俳句を詠んでみる_0015【 涼風(すずかぜ)に ハーンの法螺(ほら)貝 セツの耳 】
昨年、松江にあるラフカディオ・ハーン旧居を訪れた、そのとき目についたものについて句にしました。
【 涼風(すずかぜ)に ハーンの法螺(ほら)貝 セツの耳 】
《背景》季語:涼風[夏]
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、妻セツからの江ノ島土産である「法螺貝」を煙管の火が無くなると吹いて知らせるのを大層楽しみにしていたそうです。
ハーンは仕事中、家人がうるさくするのを嫌っていたため、夫人のセツはじめ子供達は静かにしていたのですが、突然「ボォー、ウォー」と鳴り響く法螺貝の音、セツの耳に飛び込んできたことでしょう。
そんな様子を詠んでみました。
※昨年、松江にあるハーンの旧居に行ってみました。
書斎の机には法螺貝(レプリカ)が置かれていました。
ハーンが吹いた実物の法螺貝は、隣の記念館に保管され、実際に見ることが出来ました。
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