「嵐の中の生きがい/城山三郎」を読みました。
『嵐の中の生きがい/城山三郎著(角川春樹事務所・ランティエ叢書)』を古本で見つけ、読みました。
2001年第一刷発行となっていました。
今まで城山さんの本は数多く読んできましたが、この本は城山さんが出会った人、あるいは城山さんが知る歴史上の人物について城山さんの視点から見た人物像と、城山さんの心に深く残った言動について書かれていました。
城山さん自身が自らに厳しい生き方をされた方だけあって、取り上げている人達も自らを律した生き方を最後までされていた方々ばかりでした。
戦後、宮田自転車に就職し、取締役兼技術部長を最後に退職した高島信治氏のことが書かれていましたが、これまでの経験や技術をフルに役立てたいと様々な国に出て指導助言を行うことをほとんど給与とは言えない額のものを受け取り、安い家賃の最低限の住居に住み、残りの人生を捧げるように生きていました。
読んでいるだけで体が震えるようでした。
世の中にはこういう立派な人がいるのだ・・しみじみとして読んでいると、次から次へとそんな人達との出会いが紹介されていました。
城山さんはそんな人を追いかけて取材し、やがて小説にまとめあげています。
だから城山さんの作品を読むときには、“襟を正して”読むことになるのです。
すでに何冊かの小説を見つけてきているので、また読みましたら、ご紹介したいと思います。
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