連休最終日、映画「ザ・スクエア」を見てきました

映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域(THE SQUARE)/2017年 スウェーデン、ドイツ、フランス、デンマーク合作 監督:リューベン・オストルンド 出演:クレス・バング』を見てきました。
主演のクレス・バング演じる現代美術館のキュレーター、クリスティアン、見た目は洗練されたファッション、バツイチで二人の可愛い娘がいて、格好良く、人生順調・・って感じ。

次の展覧会では、この映画のタイトルにもなっている「ザ・スクエア」といういかにも現代的な展示で、地面に正方形の描いただけのものを発表!
そのスクエア(正方形)の中では【すべての人が平等の権利を持ち、公平に扱われる】という【思いやりの聖域】をテーマにした参加型アートだという・・。
現代社会に蔓延るエゴイズムや貧富の格差に一石を投じる狙いがあったのですが・・。
ちょっと“いけ好かない”感じのPR会社が、画期的なプロモーションだとぬかして作品のコンセプトを皮肉にひっくり返したようなメッセージをSNS上に流し、わざと炎上させる手法で世間を非難の渦に持って行くのでした。
目論見は成功したかに見えたが、世間の怒りは主人公・クリスティアンの予想を頭上はるかに超えて、彼の社会的地位を脅かし、やがては辞任に追い込まれる・・。
なんだか救いようがないのですが、携帯とサイフを騙されて盗まれ、なんともひどい方法で取り返し、解決したかに見えたが、さらに関係ない家族にひどい迷惑をかけ、泥沼のようなところに吸い込まれていく。

記者の女性と寝たら摩訶不思議な関係に引き摺りこまれたり、とにかく出てくるエピソードがそれぞれに魚の骨が喉に何本もつかえたような微妙に厭な状態になり、どれもさっぱりとは解決しない。
全部中途半端な状態で・・なんか、モヤモヤが残ったまま、映画、終わっちゃうんですよ(^_^;)
副題みたいなところに「正義という名の落とし穴」「理想どおりに生きることの難しさ」なんて書いてありましたが、まさにそんな感じ。

みているこちらは、こんなこと生きていると何度もあるよ、でもドラマみたいに解決はしないよなぁ、いつも中途半端で心の中になにか“とげ”のようなものが残りっぱなし、みたいになるんだよなぁ、トラウマになっちゃうよ。
と本気で思いました。
見ているこちらがハラハラというよりか、どうしようって「あぶらあせ」をかくような気持ちになるのです。試されているみたいでした。
そんな胃にも悪い(^^;)映画ですが、映画ファンには面白いと思いました。
二時間半近い長丁場ですが、水分の取り過ぎに気をつけて劇場に足をお運びください。
【Now Playing】 Rubber Soul / Herbie Hancock ( Jazz )
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