「俳句なんでもQ&A/大屋達治」を読みました。
『俳句なんでもQ&A/大屋達治著(NHK出版)』を古本で見つけ、勉強してみました。
2002年第一刷発行となっていますので、20年以上も前の本ですが、内容は充実していました。
特に印象に残ったというか、初めて知った用語もあって勉強になったのは、「一句にふたつの“切字”はどんな場合に許されるか」という項目でした。
例示されていたのは「降る雪や明治は遠くなりにけり」でした。
降る雪やで「や」、なりにけりで「けり」という切字がふたつあるが、これでいいのか、というわけです。
で、俳諧用語で『抱え字』と呼ばれる助詞を使用しているから許されるというのです。
「は」や「も」などの“抱え字”を用いれば良いのだということで、この“抱え字”という用語を私は知りませんでした。
著者は国語辞典としては日本最大の「日本国語辞典(小学館)」から長い引用をして解説してくれていました。
そして「一物仕立て」という、たとえば「花」についてそれだけを詠む句に対し、私がよく聞いていたのは、何か別のものを「とりあわせ」と言って二つ合わせて詠む手法があるのですが、それについても「二物衝撃(にぶつしょうげき)」という俳句用語を使われていたのも新鮮でした。
私も“衝撃”の文字を使った方が印象的でいいんじゃないか、と思いました。
例としては「たんぽゝや長江濁るとこしなへ」という句や「くもの絲(いと)一すじよぎる百合の前」などが挙げられていました。
ほかにも「つきすぎ」とはなにか、「句会」「吟行」、「結社」についても今までにない詳しい説明がなされていて、たいへん勉強になりました。
この本も手放せない私のテキストとなりました。
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