俳句を詠んでみる_0149【 初めての 彼女の部屋で 出た桜湯 】
学生の頃、はじめて桜湯というものを飲んだときのことを詠みました。
【 初めての 彼女の部屋で 出た桜湯 】
《背景》季語:桜湯[春]
学生時代、彼女の家に遊びに行き、彼女の部屋に入ると、しばらくして彼女が茶托にのせて奇麗な湯呑みに桜湯を淹れて運んで来た。
これはお目出度い席や、春を喜ぶ心をあらわすときなどに出すのだよ、と教えてくれた。
まだ学生で何も知らなかった私は、とても嬉しくて素敵なことだと思った。
この家で桜の花を塩漬けしているのだろうと思うと、そんな家の彼女を大切にしなくては・・と思ったのでした。
その後、社会人になり、色々な人の結婚式に招かれ、控室に入ると桜湯が出てくる。
その度に彼女が運んで来た姿を思い出した。
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