「絶叫委員会/穂村弘」を読みました。
『絶叫委員会/穂村弘著(筑摩書房)』という本を古本で見つけ、読んでみました。
2010年第一刷発行となっていました。
PR誌「ちくま」に『名言集(2005年2月~4月)』と『絶叫委員会(2006年4月~2009年12月)』というタイトルで初出掲載されたものをまとめたものです。
内容は、簡単に言うと“なんだそれ?!”っていう言葉を過去の出来事や、身の回りで起こったこと、電車の中の他人の会話など、いろいろなところから拾ってきて、それを検証?してみるといったものでした。
これが意外と面白い(#^.^#)
よく飲食店などで見かける《テレビで紹介されました》っていう貼り紙。
古びて色褪せた新聞記事などが隣に貼り付けられているとなお面白い。
やはりなんかそれを見て“さみしい気持ち”になります・・。
もひとつ《何歳に見える?》・・これはいきなりミサイルを打ち込まれたような騒ぎが心の中に起こります。
さあ、どうする。かなり若く言い過ぎてもわざとらしいし、ドンピシャもまずそうだし、ましてやより年上に言ってしまったら大変なことになる・・(^-^;
喫茶店に一緒に入った相手から《俺、砂糖入れたっけ?》・・ど、どういうこと?!
と思うけど、自分で忘れちゃったんでしょうね。
何処かで聞いたことがあると思い返していたら、ウチの妻でした。
出掛ける時に「ねぇ、私、台所の火消したよねぇ」とか「私、さっき玄関閉めたよねぇ」・・っていうのがしょっちゅうあります(^_^;)
なんかよくわからない“キラー・パス”です。
いくつか例を挙げてみましたが、上記のような言葉がたくさん見つけられ、様々な考証がなされていました。
馬鹿馬鹿しいけど、この本、面白かった(^o^)
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