

そこに付け加えての角田さんのショート・ストーリー的な文が男と女の関係や、友との関係、母親や祖母との関係、さらに幼い頃のピアノの先生への想いなど、様々な人生模様を感じさせてくれて、一冊読むと、人生の哀しさみたいなものが浮き上がってくるような気持ちになりました。

ブックオフで手に取り、風変わりな本だけど、気になって買い求めたものでした。

東京の街の中に“ぽつん”と一人居る・・そんな心象風景をもたらす不思議感覚の本でした。


【Now Playing】 嶌信彦 人生百景「志の人たち」 / 西原智昭:野生生物保全協会技術顧問 ( TBSラジオ )

2017/11/05

BBC特番、サージェント・ペパーズ50周年記念ドキュメンタリーを見た

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11月3日にNHKで放送された表題の記念番組を録画しておいて見てみました。
日本版タイトルは「ペパー軍曹の音楽革命 ~ビートルズ不朽の名盤はこうして生まれた~」となっていました。

本国では早くに放送されたようですが、日本語版製作に時間が掛かったのか、それとも契約等に手間取ったのか、でも放送されてよかったです、見ることができて。
しかもなかなか丁寧な作りの番組になっていました。

サージェント以前のビートルズの歴史はさらっと流し、サージェント制作過程にほとんどの時間を割いていたのはとてもいいことでした。


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よくこういう特番があると、本編の一番肝心なところにたどり着いたところで時間が押していて、ろくな解説もなされない番組が多い中で、BBCはじっくりと作品ごとの特徴や、ビートルズの楽曲に対する取り組み方、録音技法、演奏方法について細かに、しかも初めてサージェントの解説を聞くような人にもわかりやすく(これが大切だと思う、ファンなら、マニアなら知ってるだろう的なものが多かった中で、この番組はその点がとても親切だった)、さらに当時の時代背景(社会的なこと、技術的なこと、音楽的なことまで)もうまく説明してくれていたと思います。

映像的にもとても面白くて、サージェント・ペパーズの雰囲気が番組全体でわかるような感じになっていました。

わかりやすく番組を作れるってことは、サージェント・ペパーズの録音プロジェクトについて、かなり深く研究しているってことだと思います。
よくわかっていない人に限って、やたら小難しいことを並べ立てたり、ビートルズの特番なのに、ビートルズに対して批判的であったりもするものです。
つまりよくわかっていないから、話の方向をずらそうとするからなのだと思います。


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マニアならよく知っているエピソードも紹介していましたが、それに付随して様々な映像や残されたトラック、実際の新しい音楽的技法や、演奏への取り組みなども絡めて紹介している“善意”の方向性にはうれしくなりました。
だって、私はビートルズ・ファンなのですから。

結論的には、サージェント・ペパーズは、その後のロック、ポピュラー・ミュージックにとって画期的なものだったということになったわけですが、よく後年のジョンのサージェントに対する批判的な発言などを真に受けてこのアルバムを貶めるようなことを言ったり、解説したりする人がいます。
例えばこのアルバムのジョンの曲をきちんと聞けば、ジョンが新しいことに夢中になって取り組んでいたことがわかると思います。
自分で、自分の感性でよく聞きもしないで、人の発言やそのときの時流に乗った批評などに惑わされる人、今までたくさん見てきました。
その人たち、サージェント・ペパーズ50周年記念盤や、書籍なども発刊される中、自説をどうこねくり回しているのか聞いてみたい(ほんとうは聞きたくない)ものです。


【Now Playing】 Getting Better / The Beatles ( Rock )

2017/11/04

荒木陽子さんの「愛情生活」を読んだ

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『愛情生活/荒木陽子著(角川文庫)』という本を読みました。
この本は1977年に刊行されたものに写真を一部増補してこの2017年に文庫化したものです。20年ぶりに再度日の目を見た“傑作エッセイ”と言ってもよいものだと思いました。

荒木陽子さんは、1971年にあの写真家のアラーキーこと荒木経惟さんと結婚し、1990年1月に子宮肉腫のため死去。
もちろん荒木さんの写真集には登場するし、荒木さんの写真と共にコラボして陽子さんの文も載せられている作品も出ています。

私はアラーキーの写真には、いろいろなところで出会い、目にし、様々な衝撃を受けてきましたが、その奥さん、陽子さんがどういう方だったのかは、時代的にもちょっとずれているためよく存じ上げませんでした。

