橋がそこにあるのに川を飛び越えて渡るのか・・・。
タイトルどおりの話です。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う10万円の特別給付金の申請は、オンライン申請と郵送による申請があります。
郵送申請が橋を渡ってすんなり10万円を手早く受け取る方法。
オンライン申請は数々の苦難を乗り越え、川に落ちたり、溺れそうになったりして、運良く飛び越えるのに成功しても、実態は入力が誤りだらけで、内情は職員がその入力をアナログで住民基本台帳と突合しているので、あな悲しや、郵送の方が本当は早いのです。
オンラインの申請はマイナンバーカードを使い、四つある暗証番号のうち、6ケタ以上16ケタまでで決めたアルファベット入りのものが必要で、しかもパソコンとカードリーダーも必要、スマートフォンで行う場合でも機種が対応しているものが限られている。
で、アクセスが殺到し、うまく動かない。
なおかつ、前述のパスワードを覚えている人なんかほとんどいない。
さらに、マイナンバーカードを所有しているのは高齢者ばかり。
しかも、パスワード再設定の全国市町村窓口からの入力にシステムが耐えられない。
で、ダウン・・。
自分でやってみて、アクセス出来ない人はサーバー等システムが“駄目駄目”だからとは思わず、パスワードが問題なのかと、そして元々パスワードが何だかわからない人も役所に訪れて窓口は「三密地獄」となっています。
感染が拡大したから給付するんじゃないんですかね、それを感染拡大の巣窟を作り出そうとしている現状にはただただあきれるばかりです。
そんでもって、高齢者ばかりのマイナンバーカード保有者の方々。
運良く入力できた人は「どうだ」と言わんばかりの自慢や、わざわざ人にも勧めたり、「簡単だよ」などと吹聴する。
ちょうどそのくらいのお年頃の方々は「あいつに出来てオレに出来ないはずはない」などとくやしがる。
それがまた悪循環を生み、窓口はさらに「三密」の地獄絵図の完成です。
このあいだ一回言ったけど、また言っとく!
『人にすすめるな、人に自慢するな、人に吹聴するな』
『橋がそこにあるのに川を飛び越えるな』
郵送申請がいちばん安全で、いちばん早い!!!
再度、以上です!
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