「むは力/椎名誠」を読みました。
『むは力/椎名誠著(本の雑誌社)』を古本で見つけ、読みました。
「本の雑誌」に1997年~1999年にかけて掲載されたものをまとめ、1999年に初版発行されたものでした。
つまり三十年近く前のものなので、著者、椎名さんも勢いある筆致で書かれた文ばかりでした。
時代が時代なので、椎名さんが初めてワープロ専用機で原稿を書いている(打っている?)場面も出て来ました。
北海道に別荘のある場面も出てくるので、今とはかなり異なる状況です。
息子さん、娘さんを訪ねてアメリカに行く話もありました。
もうその頃から、アメリカを立つ時に、次はいつ子供達と会えるだろうと、しんみりしたりしていましたが、時は流れました。
お酒(特にビール)なども、ガンガン毎日飲んでいる様子が出て来ました。
血圧が上がっては、鍼灸の先生のところに行って相談し、“ハリセンボン”(?本人がそう言っている)状態に鍼を打ってもらい、血圧を下げようとしている話題もありました。
うどんに凝って毎日食べたりもしていました。
それらの話題はかつて読んだことのあるものばかりでしたが、でも、自分もかつてこれらの話を読みながらうらやましかったり、笑ったり、興味を持ったりしたことを思い出し、不思議な懐かしい感覚が蘇りました。
あのときの気持ちのまま読み終えました。
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