しかし、この陽子さんのエッセイを読んで、単にアラーキーと夫婦生活を送ってきた配偶者というだけではなくて、この人自体が芸術的な生き方をした人だったのだな、と思いました。

映画に音楽に、そしてお洒落して出掛けることに、出掛けた先の料理に、旅行先で見たもの、出会ったもの、肌に感じたもの・・それらが陽子さんの目に、文に掛かれば、キラキラとリアルに動き出し、エッセイという文章からこれほど生き生きと、しかも情報量多く感じ取れたことはかつてなかったように思います。
だから、こうしてブログを書き続ける自分にも、とても勉強になりました。
特に過去の旅行先でのお店の様子や登場してきた人、細部に渡ることが子細に渡って書き記されていて、その記憶力にも驚きました。
私もそういうことを書くことがありますが、いつも曖昧な部分が多く、これについては特に心に残りました。子細な記憶と、記述がよりいっそう文章をリアルに、生き生きとさせるものだと痛切に感じました。

また、陽子さんが、例えば映画を見たときに、ストーリーそのものよりも、着ているものや、表情、登場人物に対する自分の考え方などについてストレートに書かれているのにも、俯瞰的でなく、自分の感性にピンポイントで見ていて、これもまた心に残りました。だから、その文章自体も読者の心に残るのだと、つくづく感じたのです。

最後に、陽子さんはエロいっ!!
時に、女が持つエロティックな部分が、ねっとりと、ヌメッと現われる文があるのですが、それがまたたまらん!
アラーキーが惚れたんだからそういうことでしょう。アラーキーも時にはタジタジとなっておりました(^_^;)

中身の濃い、しかも女性の感性の素晴らしさにあらためて驚きを感じた名エッセイでした。


【Now Playing】 Almost Hear You Sigh / The Rolling Stones ( Rock )

2017/11/03

朝のインストール

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写真は、二階の寝室に向かう階段・・。

人に話して驚かれたんだけど・・。
私、何ヶ月かに一回、朝起きたときに自分が誰だかわからないことがあります。
「うそだよぉ~」って必ず言われるんだけど、・・ほんとです。

自分が誰だかわからなくて、いったいこの自分は何歳くらいなのか、仕事は何をしているのか、ひどいときには男なのか女なのかもわからず・・(^^;)、家族はいるのか、ここはどこだろう・・ってなことになっているのです。

布団の中から、辺りを見回し、だんだんおぼろげながらに何か見えてくる…σ(^_^;)

PCでいうと、自分は人間だ、男だ、というBIOSが認識され、年齢、職業、家族などがどんどんOS的にインストールされてくるような感じですd(^_^o)
この間、約15分!

インストール時(*^_^*)には、過去の仕事などがフラッシュバックされてきて、過去の自分の職業が走馬灯のように駆け巡ります。

と、ここらあたりまで話すと「ふざけんなっ!、そんなことあるわけないだろ」と話している相手は怒りだすのですが、事実は事実です。そんなに怒るなよ。

でね、このあいだ読んだ村上春樹さんの「雑文集」という本に、村上さんもまったく私と同じような状態になるということが書かれていたのです。
「ほぉら、あるじゃないの、しかもこんな有名人に実例が!」と声を大にして言いたいのです。

OS部分が認識されるとアプリケーションが作動開始し、日常生活が始まるのです。
ほんとの話だよ。


【Now Playing】 あなたとハッピー! / 垣花正 ( ニッポン放送 )

2017/11/02

年末に向けて“ビートリー度”を上げてみようか

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写真は私の部屋の入り口、ドアのガラス部に貼ったビートルズとジョンのポスター。

最近、このブログの“ビートリー度”が落ちているような気がしてきて、ちょっとビートルズやグループ解散後のレコード・CDを聞いたり、買ってあるポールのインタビュー本を読むなど自らのビートリー度を上げてみようか、なんてふと思いました。

クルマになった通勤途中ではビートルズを聞くことがよくあるのですが・・。

聞けば聞くほど、資料を読めば読むほど新しいことに出会えるビートルズ。
もう一度“ガッツリ”向き合ってみようと思います。


【Now Playing】 あさラジ / 髙嶋秀武 ( ニッポン放送 )

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