「日本の名随筆 別巻66 方言/清水義範・編」を読みました。
『日本の名随筆 別巻66 方言/清水義範・編(作品社)』を古本で見つけ、読みました。
古い本です。1996年第一刷印刷と記されていました。
編さんされた著者の顔ぶれもすごくて、谷崎潤一郎、井伏鱒二、水上勉、宮尾登美子、五木寛之らに加えて、渡辺えり子、伊奈かっぺいなど、方言といえばという人の随筆も含まれていました。
私が初めて「これ、方言だったのか」という言葉も多々ありました。
さらに東北弁はなぜおかしいのか、というテーマで書かれている浅田秀子さんの文も面白かった。
それも仙台弁が体に沁みついていて、さらにそれが好きだという著者本人がなぜおかしいのかを分析していました。
どの著者も方言に愛着があり、その方言でなければ伝わらないものや、方言によって使っているその人そのものが浮き出してくるような感じもある、というようなことも書かれていました。
各々の著者の書きぶりも力が入っていて、読むのにも疲れるくらいの熱の入れようでした。
方言の研究書としても価値のあるものだと感じました。
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