太田和彦さんの「私の方丈記 70歳、これからは湯豆腐」を読みました。
『70歳、これからは湯豆腐 -私の方丈記-/太田和彦著(亜紀書房)』を読みました。新刊です。
私の好きな太田さんが70歳を過ぎ、「晩年だ」、「残り少なくなった日々をどう生きてゆこうか」と静かに考え、書かれたものです。
ここ二年間で二度の病気入院をして、家族の意見を聞き、決断して仕事をやめた私は、まだまだ太田さんの年齢や域に達したわけではありませんが、今の体力回復のため自宅療養中の身には参考になりました。
「湯豆腐」というのは、そういった境地の象徴的な比喩的表現であると思います。
文中で、日本三大居酒屋湯豆腐の店も紹介されていましたが・・(#^.^#)
【参考】横須賀:銀次、伊勢:一月家、盛岡:とらや(閉店)、御所西:井倉木材
仕事をやめた今、太田さんの文は身に沁みます。
会社などである程度出世して退職した人ほど使い物にならないとよく聞く。
自分に自信があるので、人に指図したがり、下働きは「そういうことは君がやれ」と逃げる。
部下にああしろこうしろと指示していただけなので自分では何もできない、やろうとしない。
集まりに出るとしゃべりたがり、自己紹介が長く、内容は自慢ばかりで何の役にも立たない。
思い当たるひとがいっぱいいる・・。私は出世などとは縁が無かったので、これは大丈夫。
第二の人生は、会社勤めでの組織ゆえの理不尽も悔しさも我慢してきたが、もうまっぴらご免!・・いいぞ、太田さんd(^_^o)
「嫌なことはしない」「嫌な奴とはつきあわない」
・・そうだ、そうだ、そうします。
このコロナ禍で太田さんの全国巡りもなかなか出来ない中、文を書かれているのですが、為政者へのひと言も太田さんらしく、同感しました。
競馬競輪パチンコに夢中になる男はバカだと思っている。儲かるときもあるらしいが、それで金を手に入れようとは浅ましくはないか。目的は金儲けではなく予想のスリルと言うけれど、他人のすることに賭けても始まらない。
政府は日本にカジノをつくろうとしているが、国民からテラ銭(30%とか)を巻き上げて国が儲ける賭博を奨励するとは。
汗水流して稼ぐ貴さを否定するのか。
阪神淡路・東日本大震災、原発事故、大水害、コロナ禍・・。現代もまた大災害の不安にこと欠かず、それを前に自己保身しか考えない為政者の無能も変わらない。
他人を告げ口する流言蜚語もさらにまた。
そのとおりだ。
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