「そのへんをどのように受け止めてらっしゃるか/能町みね子」を読みました。
『そのへんをどのように受け止めてらっしゃるか/能町みね子著(文春文庫)』を古本で読みました。
週刊文春の連載「言葉尻とらえ隊」の2018年~2020年までのものから選抜・改稿し、まとめたものと記されていました。
義母を病院の検診に送別したときに、病院で検査などの時間待ちの時に読みましたが、もともとの連載文が「言葉尻とらえ隊」というタイトルのものから持ってきているとのことで、文字通り“言葉尻”を捉えて食い下がるというか、食らいついている感じの内容に疲れました。
5~7年前の連載文なので、今となってはもうあの頃のSNSでの一言に炎上したり、遠慮会釈のない誹謗的なコメントが集まった事象などについて事細かに喰いついているのですが、現在の段階で私が読むと、「もう、うんざり」という感じでした。
病院の待合ロビーで読んでいたのですが、自分が具合悪くなり、入院したくなりました。
この頃はよかったのかもしれませんが、芸能人などの行動、発言、世の中で目だっている人の奇異ともとれる言動などについて突っ込みが入るわけで、今の私には神経がおかしくなるような事ばかりで、思い出すのもイヤなことばかり。
この本が出た頃だったら、どんどん読み進むことが出来たのかもしれません。
しかし、今のSNS全盛の風潮に身も心も“削られた”ような心境の私にはもう読む力が残っていませんでした。
疲れ切ってしまい、感想としてはこのくらいです。
面目ない。
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