「夏井いつきの 美しき、季節と日本語」を読みました。
『夏井いつきの 美しき、季節と日本語/夏井いつき著(ワニブックス)』を古本で見つけ、読んでみました。
2015年初版発行となっていました。
内容としては、俳句の季語を意識することによって、手紙やメールを送るときにちょっといい表現ができるようになれば、というものでした。
なるほど読んでみると、季語を意識すると、手紙やメールの出だしが軽く入りやすくなるな、と思いました。
ほんのちょっとした季節の変わり目や、人の動き、花、景色、天候、行事など、季語を意識することで、受け取った側はホッとしたり、気持ちよくなったりと好結果を生むようです。
問題は・・手紙を書く人がどんどんいなくなってしまう現在の状況です。
メールにしても、LINEのようにいきなり本題に入ったりするものが登場したり、仕事上のメールでも形式などに拘らず、前段なしで本論に突入だとか、絵文字が付いていたりもするケースもあります。
若い人には上記のようなことが当然のことのように感じているかと思いますが、季節を意識したような、あるいはタイムリーな、うまい出だしがある文は相手の心に響きます。
今や手紙がうまく書けないと共に、携帯電話で個人間のやり取りしか経験せずに社会に出てしまい、業務上の電話での会話も出来なくなっているというのが現状ではないでしょうか。
というわけで、この本はそんな人にもやさしく、手紙の書き方から、メールの実例なども載せていて、ある意味実用書です。
私には、実用書としても、そして手紙やメールの世界から見る季語の良さも俳句とは逆の方向からみたこととなり、とても参考になりました。
人との付き合い方にちょっとしたフレーバー、スパイスとなるヒントがたくさん載っている本でした。
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