『 2018 東金 Spirit Jazz Ⅲ 』を聞いた
【※このブログでの文は、8月頭からのブログ休止中にデジタルでメモしておいたものをアップするものです。なので、現在とタイミング的にマッチしないものもアップされるかもしれませんが、あらかじめご了承ください。】
このメモはたぶん9月頃にはアップできるかもしれませんが、8月中に千葉県東金市の「東金文化会館」で開催されたこの会館が催している<四季彩コンサート>の夏の部、ジャズ・ピアノの板橋文夫さんを中心としたバンドのコンサートに体にムチ打ち行ってきたのでした。
例年のように、このコンサートのポスター、チラシの絵は、私の中学時代の担任の美術の先生が手掛けました。相変わらずいいっ!!
今回は、リーダーの板橋さんのピアノ、瀬尾高志さんのベース、後藤篤さんのトロンボーン!、高岡大祐さんのチューバ??!!、林ライガさんのドラムという編成でした。
トランペットもサックスもいなくて、トロンボーンとチューバが管楽器を構成するという異色かつ、ある意味“攻めてる”バンド構成です。
しかも、ベースを含め、皆、個性というには“飛びすぎ”ている演奏( ̄O ̄;)、チューバはまるでシンセサイザーの様な多種多様な音色を導き出し、アンプを使ったコントラバスのまるで打楽器かのようで、しかも弓で弾くときの独自の世界はすごいものがありました。
トロンボーンは、自由自在かつ、情感豊かで、リリカルなのにパワフルな変幻自在な姿を見せてくれました。
板橋さんは、もちろんいつもどおり“立ち上がり”全身でピアノを強打っ!(^^;)
パワフルな演奏と、しみじみとするようなメロディアスな演奏も素晴らしかった。
そして今回“特筆”すべきは、ドラムの林ライガさん。
まだ十代なんだって!!
ロックバンドの経験もあることから、完全にロックなリズムでバンドを引っ張っていたかと思うと、打って変わってジャジーな演奏、さらにリズム・パターンの多彩な引き出しにも驚きました。
板橋さんの期待が大きいからでしょう、ドラム・ソロの場面が幾多と有り、それぞれのソロが全く異なるテイストを出していて、「末恐ろしい」と板橋さんがステージで言っていた言葉が印象に残りました。
時間もかなりオーバーし、汗が飛び散り、全力での演奏にこちらも体力を使いました。
いい演奏でした。ジャズともロックとも取れるガチンコのハードなステージ、堪能しました。
私の担任の先生も、大きな声を出してコンサートを盛り上げていました。
ああいう人になれるかなぁ・・(*^_^*)
というわけで、「東金 スピリッツ・ジャズⅢ」の感想でした。
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