映画「エンドレス・ポエトリー」を見て、いろいろと自分の中が瓦解した

映画『エンドレス・ポエトリー(Poesia Sin Fin)/2016年 フランス・チリ・日本合作 監督:アレハンドロ・ホドロフスキー 出演:アダン・ホドロフスキー、パメラ・フローレス、プロンティス・ホドロフキー、イェレミアス・ハースコヴィッツ』を見てきました。
一部で評判らしいのですが、私は映画館での予告を見て「普通の映画じゃない。でも興味がある。」という感じで見に行くことになりました。例によって千葉劇場で。
監督のアレハンドロ・ホドロフスキーは、カルト的人気を誇る人らしいのですが、映画には音楽の世界ほど深く入り込んでいない私には初めて見る監督です。面目ない。
その監督の自伝的作品で「リアリティのダンス」という作品の続編にあたるのだそうですが、そちらも見ておりませんで、本作を見ての感想だけとなります。なりますが・・、もう私の頭脳の中で描けるような世界ではありませんでした。未知の世界へいざなわれました。

主人公のアレハンドロ青年が、故郷トコピージャから首都サンティアゴへホドロフスキー一家ごと移住する場面から始まります。
さまざまな悩みや葛藤を抱えたアレハンドロ青年。
後に世界的な詩人となるエンリケ・リンやニカノール・パラら、若きアーティストと出会います。
自分が囚われていた現実から解放される様子が描かれているのですが、その過程が奇想天外過ぎて、また通常の人間が頭の中で描けるような映像でもなく、脳みそに直接刺激を与えられているような感覚でした。
えぐいシーンや、エロいシーン、理解不能なシーンなどが次々と襲い掛かってきます。
しかも、性器などは“ぼかし”も何もなく、そのまんま上映されていました。驚きです。
これは上映館によっては別バージョンもあるらしいです、帰って来てから調べました。
ホドロフスキー監督の長男ブロンティス・ホドロフスキーがホドロフスキー監督の父親役を、青年となったホドロフスキー監督役を、末の息子であるアダン・ホドロフスキーが演じているのだそうですが、そうでもなきゃ、なかなかこんな役引き受ける役者もいないんじゃないかと思うくらいの過激かつ衝撃的な内容、映像でした。

悪い夢でも見ているのじゃないかと思うくらい、でも次々と繰り広げられる摩訶不思議なシーンとシチュエーションに席を立てないのです。ただのわけのわからない映画だったら、とっくのとうに席を立ってしまったと思うのですが、最後まで見てしまいました。それがこの監督の、この映画の魅力なのでしょう。
ガツンガツンに“やられ”て映画館を出ました。
映画を見て初めてこんな“やられた”感を持ちました。
ファンの人にはこたえられないんでしょうけど、私も立ち直るのに時間がかかるほどの衝撃的な印象を持ちました。
ガッツのあるカルト映画ファンだったらおもしろいかも・・。
【Now Playing】 Stella By Starlight / Miles Davis ( Jazz )
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