市民ギャラリーで見つけた学生美術展の様子
FacebookPage「千葉市を東京から応援するって?」で千葉市美術館の『ミュシャと日本、日本とオルリク展』のご紹介を既にいたしましたが、私の中学時代の担任で美術の先生から同美術館の市民ギャラリーでは『第48回在日朝鮮学生美術展ーウリハッキョと千葉のともだちー』が開かれていることを教わり、9階まで上がり、見てきました。
で、驚きました。
小中学生の作品なのに、テーマ性が色濃く、また主張が強く、自らが持つ疑問を前面に出していると非常に強く感じました。
自分達が今置かれている環境、境遇、社会に対する訴えかけ、アピールのようなものがそれぞれの作品から発散されており、流して見るなんてことがまったく出来ないものばかりです。
自分が“今”をどう感じているか。そしてそれら自らの周囲を取り巻いているものに対してどう対応していくのか。
エアコンのない室外に出ることができなくなり、全てエアコンで制御されている中に住む人類が描かれたものまでありました。
そんなテーマだと、絶望感が伴うような気もするのですが、しかし、その中から何か強い生命力のようなものや、一筋の光が見えてくるような感覚もあります。
ここの展示室では、近隣の畑小、検見川小、花園中の生徒の作品も学校同士の友情関係からか展示されていました。
それら日本の子供達の作品も見ましたが、やや平和で幼い感じもしてしまいました。
作品へ取り組む際の方向性が異なっているのかもしれません。
絵画だけでなく、オブジェや写真、書、映像など、多彩な作品群に最後までドキドキして見入ってしまいました。
国や、年齢などに関係なく、偏見を持たずに見なければと先生から電話がありました。
先生は乞われて子供達と一緒に別室でオブジェ作品を作っていたとのこと。それは見ることができませんでしたが、パワーとエネルギーと探求心を感じる展示でした。
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