「日本地図の謎 おもしろ島々地図」という本を見つけて読んでみました。
『日本地図の謎 おもしろ島々地図/地図ミステリー愛好会・編(廣済堂文庫)』という本をブックオフで見つけて、読んでみました。
2007年刊行のものなので、「島」という話題になると、いろいろ国境や国防・警備などの話題もあってその当時の状況で書かれているのですが、おもしろかった!
身近なところでは房総半島南部にある鴨川市の「仁右衛門島」も載っていました。
平野家という個人が所有し、代々世襲で《平野仁右衛門》を名乗り、島に住んでいるという珍しい島。
手漕ぎ船で渡してもらって、夏などは観光客が日がな一日“海と島”を満喫するという、私も子供が小さい頃家族で行ったことがあります。
平野家がこの島を手に入れたのは、戦いに敗れた源頼朝を島に“かくまった”礼に与えられたという逸話が残っています。
また、のんびりした島が現代アートで注目されることになった瀬戸内海の「直島」、今やすっかり有名になった「軍艦島」、ひょうたんの形をした瀬戸内の「黒島」は人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルだったらしい・・など話題は尽きません。
私が仕事で島根に行った時の夜、部下を連れて夜に飲みに行くと、テーブルに着いた女の子に「この辺の若い娘はどこで遊ぶの?お気に入りのスポットみたいなところはあるの?」と聞くと「もうねぇ、ここらへんは何と言ってもみんな“大根島”に行くよ!」と即座に明るく返事をしてくれました(^^;)
思わず笑ってしまって「なんじゃそりゃっ!」となったのですが、聞いたらまだ二十歳にもなっていないその娘たちは「ステキなところだよ、一度行ってみるといい」と笑顔で応えてくれました。
その「大根島」も載っていましたよ!(#^.^#)松江や米子から車で30分、湖の中にぽっかりと浮かんでいる島とのことで、年間80万本ものボタンの花が咲き乱れる美しい島なんだそうです。
今度、島根に行ったらぜひ行ってみようと思います(^.^)/
涙なしには語れない悲恋伝説の残る島や、家康がつくった人工島「佃島」は、もともと大阪にあった佃村の人達に家康が世話になり、お礼に同じ名の島を江戸につくり、そこに村人を呼び寄せて漁業権を与えた・・なんて話もありました。
貧しい時代の厳しい話などもあり、つらい部分もありましたが、でもそれぞれの島の話題がそれぞれに興味深く、あっという間に読み終えました。
とりあえず「大根島」には一度行ってみたい(*^-^*)
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