映画「マイ・ブックショップ」を見ました。

映画『マイ・ブックショップ(La Libreria)/2017年・スペイン、ドイツ、イギリス 監督:イザベル・コイシェ 原作:ブックショップ 原作者:ペネロピ・フィッツジェラルド 出演:エミリー・モーティマー、パトリシア・クラークソン、ビル・ナイ、ハンター・トレメイン、ジェームズ・ランス、フランシス・バーバー、レッグ・ウィルソン』
を見てきました。

小さな町に未亡人が、ささやかな書店を開くところから物語が始まります。
でも、主人公が手に入れたオールド・ハウスという歴史的な建物を手に入れたい“富と権力を手中にしている有力者が、実直で本好きな主人公に次々と嫌がらせをするストーリーです。

そんな中、主人公のフローレンスが本好きの紳士(フローレンスの支援者となる)に送る『華氏451度』や『ロリータ』がこの映画の文学に対する愛情を感じさせます。

ほとんど曇天の英国の町並み。海辺のやや暗いが美しい光景。
ロケーションが素晴らしく、本屋となったオールド・ハウス、さらに本好きの紳士が住まうお屋敷のたたずまいも素敵で、美しい映像も含めて味わい深い映画でした。

時代設定は、1959年。
戦争で夫を亡くした未亡人フローレンス。
英国の海岸沿いの小さな町に夫との夢だった、ただ一軒の書店を開く。
町全体は保守的で、地元住民の反応は、女性の開業に冷淡・・。

そんな中で、フローレンスが40年以上も自宅屋敷に引きこもって、本を読むだけの毎日を過す老紳士、そしてその紳士との交流。
彼女をよく思わない地元有力者夫人の“書店つぶし”の画策・・。

物語の展開としては、わかりやすく、物語の中に自分を埋没させることができます。
曇天模様の英国の映像とあわせて、気分がとても晴れるようなところは少ないのですが、本と共に生きていくひとりの女性の人生が絶妙に描かれていました。
上映館は少ないかもしれませんが、本好き、映画好きの方にはおすすめできる良い作品でした。
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