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2022/03/27

ビートルズ・メンバーそれぞれのリアルタイムでのニュー・アルバム体験

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私、今でもビートルズの音楽、あるいはメンバーがソロになってからの楽曲を聞かない日はありません。
私の人生はビートルズの音楽と共にあると、2022年の今でも日々感じています。

で、きょう、メンバーのソロになってからの楽曲が USEN でかかっていた時に、メンバーそれぞれのアルバムが新譜として出たのをリアルタイムで経験したのは、どのアルバムだったっけ、と、ふと思ったのです。

ポール・マッカートニーは、「レッド・ローズ・スピードウェイ」でした。

最初のソロ・アルバム「マッカートニー」や「ラム」は、けっこうプライベートな雰囲気のアルバムだな、と思っていました。
それからウイングスを結成しての「ワイルド・ライフ」は、まだ牧歌的というか、のんびりしているというか、ラフで家族的な感じが残っていました。

そして、当時の「音楽専科」や「ミュージック・ライフ」などの音楽誌に華々しくニュー・アルバムの記事が出たのを見て、「初めてポールの新譜を経験する」と思い、興奮しました。

そして、サウンドも艶やかで、派手な感じ、大音量で聞けば益々興奮するというか、“バンドっぽい”アルバムに私は驚き、いっぺんで好きになり、何度も聞いたものでした。

アルバム全体が「ショー構成」みたいになっていて、今でも私が一番好きなポールのアルバムです。音は割と緻密だけど、ちょっとワイルドで“ヤクザ”な感じもあり(*^^*)大学に出向き、突然ゲリラ的にライブをしていた雰囲気も少し感じました。

そして、ビートルズとはまったく異なる音楽でした。

 

 

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続いてジョン・レノン。ジョンは「マインド・ゲームス」がリアルタイム経験のニュー・アルバムでした。

これも、それまでの「ジョンの魂」の孤独と叫びみたいな感じや、「イマジン」のリリカルだが、まだちょっと寂しいジョンの心が垣間見える感じ、さらに「サムタイム・イン・ニューヨークシティ」のジャーナリスティックな印象など、私はジョンの動向が捉えきれずにおりました。

で、このマインド・ゲームスは、「音楽しているな」というのが一番の印象でした。
アルバムタイトルとタイトル同名曲は、“主張”のようなものを感じますが、でも全体的にはジョンが自由に音楽を作り、歌っているという印象で、これもリアルタイムということも手伝って、何度も聞く好きなアルバムになりました。

こちらもビートルズ時代のジョンを感じさせる楽曲はありませんでした。

 

 

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次は、ジョージ・ハリスン。ジョージのリアルタイム経験ニュー・アルバムは、「リビング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」でした。

アルバムからのヒット曲、「ギブ・ミー・ラブ」は、学校から帰ってFMラジオをつけるといつもかかっていました。
陽射しのあたたかい庭で、人生を見つめながら音楽を紡ぎ出すジョージが連想され、その人間的な部分にはとても共感するものがありました。
このアルバムも大好きです。
そしてまた、このアルバムからもビートルズの印象はまったく感じられませんでした。

 

 

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最後は私が大好きなリンゴ・スター。

リンゴのリアルタイム経験のニュー・アルバムは、「リンゴ」でした。
「想い出のフォトグラフ」はヒットしましたねぇヽ(=´▽`=)ノさらに何曲もヒット曲がこのアルバムからリリースされ、ほんとうにうれしかった。

それまでのスタンダード曲を歌うアルバムや、カントリー・アルバムなどとは異なり、まさに「リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」を地で行った、仲間達が皆、楽しく協力して作り上げられた“リンゴの楽園”的な、楽しくて、ゴージャスで、スケールの大きなアルバムでした。
これも大好きっ!

ビートルズの再結成はとうとう無かったわけですが、このアルバムではジョン、ポール、ジョージが楽曲と演奏で参加していました。三人のどの曲も素晴らしかった。

アルバムのラストで、リンゴがこのアルバムに協力してくれた人達の名前を呼び、感謝の言葉を述べますが、ジョン、ジョージ、ポールの名前も当然呼ばれて(T_T)・・「リンゴ、さすがっ!」って誇らしい気持ちになったものでした。

でも、ここでもビートルズっぽい楽曲はありませんでした。
ビートルズはもう四人の中では過去のことだったのだと、当時の私も気づいたのでした。

毎日ビートルズや解散後のメンバーの楽曲を聞いていますが、時にはこんなことを思い出す・・ということで書いてみました。

 

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