「永井荷風 ひとり暮らしの贅沢/永井永光・水野恵美子・坂本真典」を読みました。
『永井荷風 ひとり暮らしの贅沢/永井永光・水野恵美子・坂本真典(新潮社)』を古本で見つけ、読んでみました。
2006年発行のもので、永井荷風の生い立ちから亡くなるまでの人生、荷風と関りのあった人達、荷風の暮らしぶり(戦争の前後はかなり厳しい状況)などをふんだんな写真と共に書かれたもので、荷風がどんな人であったか詳しくわかる・・という風な本でした。
荷風の作品に対するこだわりは読んで初めて知りましたが、異常なくらいで、推敲に推敲を重ねて本が出版されているものの、さらに出版された本にも「朱」を入れて、まだまだ推敲していた痕跡の残る本の写真も掲載されていました。
身なりや食べ物に対するこだわりも尋常ならぬものがあり、人の好き嫌いもはっきりしていて、それにも驚きますが、女性関係も今の時代には考えられないものがありました。
戦後の最晩年は千葉県の市川市に居を構え、生前最後の夕食は市川の八幡にある「大黒家」でのカツ丼だったそうでお燗した酒を一本、お新香を肴に味わい、カツ丼もきれいにたいらげてあったのだそうです。
私も荷風の作品を読むようになってから、まだ営業していた頃の「大黒家」に出かけ『荷風セット』という荷風が最後に食べたものの再現を食べてみたことがあります。
日本酒とカツ丼?と思ったのですが、いや意外といけるのでした。
この本の最後の方には、『ぬれずろ草紙』という死後に発見され、全集にも未収録となっていた「春本」が永井永光氏(荷風の従兄弟にあたり、1944年に養子縁組で荷風の子となっている)が、回想と共に公開しています。
ちょっと読んだけど、かなり“エロい”もので、今と違って描写が生々しくてドキドキを通り越して妙な胸騒ぎが起こり、パタンと閉じてしまいました。
またいつか見ようと思います(^^;






















































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