「天才アラーキー写真ノ方法」を読みました。
『天才アラーキー写真ノ方法/荒木経惟著(集英社新書)』という本を読みました。
これもブックオフで100円にて入手。
20年も前の本で、荒木さんは還暦を迎えた頃です。
とっても元気でバイタリティーあふれる様子が本いっぱいに広がっていました。
なんというかアドリブで、写真について、自分の撮り方について、そして撮っているときの周囲の人たちの様子、さらにスタッフとのやり取り、時代によってその時々のカメラの選択や整理の方法などを語ったものを文書化したという感じでした。
ほとんど酔っ払っているようであるが、でも被写体と向き合うときにはすごい勢いで迫っていくし、独特の感性が突っ走る感じがわかりました。
使用しているカメラの詳細については、専門家ではないので私にはよくわからないのですが、うまく使い分け、そのときのフィーリングを大事にしていること、カメラの特徴をどう捉えているのかということも書かれていました。
それに、ロケに出掛けるときには、かなり全体の量を減らしてコンパクトにしていることもわかり、実際に屋外などで撮るときには、カメラ一台のみで対峙し、バッグなどは持たず、身軽にして相手に威圧感を与えないような配慮をしていることもわかりました。
私のようなただの写真好きにとってもヒントになる部分が所々に有り、これからカメラを手に出掛けるときの参考にしようと思いました。
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