「広辞苑の中の掘り出し日本語」を読んだ。
『広辞苑の中の掘り出し日本語/永江朗著(バジリコ株式会社)』という本を読みました。
これもまた、ブックオフにて格安購入。
タイトルからして面白そうだったのですが、内容は意外と“地味”に感じました。
こんな言葉あるんかい?!というような、私がまったく知らない言葉や、ふだん使っている用法と異なるものが本来は正しい・・などというものが満載だと思っていたのです。
でも・・そうでもなかった。
真面目な人が読むと、「なるほどねぇ」っていう感じなのだと思いますが、私のようなちょっと“くせ者”には“物足りない”印象となってしまいました。
そんな中でも気になった言葉を少しご紹介。
【鎌親父(かまおやじ)】・・根性のまがったおやじ。
この「鎌親父」という言葉はまったく知りませんでした。
即座に思いついたのが、「千と千尋の神隠し」に出て来た「かまじい」ですが(^^;)、かまじいはそんなに根性はまがっていなかった・・。
この本にも書かれていますが、「鎌」の形状のように根性が曲がっている、ということなのでしょうね。
続いて、
【ぶいぶい】・・物を言いたてるさま。特に、不平や小言をうるさく言うさま。ぶうぶう。人にうるさがられ、きらわれる者。
昔、「ブイブイいわせる」なんて言い方がありましたが、それはむしろ“賞賛寄り”の言い方だったと思います。
本来は、「ぶうぶう」というブーイングに近い言葉だったのかと、今回知りました。
ということで、事例二件をご紹介しました。
気になった方は、探してみてもいいかもしれません。
« 「歌集 街樹」を読みました。 | トップページ | 沈黙したり、まるで何事もないようにしているということは、今起こっていることを許し、認めていることです。 »
「言葉」カテゴリの記事
- 「言葉のおもちゃ箱 伊奈かっぺい綴り方教室/伊奈かっぺい」を読みました。(2025.06.05)
- 「ほっとする論語/杉谷みどり・石飛博光」を読みました。(2025.04.14)
- 「言葉の温度/イ・ギジュ・米津篤八訳」を読みました。(2025.04.12)
- 俳句を詠んでみる_0412【 春の朝 ご安全に の 声聞こえ 】(2025.04.10)
- 俳句を詠んでみる_0379【 春の朝 続きが見たい 夢だった 】(2025.03.06)
「書籍・雑誌その2」カテゴリの記事
- 「まわれ映写機/椎名誠」を読みました。(2025.06.18)
- 「そのへんをどのように受け止めてらっしゃるか/能町みね子」を読みました。(2025.06.13)
- 『児玉清の「あの作家に会いたい」人と作品をめぐる25の対話』を読みました。(2025.06.12)
- 「冥界からの電話/佐藤愛子」を読みました。(2025.06.10)
- 「役員室午後三時/城山三郎」を読みました。(2025.06.08)
« 「歌集 街樹」を読みました。 | トップページ | 沈黙したり、まるで何事もないようにしているということは、今起こっていることを許し、認めていることです。 »
コメント