「暮らし自分流/下重曉子」を読みました。
『暮らし自分流/下重曉子著(海竜社)』を古本で見つけ、読んでみました。
2018年第一刷発行となっていて、過去様々なところから出版された著者の文から「住まい」「おしゃれ」「いいもの、好きなものをつかう」「七十歳からの着物」「暮らしの立ち居振る舞い」「心を遊ばせる時間」などの項目ごとに編集して構成されていました。
いつも下重さんの本を読んでいると、“迷い”が無いです。
それは他の人にはあまり見られないことだと感じました。
「こうしてみよう」と思ったらすぐに実行してみる、その行動力が下重さんのいくつものベストセラーを生む結果を導き出しているのだと思います。
良いと思えば軽井沢で長く住まわれていた家を別荘として手に入れ、そこに仕事場を設けたり、そこが冬寒いとなると、冬用の別荘もすぐ隣に購入して、友人達を招いて宿泊させたりもしていました。
親の残した古い家具なども運び込んで、自分の気に入った家具を気に入ったようにレイアウトし、自分らしい住まいをつくりだしています。
骨董に興味があり、勧められると骨董商の資格免許を取って、骨董商まで始めてしまいます。
何年かやってずっと赤字だとスパっとやめています。
そういうところの決断力もすごい。
服装にしても、自分はこれこれこういうものが好きだし、自分はこういうものが似合って、コーディネイトはこうするのがいいと決めると迷いのないファッションを心がけています。
そして人との付き合い方も自分の考え方と実際のやり方がしっかりと決まっていて、ちょっと凡人には難しくて真似出来ないこともあるよなぁと思ったりもしましたが。
でも年齢を重ねてくると、あれこれ迷って何か月も何年も経ってしまうような人が多い中、下重さんのような感覚で物事を決め、実行していくことによって、自分でも納得できる生き方、住まい方が出来るだろうと思いました。
私もある程度考え方を決めておいて、家のことや、家族その他のことについてもうまく判断・決断しながら生きて行こうと思いました。
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