「蕎麦屋酒/古川修」を読みました。
『蕎麦屋酒 -ああ、「江戸前」の幸せ-/古川修著(光文社新書)』を読みました。
2004年に第一刷発行となっていますので、かれこれ二十年前のものです。
でも、読んでみると、蕎麦屋の選び方や、それに合わせる日本酒についても考え方は概ねその頃から変わっていないようでした。
著者は、ホンダで四輪操舵、先進運転支援システム、人間型二足歩行ロボットなどの研究開発をしていた古川修(ふるかわ・よしみ)氏。
当時、自動車業界では知らぬ者のない美食家だったそうです。
その後、栃木県で蕎麦栽培を通じた蕎麦愛好会を主宰、さらに日本酒にも造詣が深く、全国の蔵元、酒屋、居酒屋と交友し、「素顔の日本酒を愛する会」を立ち上げたのだそうです。
というわけで、この本は“蕎麦屋酒”入門者にも基本的なことからみっちり書かれているので教科書的に読むことも出来ますし、すでに蕎麦、日本酒好きな人にも、蕎麦の育て方から挽き方、そこからそば切りに至るまでの工程がこと細かに書かれていて知らなかったことばかりで参考になります。
さらに蕎麦屋で酒を飲むときの酒肴の選び方、そもそものお店の選び方、さらにこんな蕎麦にはこんな日本酒、こんな酒肴にはこんな日本酒という合わせ方まで書かれていて、著者の造詣の深さというか、“底なし”の知識に驚きました。
後半は、著者が薦める蕎麦屋について書かれていて、お品書きまで収録されているので、実際に行ってみるときにはずいぶんと参考になりそうです。
最近はあまり蕎麦屋めぐりをしていないので、この本を参考に出かけてみたいと思いました。
« 俳句を詠んでみる_0027【 寒茜(かんあかね) 後席に乗る 亡(なき)祖父母 】 | トップページ | 俳句を詠んでみる_0028【 掌(て)を握り 嬬戀(つまごい)坂 二人 冬の星 】 »
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0903【 南瓜採れ 長女スープに仕立て上げ 】(2026.09.14)
- 俳句を詠んでみる_0880【 ピーマンの 種取り出して 青い空 】(2026.08.22)
- 俳句を詠んでみる_0870【 夜雨(よさめ)にひとり 冷し麦 沁みきたり 】(2026.08.11)
- 俳句を詠んでみる_0865【 祖母から孫へと メロンの誕生日 】(2026.08.09)
- 俳句を詠んでみる_0862【 胡瓜揉 塩の味 仄かに広ぐ 】(2026.08.06)
「お酒」カテゴリの記事
- 俳句を詠んでみる_0915【 秋の暮 ここで解散 聖橋 】(2026.09.26)
- 俳句を詠んでみる_0896【 古酒の蔵 息をひそめて 封あける 】(2026.09.07)
- 俳句を詠んでみる_0889【 新酒の香 和み恵まれ あの人と 】(2026.08.31)
- 俳句を詠んでみる_0825【 焼酎に 氷ひとつを 落としけり 】(2026.07.01)
- 「町を歩いて、縄のれん/太田和彦」を読みました。(2026.06.29)
「書籍・雑誌その2」カテゴリの記事
- 「作家の贅沢すぎる時間/伊集院静」を読みました。(2026.10.06)
- 「よそ見津々/柴崎友香」を読みました。(2026.10.03)
- 「やわらかく、考える。/外山滋比古」を読みました。(2026.09.29)
- 「あの人に会いに 穂村弘対談集/穂村弘」を読みました。(2026.09.23)
- 「日本の乗用車図鑑 1992-1996/自動車史料保存委員会編」を読みました。(2026.09.21)
« 俳句を詠んでみる_0027【 寒茜(かんあかね) 後席に乗る 亡(なき)祖父母 】 | トップページ | 俳句を詠んでみる_0028【 掌(て)を握り 嬬戀(つまごい)坂 二人 冬の星 】 »



コメント