「NHK俳句 ひぐらし先生、俳句おしえてください。/堀本祐樹」を読みました。
『NHK俳句 ひぐらし先生、俳句おしえてください。/堀本祐樹著(NHK出版)』を古本で手に入れ、読みました。
「NHK俳句」2017年4月号から2019年3月号に掲載された「ひぐらし先生の俳句指南」に書き下ろしを加え、まとめたものと記されていました。
これが実に面白い!
引っ越しの挨拶をしに俳人の「ひぐらし先生」を訪ねてきた青年が、その場で弟子入りを志願し、なんとか弟子入り、そして先生から青年への二年にわたる俳句指導の様子が小説のように書かれているのです。
私が俳句を覚えて来たのと同じような経過で、歳時記、俳句のリズム、切れ、写生、一物仕立て、取り合わせ、地名の活かし方、比喩表現、外来語の使いかた、てにをは、感情表現、色のあらわし方、新年の季語、挨拶句、句会の体験、吟行の体験・・と、物語形式になっているので実に読みやすく、生徒である青年がやがて俳句雑誌で賞を取れるまでに成長する様子が描かれていました。
感動的なストーリーに仕立てられていて、ちょっと涙ぐんでしまいました。
また、ラストの方で先生の結社には入らずに勉強していた青年が、いよいよ先生の結社の人達と句会、吟行という経験をして、そこでは恋までしてしまう・・という小説的な流れが、テキストとして存在しているこの本に感情移入してしまうような魅力を持たせていました。
私自身にとっても、今まで覚えてきた俳句の基礎的なことをもう一度確認することが出来て、あらためて勉強になりました。
この本も俳句を詠むに当たって、今後も参考になる欠かせないものとなりました。
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