「50代からしたくなるコト、なくていいモノ/岸本葉子」を読みました。
『50代からしたくなるコト、なくていいモノ/岸本葉子著(中公文庫)』を読みました。
読んでみると、シニアに向かう世代向けの本なのですが、女性向けな内容も多く、欲しい服を求め“東奔西走”したり、家具などについて工場まで行って見てみようか、などというかなり本気の吟味をしている部分もあったりして、あまり男には多くない動きもあり、「へぇ、そうなんだ」と思うところがありました。
ただ、やはり男女共通の“いらない物は減らして身軽に”という年齢に達して来たのだ、という、ちょっと“あせり”の入った感覚や、ゆとりは少しできたけど、もう無理はきかない年代に入ったという・・ちょっとさびしい感覚も理解できました。
・・というか、自分もそういう年代・・。
この本に書いてあって、私も感じていることに、注文や申込みなどが、今や圧倒的に電話よりもネットになっているという現実がありました。
ここで、岸本さんも電話した相手に言われている「ネットの方が早いですよ」という決まり文句・・やだなぁといつも思っていました。
あの面倒くさい入力、ちょっと質問したいだけなのに、「電話の1を押してから♯をお願いします」みたいなの・・ストレスがマックスになります (・_・;
ここで紹介された事例では、電話で問い合わせをちょっと無理してでもしたおかげでお得意様セールが近々あり、望んでいる商品が並ぶのだということを知ったりもしています。
でも、それは電話に出た相手方の気の利き方、気転の良さなどがあってのことですが。
もうきっと望んでも無理かもしれませんが、相対してお話しながら、商品にふれながらの買物なんて無くなってしまうのでしょうね。世代的に覚悟しておかねば・・。
その他、ご本人が尾道などに旅行に行ったときの実に達人とも言うべき身軽で素敵な立ち回り方、名所などの歩き方も、うっとりするくらいで、とても参考になりました。
ま、歳取ってきても、まだまだやること、楽しむことはいっぱいあるってことですd(^_^o)
少し勇気も出て来ました。がんばります(*^_^*)
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