「千年、働いてきました 老舗企業大国ニッポン」を読みました。
『千年、働いてきました 老舗企業大国ニッポン/野村進著(新潮文庫)』を読みました。
帯には、「長く生きる会社には哲学がある。-老舗製造業の奥深い秘密に迫る-」とあります。
ノンフィクション・ライターの著者が、それこそ西暦578年、あるいは1566年、その他1600年代~1800年代から続いている老舗製造業を訪ねてまとめたルポとなっていました。
驚くのは、時代の最先端をいく携帯電話に、百年以上続いている日本の老舗企業技術が入っているということでした。
携帯の折り曲げ部分や、着信をプルプル震えて知らせる機能、液晶画面などの部分に、日本の「老舗の智恵」が詰まっているということを私も知りませんでした。
携帯の心臓部といえる「発信器」が、極寒の地でも、灼熱の砂漠でも機能するには、日本の老舗企業が開発した世界的な特許を持つ発信器が必要不可欠であるということもまったく知らず…σ(^_^;)。
それら老舗企業は、長年培ってきた古くからの古典的な製造技術の中から上記のような技術のヒント、きっかけを得て現在に至っているということで、何度も書きますが、知らなんだぁ・・となってしまいました。
ここに書かれている老舗企業の他にも、まだまだそういう企業はたくさんあるかもしれません。
老舗企業は意外なほど、どんどん新しいことに挑戦しているようです。
GAFA や FANG などと言われる企業を取り上げて、「アメリカはとっくに“ものづくり”を止めている」と、「ものづくり」を批判する風潮が勢いを増している昨今ですが、日本がそれらを真似していって、“未来”がありますかねぇ・・、といつも思います。
わるいけどそれらの巨大企業は、「悪魔」のような“やり口”をしている、と、私はインターネット接続時や、その他様々な機会に思います。
そういうの、日本人に合いますかね?!
もっと別の道があると思うのです。
そのヒントが、この本に書かれている老舗製造業の話に隠されているんじゃないかと思いました。それがこの本を読んで一番感じたことです。
今、“有卦に入っ”ている企業や業態、さらにキーワードみたいなものに飛びつく人を見ていると(私が勤めていたところにもいっぱいいた!)、「もう遅いんだよ」とか、「その方向性は人々を不幸にする」と感じてきました。
別の道、方向性を気概をもって目指す指導者や若い人達が、未来を明るくするんじゃないか、と思いつつ、今回の読後感といたします。
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