「椅子がこわい -私の腰痛放浪記-/夏樹静子」という本を見つけて読みました。
『椅子がこわい -私の腰痛放浪記-/夏樹静子著(文春文庫)』という本をブックオフで見つけ、とても気になり購入。さっそく読んでみました。
平成9年に刊行されていたものです。
著者夏樹静子さんが1993年から約三年間、原因不明の激しい腰痛(その奇怪というか異様な症状は障害というくらいひどい)に悩み、心身ともに苦しみ抜いた様子から始まるのですが、もう読んでいるだけでつらい・・。
もう治らないんじゃないか、このまま死ぬのか、という状態でワラにもすがる思いで整形外科だけでなく、東洋医学や聞いたことのない治療法、民間療法、ありとあらゆる治療法にすがる夏樹さん。めっちゃつらそう・・。
名だたる病院の高名な先生、あるいは「この人なら絶対に治る」と奨められた大先生のもとにも行くのですが、すべてダメ。
お手伝いさんから庭に池があると動かない水に悪いことが溜まってしまうから水を抜いてみたらどうか、なんて話も、最初はくだらないと言っていたものの、最後にはそれもやってみよう・・などということになり、もう元の生活に戻るのは絶望という状況になるまでが克明に書かれています。
本の裏表紙に「三年間あらゆる治療を受けた末に完治した感動の闘病記」と書かれていますから“ネタばれ”にはならないと思いますので、書きますが、最後の最後に出会った先生とのすさまじい互いのバトルの中繰り広げられた入院・治療により灯りが見えて来たときには読んでいる私まで体が震えました。
こんなことがあるのか!という驚きの結末はぜひ読んでみていただきたい。
夏樹さんもこの本の「あとがき」で書かれていましたが、全国に腰痛に悩む人はたくさんいます。
・・私も一時期杖を突いて歩くようなひどい状態になったことがある。今でも時々ひどい痛みに悩む時期があったりする。
そんな人にも希望が見えてくるというか、あきらめずに良い先生、良い治療法とめぐり合えば光が見えてくるという本でした。
それにしても、夏樹さん、激しい痛みと苦しみの中でよくここまで克明に闘病記が書けたものだと、その精神力にも驚きました。
この本は大事にとっておこうと思います。
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