横芝光町のギャラリー『笑虎』が閉められることになった。
私も三十代半ばに先生と再会し、その後は長い付き合いになる中で、このギャラリー笑虎は思い出がたくさんあります。
先生の毎年少しずつ変化する作品にふれるのがとても楽しみだったし、この長屋門型の古い日本家屋のギャラリーを建てた棟梁が自分の建てたこの場所でハーモニカ・コンサートを開いたこともありました。
ハーモニカ・コンサートの最中に大きな地震があり、観客は騒然となりましたが、棟梁から「ジタバタしなくていい、俺が建てた家だ。びくともしない!」との言葉に皆、笑顔になったあの瞬間も思い出しました。
爆笑の会場に私もいましたが、後輩なのに貫禄ある堂々とした噺家ぶりに感動したことも思い出します。
最近では、私がこの笑虎に出掛けた際に、なぜか閉まっていてその日は定休日の旨貼り紙がしてあり、中を覗いてみても明かりもついていなかった。
しかし、そのあと別の場所で先生に会い、「おかしい、今日は開いているはずだ」と電話すると、私が行った時間には開いていてもちろん明かりもついて、お客さんもいた・・という恐怖の出来事もありました。
実は今回、訪れるのも最後になってしまうだろうと、カメラを持ってきてギャラリーを撮影しておこうと思ったのですが、カメラはどうやっても作動せず、やっと動き始めたかと思うと絶対にピントを合わさせない・・という事象が発生しました。
今回掲載している写真はその後仕方なくスマートフォンで撮ったものなのです。スマートフォンは動いた・・。
たくさんの思い出のある、いい会場でした。
あのハーモニカの棟梁が建てた立派な長屋門型のギャラリーは、やってきた人達の記憶にずっと残ると思います。
« 「わしの眼は十年先が見える -大原孫三郎の生涯-/城山三郎」を読みました。 | トップページ | 「アガワ流 生きるピント」を読みました。 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 「新編 日本の面影/ラフカディオ・ハーン 池田雅之訳」(2026.04.19)
- JR飯岡駅の「海上ふれあい館」での『南隆一 絵画・造形展』に出掛けて。(2026.03.15)
- 俳句を詠んでみる_0720【 春の日の個展 光と色 溢れ 】(2026.03.10)
- 俳句を詠んでみる_0705【 神谷旧邸に 葡萄の床柱 】(2026.02.21)
- 「春本を愉しむ/出久根達郎」を読みました。(2026.01.19)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0775【 浅き夏 鐘撞(かねつき)堂へ 登り行く 】(2026.05.10)
- 俳句を詠んでみる_0772【 夏立つ 荼枳尼真天(だきにしんてん)に 経の声 】(2026.05.07)
- 俳句を詠んでみる_0768【 古寺に咲く牡丹 情の文字浮かぶ 】(2026.05.03)
- 俳句を詠んでみる_0766【 国分寺 牡丹咲き 思ひきはめる 】(2026.05.01)
- 俳句を詠んでみる_0762【 栃の花 鯤鯨(こんげい) 既に我が鉤(はり)に 】(2026.04.26)
「不思議&恐怖体験」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0674【 初御籤(はつみくじ) 引いてくれろと 声聞こえ 】(2026.01.20)
- 俳句を詠んでみる_0650【 如来様に 妻と謝する 年の暮 】(2025.12.20)
- 俳句を詠んでみる_0586【 爽籟(そうらい)の中に 御神木佇む 】(2025.10.17)
- 俳句を詠んでみる_0562【 妙宣寺 草引く人に 声をかけ 】(2025.09.20)
- 俳句を詠んでみる_0536【 処暑 毎夜の悪夢 貘に食べさすか 】(2025.08.25)
「様々な交流」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0740【 春の風 紙の便りを 見なくなり 】(2026.03.30)
- 俳句を詠んでみる_0738【 嬉しさや 桜湯を淹れ もてなさん 】(2026.03.29)
- 俳句を詠んでみる_0736【 春惜しみつゝ あらたなで逢ひみつけ 】(2026.03.26)
- JR飯岡駅の「海上ふれあい館」での『南隆一 絵画・造形展』に出掛けて。(2026.03.15)
- 俳句を詠んでみる_0720【 春の日の個展 光と色 溢れ 】(2026.03.10)
「想い出交錯」カテゴリの記事
- 「新編 日本の面影/ラフカディオ・ハーン 池田雅之訳」(2026.04.19)
- 俳句を詠んでみる_0728【 春のかたみ マスターの浅煎り 淹れ 】(2026.03.18)
- 俳句を詠んでみる_0714【 春のくれ 逝ってしまった人の顔 】(2026.03.04)
- 俳句を詠んでみる_0711【 春の記憶や 鉛筆とボンナイフ 】(2026.03.01)
- 俳句を詠んでみる_0706【 春灯(はるともし) あの人の顔 想い出す 】(2026.02.24)
「建物・風景」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0775【 浅き夏 鐘撞(かねつき)堂へ 登り行く 】(2026.05.10)
- 俳句を詠んでみる_0774【 青楓(あをかへで) 緑鳴らす 東光院 】(2026.05.09)
- 俳句を詠んでみる_0772【 夏立つ 荼枳尼真天(だきにしんてん)に 経の声 】(2026.05.07)
- 俳句を詠んでみる_0769【 南風(みなみ)吹き 草花は揺れ 吾(われ)も揺れ 】(2026.05.04)
- 「若山牧水の百首/伊藤一彦」を読みました。(2026.05.03)
« 「わしの眼は十年先が見える -大原孫三郎の生涯-/城山三郎」を読みました。 | トップページ | 「アガワ流 生きるピント」を読みました。 »






コメント