宝塚歌劇・雪組東京公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」二度目の観劇が出来ました。
宝塚歌劇・雪組東京公演『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル(Happy“NEW”Musical)/FROZEN HOLIDAY(Winter Spectacular)』二度目の観劇をしてまいりました。
男役三番手、和希そら(かずき・そら)さんの退団公演となっているのですが、再度観劇できて幸せです・・。
ミュージカルの方は、前回見たときから比べるとかなり練られていて、それぞれの役回りを演者各々が理解を深めて演じられていると感じました。
英国の雰囲気が感じられ、ファンタジーでもあり、ちょっとミステリアスでもあるストーリー、衣装も凝っているこの演目、どちらかというと月組がやりそうな感じですが、雪組も“オシャレ”に、そして数多く盛り込まれた曲を軽快に歌い、踊り、楽しめる舞台となっていました。
和希そらさんも、主人公のコナン・ドイル[役:彩風咲奈(あやかぜ・さきな)]を発掘して売れっ子作家に育て上げる編集長の役を、今までの宝塚生活で培ってきた実力を存分に発揮して演じ、安心して見ていられました。
それにしてもこの公演で退団というのは実に惜しい。
舞台は“ウケる”ところは客席が揺れるように“ウケて”いい感じに温かい空気が漂い、コロナ禍や昨年の事件などで宝塚からだいぶ離れていた私ですが、やっと以前のような気持ちで観劇することができるようになりました。“観劇リハビリ”ができたかな、と感じました。
ショーは、前回書いたように、久しぶりの“客席降り”があったり、雪組には珍しくどんどん押し寄せるように圧倒的な群舞や、主要なメンバーのコーナーも目白押しで新年最初の宝塚観劇には持ってこいの演目となっていました。
こちらでも和希そらさんは大活躍!
そらさんのコーナーでは、より一段と盛り上がっていたと“ひいき目”抜きで感じました。
トップ彩風さんとの珍しい男役同士のデュエット・ダンスも息をのんで見ました。胸にこみあげるものがありました。
そらさんが神父となり、歌い上げるコーナーはまさに“さよなら”を組子やファンに告げているかたちで、思わず涙してしまいました。
そらさん、長い間ありがとうございました。
楽しい宝塚観劇をずっと続けてこられたのも、そらさんがいてからこそです。
この公演が終わると、私は今後宝塚をどう見ていこうか、しばらくは放心状態になってしまうかと思います。
もう一度どういうふうに宝塚歌劇を見ていくか、自分なりに考えてみたいと思います。
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